親の学校!ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や母子登校などの解決を目指して! ここは「親が変われば子も変わる」をスローガンに掲げる親の学校です。 カウンセラーが綴るカウンセリング理論や最新の子育て論など情報満載。 2008年にブログを開設をし、発信し続けた情報は子育てで悩む多くの親御さんたちに元気をおすそわけし、支援を受けた多くの子どもたちが学校へと戻っていきました。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの家庭教育カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

どんきー先生の記事

2017年08月08日

復学支援の現場から 後編

ブログ読者の皆様こんにちは。
8月8日8時8分にブログをアップしております。どんきー先生です。

前回ブログの続きです

家族での話し合いでは・・・
・基本的には子に任せること
・勉強面も彼のやり方に任せる
・朝起きれないときにだけ声をかけてもらう

そして、一番大事なこととして・・・
・子を信じて見守っていくということ
を話し合いの場で親御さんから子どもに話をしてもらいました。
子どもは信じてもらえたことがうれしかったのか涙ながらにこの親からの提案を受け入れていました。


この翌日彼は登校しました。
そして、その後一週間何とか休まず登校を果たしました。
しかし、一週間行った後、「やっぱり学校はしんどい」というようなことをお母さんに言ってきていました。
前回のブログでも書きましたが、復学後継続して登校し続けることが何よりも難しいことです。
彼の性格上、弱音を吐くことははあるだろうという想定はしていました。

ただ、ここで何も対応をせずにしてしまうとまた継続登校に支障が出てしまうことが懸念されました。
この時点で親御さんと相談し家庭で(特にお父さんに)彼を労ってあげるという対応を組みました。
というのも、このケースでは彼自身が家族に対して(特にお父さんに)コンプレックスを感じている節があるように見受けられていたからです。

そのお父さんから労いの言葉をかけてあげることで、お父さんに対するコンプレックスを解消する狙いと、「承認してもらえた」という感覚を与えられるのではないかという狙いを持って対応していただきました。

ただ、思春期の中学生ですから、親からのそういった言葉に照れが出たり、不貞腐れたりする態度をとってしまうことも想定されたので、
「一週間よく頑張った!お父さんはお前を信じてよかった!来週からも頑張れよ!」
という一言だけを伝えて頂くように親御さんにはお伝えしました。


そして、実際、対応をしていただきました。
子どもの反応としてはその場では「うん」とだけ言い、お父さんのいないところでお母さんに「偉そうに・・」と悪態をついていたそうですが、表情はまんざらでもないという表情をしていたそうです。もしかしたら、照れていたのかもしれません。

その日から彼は一日も休まず一学期を終えることができました。

1日も休まず行けた理由として、彼の口から「この日があったから」ということを聞いたわけではありません。
しかし、この「労う」という当たり前のようだけどもなかなか親子関係ではしないようなことが彼にとっては親に「信じられている」「認めてもらえた」というような承認を与えることができ、彼の中にあった承認欲求を満たしてあげることができたのではないかと思います。


私たちの支援では私たちがお家に入り子どものサポートをして復学、継続登校を目指すことはもちろんですが、何よりも大事なことは「親がいてはじめて子どもがいる」ということ。
対子ども、対親というよりも、「家庭」に対して私たちは支援をしているということです。

私たちの支援では子どもへの直接的なサポートだけではなく、家庭内においての親御さんの子どもへの関わり方についてもサポートしています。

その大きな理由としてはいずれ私たちが支援を離れることになるからという理由が大きいです。
今回の事例のように、親の関わり方一つでガラッと状況が変わることがあるということもあります。

私たちは復学支援と銘打っているようにあくまでサポートしかできません。
「親御さん自らが子どものために何とかしてあげねばという気持ちや覚悟が根底にあるからこそ支援が成り立っているんだ」と改めてこのケースでは感じられました。

引き続き、復学支援においては「親が変われば子も変わる」という信念は忘れずに1件1件向き合っていきたいと思います。

それでは、また次回ブログ記事にてお会いしましょう。

※細かい対応面や、状況の変化などは実際にはもっとあります。この場では省略しておりますのでその点はご理解いただいた上でお読みください。


 どんきー先生

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2017年08月05日

復学支援の現場から 前編

ブログ読者の皆様こんにちは

お久しぶりです
どんきー先生です

夏休みも前半が終わりましたね
みなさんのお子さんたちも夏休みを満喫していますでしょうか?

