新学期になって3ヶ月が経ち子ども達も新しい環境に慣れてきた頃だと思います。
夏休みまでもうすぐということで(早いご家庭では夏休みがスタートしてるところもありますね)、ここをモチベーションにどうにか頑張ってもらいたいものですね
ただ梅雨ということで気分も落ちますし、「心の疲れ」というのも出やすくなってくる時期でもあります
勉強や人間関係などからくる疲れやストレスを感じている子も多いことでしょう。そこで親御さんがまずい対応を取らないように、支援を受け始めてすぐの親御さんによく見られる対応をご紹介していきたいと思います
皆さん、こんにちは!レオ先生です
今回は私が見てきた中で最も多い、親御さんがついついやってしまいがちなまずい対応を書いていきたいと思います。
結論から言ってしまうと、子どもに対してのアドバイスが多いということです。
親御さんとしては子どものことが心配で、つい気になって言ってしまった…ということが多いのではないかと思います。お気持ちはよくわかるのですが、私たち大人でも正直アドバイスよりもただ話を聞いてほしかっただけなのに…という瞬間はありませんか
相手が正論を言っているのは分かるし、自分でもそうは思っているんだけどなんかモヤモヤする…ということはよくあるのではないかと思います。
一般的にありそうな大人同士の会話でまずは考えてみましょうか。
例えばですが、以下の会話を見てください!
【ケース】(大人)
A:最近体の調子が悪いときが多いんだ
B:え、それってちゃんと寝てなかったり、食生活が乱れたりしてるからじゃないの?
A:確かに仕事とか忙しいとさ、ついそうなってるかな
B:ほらね。そんなの意識の問題だから、ちゃんとしなよ
ご飯はバランス良くとって、決められた時間に食べる癖をつけたらいいと思うよ。
仕事だってAの要領が悪いんじゃないの?しんどいんなら上司に相談してみれば?
A:まあ、それはそうなんだけどさ…
B:じゃあいい食事メニュー教えてあげるね!
A:うん…(モヤモヤ)
いかかでしょうか?この会話を見るだけで私はすごく嫌な気持ちになりました
こういった友達がいたらすぐに距離を置きたくなってしまうと思いますし、これ以上関わらないようにしようかな…という流れになると思います。
なぜかというとAさんの気持ちを全くBさんは受け取ってくれていないと感じますし、Bさんはアドバイスに見せて自分の意見を押し付けているように見受けられるからです。相手がアドバイスを求めているならいいとは思いますが、そうでなければ口うるさく感じてしまうでしょう。これが友人や職場の人相手であればぐっと堪えることも出来ると思いますが、家族間であれば「うるさい!」などの反発も出てきてしまうでしょうね…。
ここで気を付けたかったポイントとしては相手の気持ちを受け止めること、そしてアドバイスなどはせずにただ聞いて共感してあげることだと思います。ではこれを意識した会話だとどうなるでしょうか?
【ケース】(大人)
A:最近体の調子が悪いときが多いんだ
B:そうなんだ。それはしんどいよね
A:つい仕事が忙しくて睡眠時間が減っちゃって、食事もカップラーメンばかりなんだ。
B:仕事が忙しいとそうなっちゃうよね。Aさんの気持ち分かるわ。
A:うん…だからまずは野菜をとることから始めて、仕事のことも上司に相談してみようと思うんだけどBさんはどう思う?
B:そうだね、すごくいい考えだと思うよ
A:ありがとう!聞いてもらえてスッキリしたよ
Bさんが聞き手に回り相手の気持ちを汲むことで、Aさんからの発信も増えていますね
実際にご家庭では親御さんからの発信が中心で、子どもからの発信が少なくなっている場合が多いと言えるでしょう。何かあった時には自分から言ってくるという経験を子どもにはさせていきたいところです。学校では自分で考えて対処していかないといけない場面が数多くあります。日頃こういった経験が家庭で用意されていなければ、学校でしんどいと感じてしまう理由になることも考えられます。
また親御さん主導の会話や、自分の気持ちを受け止めてもらえないことに子どもが慣れてしまうと、「親に何を言っても聞いてくれない