私はというとこの一ヶ月は夏休みまでに復学を目指す子のために教育コーチングや親御さんとの面談カウンセリングのためにあちこち動いておりました
またそれが終わると2学期に復学を目指す子のための教育コーチングを夏休み中に行う予定の子もいますので、夏休み中も私は忙しくなりそうです

そんな復学支援現場で大切なことを最近感じることがありました。


それは親御さんの子どもを信じる力、承認することの大切さです。

あるお子さんの復学支援での出来事です。

その子は学校に復学を果たすことはできたものの、継続登校中にお休みしてしまいました。
実は、継続登校に入ってから学校をお休みしてしまうこと自体は珍しくありません。
むしろ復学を果たすことよりも継続して登校し続けることの方がはるかに難しいものなのです。
ですので、私たちの支援ではそういった状況になったとしても、しっかりサポートできるような体制づくりをして支援を行っています。

そのお子さんの親御さんに学校を休んでしまった状況を聞き、話し合いをした結果、「私たちがお家に入って対応してみよう」という決断をしました。

お家に入ってみるとその子は部屋を真っ暗にして布団を頭からかぶってしまっていました。
かなりふさぎ込んでしまっているようでしたが、私が入って事情を聴くと話し始めてくれました。

ふさぎ込んでいる理由としては・・・
・やっぱり学校が怖い
・勉強についていけないことが不安
・友だちにバカにされている気がする(具体的なことは言わず)


ということでした。

この状況から、本人の気持ちが弱ってしまって「学校は怖いところ」という認識をしてしまっていたことが分かりました。
これまで学校を休んでいたわけですから、勉強についていけないのは仕方がないとも言えます。
また、友達に馬鹿にされている気がするというのも、話を聴くと本人の思い込みの部分がかなり強いことがわかりました。

この点から私からは「気持ちを強く持つこと君にとってはとても大事なことなんだよ」ということを話しました。
勉強の不安については、具体的に訪問カウンセラーが教えてあげられることを話していきました。

しかし、彼は訪問カウンセラーのサポートを受けず「一人でやっていきたい」ということを言ってきました。

「確かにお兄さんやお姉さんには助けてもらって感謝しているけど、今、自分が抱えている不安は僕自身の問題だから一人でやっていきたい」

というような内容を主張してきてくれました。

私たちから見れば、それをここまで彼一人ではどうしようもなくて登校できなくなってしまっているわけですから、本当にサポートがなくて大丈夫なのか?という心配をせざるを得ませんでした。

その心配を本人にも話をしましたが、彼は「一人でやるんだ」という主張を曲げませんでした。
ここまで話をしても、彼自身の主張が変わらないことと彼の主張している内容自体は彼自身が強い気持ちさえ持つことができれば達成できないことではないと判断し子どもに任せていくことにしました。

子どもに任せるとはいえ、一人でやれる限界は必ずあります。

ですので、家庭のサポートを組んでいく必要があると判断し、親子の話し合いの場を設けることにしました。

続きはまた次回



※細かい対応面や、状況の変化などは実際にはもっとあります。この場では省略しておりますのでその点はご理解いただいた上でお読みください。




それでは、また次回!



 どんきー先生

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2017年05月26日

小1プロブレムに起因する不登校の復学事例 

ブログ読者の皆さんこんにちは。どんきー先生です

前回の続きです。

私の場合は、コーチングという手法を用いて登校刺激を行っていました。
復学を目指すにあたって「きっかけ」が必要な彼女には、どうしても支え役との関わりだけでは気持ちを奮い立たせることが難しかったため、役割の担い分けを明確にしました。

すでに信頼関係を築いている訪問カウンセラーは、彼女にとっては「気持ちの面に寄り添ってくれて支えてくれる優しい人」の役割。
それに対して私は彼女にとっては「多少耳の痛い話をしてでも自分の気持ちを奮い立たせる話をしてくれる人」の役割を担いました。

「耳の痛い話」をすることが彼女にとって復学の「きっかけ」になってくれるだろうということが狙いです。

登校刺激を行った日は、支え役を担う訪問カウンセラーには先にお家に行ってもらい、彼女に寄り添ってもらい、時間差で私もうかがいました。

すでに訪問カウンセラーと彼女が一緒にいる状況だったので、スムーズに話し始めることができました。

話し始めていくと彼女は緊張しながらもこちらの質問には答えてくれました。
小学1年生という年齢を考えると泣いてしまって話にならないことも懸念されましたが、カウンセラーがいてくれたことでそうはならずに話ができました。

彼女と話始めると小学1年生とは思えないぐらいしっかりと自分の気持ちを話してくれました。

彼女が学校をお休みしてしまった理由としては
・給食が嫌だった
・うるさいお友達がいることが嫌だった
・お母さんがいないのが嫌だった

この3つとのことでした。

それと同時に、「でもそれは昔のことで、今は大丈夫と思う」ということも言ってくれました。

これは家庭内での親御さんの対応や訪問カウンセラーとの関わりによって彼女が変わり、少したくましくなった証拠なのだとも言えます。

そして、私は彼女に「学校には行きたい?」と問いかけました。

すると彼女は「学校に行きたい」とはっきり口にしてくれました。

それと同時に学校に行く上で不安があることも言ってくれました。

それは
・クラスの友達がどう思っているかが分からないこと
・勉強ができるかどうか

ということでした。

まだ小学1年生ということを考えれば、この2点が自分の口で言えただけでも、しっかり考えて話ができる子だということを物語っていました。
なぜなら、他のケースではこの時点では何が不安なのかさえわからない子が多くいるからです。

彼女の言う学校に行くにあたっての不安を取り除いてあげることと、実際に学校に行くにあたって他にも不安が出てくるかもしれない可能性を考え、訪問カウンセラーには復学に向けてどういった準備をしていけばいいかを本人と相談し合っていただきました。

約1時間ほどの話し合いで、学校に戻るためにどういう準備をしていくかも詳細に決めることができました。

学校に戻ることが決まってからは家庭生活について親御さんも含めて話し合っていきました。
彼女の生活はお母さんにあまりにも依存している傾向にあり、それが影響して不登校になってしまった経緯があったからです。
彼女は親御さんに向けて、「これからは1人で出来ることは1人で頑張る!」と力強く宣言し、お父さんお母さんに対してこれまでのことを振り返り「ありがとう」と感謝を伝えることができました。
もちろん小学1年生ですから、まだまだ親の手助けが必要です。
ですが、ここで「頑張る!」と親御さんに対して宣言できたことが何よりも価値があることだと私は思いました。

この日から彼女は訪問カウンセラーと二人三脚で復学に向けて準備をしていきました。
準備の期間中、彼女は1人で留守番をしてみたり、今までならお母さんに何でも聞いていたところをカウンセラーに聞くようにしたり、彼女が親御さんに宣言した通り、1人で出来ること1人でトライすることができていました。
準備もスムーズに何一つ嫌がることなくすべて前向きに取り組めていたようです。

学校の先生方も協力的にサポートしてくださり、いよいよ彼女の登校する日を迎えました。
私も登校日の朝、彼女が勇気を出す瞬間を見に行きました。
さすがに表情は緊張していたため、私が「緊張してる?」と聞くと「うん」と正直に答えていました。


それもそのはずです。
いくら準備をしてきたとはいえ、何か月も離れている学校に行こうという訳ですから、緊張しないはずがありません。
その緊張を和らげてあげる為にカウンセラーは前日からお家に泊まらせてもらい、この時点でも彼女のそばに寄り添いしっかりと支えている状況でした。

私からは、「緊張していいんだ。緊張しない方がおかしいからね。その緊張を乗り越えて学校に行けば、必ず楽しいことが待っているよ」と話をし、彼女もそれに大きく頷いていました。


そして、彼女はお母さんに「いってきます!」と声をかけ、カウンセラーとともに玄関を出ていくことができました。


それから、彼女は2年生になり現在も休まずに毎日学校に行っています。


現在、彼女は「学校が楽しい」と言って毎日通い、学校から帰ってからは友達の家に遊びに行き、遊び終わったら宿題を済ませ、夕飯時には学校であったことをお母さんに楽しそうに話して、1人でお風呂に入り、自分で目覚ましをかけて就寝するという、小学生として当たり前な生活を取り戻しています。

もう「学校が怖い」ということもありません。
「ママぁ〜!」と泣きながら呼ぶこともなくなりました。


家庭が変わり、子どもが変わった。

それがあったからこそ現在の彼女の姿があるのだと思います。



この度は本当に、復学おめでとうございます!

 ※細かい対応面や、状況の変化などは実際にはもっとあります。この場では省略しておりますのでその点はご理解いただいた上でお読みください。

 どんきー先生(佐藤博)

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2017年05月22日

小1プロブレムに起因する不登校の復学事例 

ブログ読者の皆さんこんにちは。どんきー先生です

前回の続きです。

家庭内では、
・1人で出来ることも親が手伝っていた
 →なるべく1人でできることは1人でやらせてみるようにする。
・親が子どもの代わりにすぐに答えを出してやっていた
 →なくなるべく子どもに考えさせるようにする
・親主導で話しをする
 →極力子どもの方から発信してくるのを待つ
・子どもが失敗をしたら叱る
 →その失敗を踏まえて次はどうすrのかを一緒に考えてあげる
・悪さをしたときにお父さんが叱らない
 →しっかり「これはやってはいけないこと」という認識が持てるように父親が叱る

というような対応の変化を約1ヶ月ほど取り入れて実践していただきました。


そうすることで、今までできなかったことが以下のようにできるようになっていきました。
・1人でお留守番をある程度できるようになった
・親に「どうしたらいい?」と聞かずに自分で考えて行動できるようになった。
・多少の失敗をしても「まぁいっか」と切り替えられるようになった
・母親への依存度合いが緩くなってきた
・嫌いなものも食べる努力をすようになった

このように、彼女の性格傾向の中で学校生活において不適応を起こしていた部分の改善が見られてきました。
彼女は学校を休み始めてから学校の話題を口にしなくなっていました。
ですが、上記のような変化とともに「学校に行きたい」というような話をポツポツと話すようになったのです。

しかし、なかなか1人だけでは行動にまでは移せない様子。
親御さんからもお子さんに対して「登校」について話をしてもらいましたが、「復学」するというところまで話をもっていくのがどうしても難しいとのことでした。
復学するしないの話に発展できない理由としては、本人が「学校のことがわからないから不安」であると感じていたからです。

当然といえば当然ですが、学校から離れる期間があればあるほど、学校のことがわからなくなってしまいます。

例えば、
・休んでいる間のクラスの雰囲気
・授業はどこまで進んでいるか
・クラスのみんながどう思っているのか

…などがあげられます。これはほかのお子さんのケースでもよく出てくる不安でもあります。

ですので、本人が「学校に行きたい」「でも、どうやって不安を解消したらいいかわからない」と悩みだしたタイミングで、ダイレクトアプローチを行うことになりました。

まず行ったのは、彼女の支えとなる訪問カウンセラーの導入です。
初めて訪問カウンセラーと会った時は、多少緊張はしていましたが、その後はすぐに緊張もほぐれたようです。週に2回ほどお家に通い、しっかりとリレーション(信頼関係)を構築していきました。

私たちは訪問カウンセリングの際に「遊戯療法」という手法を用いてカウンセリングを行います。

遊戯療法は、子どもたちが興味を持っている遊びと同じ遊びを一緒にしてあげることで子どもたちとカウンセラーとのリレーションを構築したり、子どもたちの性格を分析したり、一緒に遊んであげることで癒しを与えるなどの効果が期待できます。

1ヶ月ほど通ったころには「あのお姉さんたちいつ来るのかなぁ」とカウンセラーが来ることを楽しみにしてくれるほどになりました。

ただ、ここまでカウンセラーとのリレーションの構築はできましたが、「学校に行く」という話は彼女から出てきませんでした。
このままの状況でもいつか学校に行くことについての話が出てくるかもしれませんがそれを待っていてはさらに学校を休ませてしまいかねません。

ある一定のお休みの期間をとった狙いとしては家庭内の対応を変えることで子の性格傾向の変容を促すことでした。その部分は狙い通り彼女は変わってくれました。
カウンセラーも導入でき、良い関係も築けました。
これ以上休ませても狙っていた効果以上にマイナスな面が大きくなってしまって勇気をもって休ませたことが意味をなさなくなってしまいます。

こうなってしまった理由としてはおそらく彼女は学校に行くための「きっかけ」を失ってしまっていたのだと思います。

ですので、学校に行くための「きっかけ」を与えていくために、私が直接彼女に対応をしていくことにしました。

続きはまた次回

 ※細かい対応面や、状況の変化などは実際にはもっとあります。この場では省略しておりますのでその点はご理解いただいた上でお読みください。

 どんきー先生(佐藤博)

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2017年05月19日

小1プロブレムに起因する不登校の復学事例 

ブログ読者の皆さんこんにちは。どんきー先生です

前回の続きです。

支援をスタートしてからはまずこの状況を何とかしていく必要がありました。

担任の先生と連絡を取り、親御さんとも話し合った上で、「結果学校から離れてしまうことになるかもしれないが教室の中でお母さんがいるという状況をやめていこう」という対応を取りました。

どうしても、教室の見えるところにお母さんがいると子どものほうがお母さんを頼ってしまいます。
お母さんは学校の中にはいるけれども、子どもからは目の届かないところで待機するという形に変えていきました。もちろんこの時には親からも先生からもそのようにする旨を子どもに伝え、本人も納得したうえで実行しました。

すると、しばらくは教室で一人で過ごすことができました。
しかし、徐々に行き渋るようになり、最終的には登校も難しい状態になりました。
その理由としてはやはり、「お母さんが教室にいないから学校が怖い」という母子依存による母子分離不安によるものでした。

この状況になってからは担任の先生や親御さんとも話し合い、しばらく学校をお休みさせて学校との距離を取ろうということになりました。

私たちの復学支援ではわざとお休みさせたほうが往々にして復学が早まるケースが往々にしてあります。
今回のケースでは、中途半端に学校に行くよりも休ませて対応したほうが早期の教室復帰が望まれると判断しました。
私たちの言う「教室復帰」とは、朝から1人で学校へ行き、1人で授業を受け、1人で帰ってくる・・・という、他の子どもたちもやっている通常の登校のことを指します。
親が付き添っての教室復帰ではこのケースでは状況がより悪化すると判断しました。

「母子登校は登校はしているのだから、不登校よりも状況が良い」と思われがちですが、実際経験した親御さんからお話を聞くとある面では不登校よりもつらいものがあるとみなさん口をそろえておっしゃいます。
親御さんとも何度も相談を重ねた上での決断となりました。

学校を休むようになってからは、お家の中での子どもの生活と学校の中での生活とを見比べて、より詳しい性格分析をしていきました。

そこから見えてきた子どもの性格としては・・・
・完璧主義傾向
・母子分離不安
・異常なまでの心配性
・嫌なことから逃げがち
・叱られることを極端に嫌がる


といった性格傾向が見えてきました。


こういった性格傾向の子は小1プロブレムに直面する傾向にあります。

簡単に言うと小学1年生でありながら、年相応の自立が果たされていなく、中身は幼稚園児のまま学校に登校しているようなものだからです。中身が幼稚園児なのに小学生と同じことをやればそれはストレスフルになっても仕方ないでしょうし、「学校が怖い」となってもおかしくないですよね。


では、なぜこのような性格傾向になったのか?
一概には言えませんが、家庭の状況とこれまでの家庭教育を振り返ってみていくことでその要因が見えてきました。

親の家庭内での対応としては
・過保護・過干渉傾向にある
・失敗しそうでも先回りして対応し失敗させないようにしてきた
・子を叱ったことがない


というような特徴が見えてきました。
もちろんこれだけがすべての要因になるとは限りません。
子どものために良かれと思ってやられてきた対応だということは私もわかっています。

しかし、学校という環境に入ったときに、親のようにかまってくれるような人はいませんし、子が失敗しそうでも助けてくれるような人はなかなかいません。学校では叱られることもあります。

この学校生活とのギャップが彼女の不登校の一因になったのだろうと推測できました。


ですので、学校をお休みさせてから親御さんには家庭内の対応を学校生活とのギャップを埋める意識をもって対応していただきました。
学校に行かせながら対応を変えればいいと思われがちですが、このケースの場合、どうしても学校に行くことを前提として対応をするとなると「学校に行かせる」というところがクローズアップされてしまい、親御さんの対応が「行かせる」ために過干渉にも過保護にもなりやすい状況になりやすい環境に陥ってしまいやすいのです。

長くなりました。
続きはまた次回。


※細かい対応面や、状況の変化などは実際にはもっとあります。この場では省略しておりますのでその点はご理解いただいた上でお読みください。

 どんきー先生(佐藤博)


ペアレンツキャンプ無料支援説明会のお知らせ!
↑5月21日、6月10日に上記説明会を行います。ご興味を持たれた方はぜひご覧ください

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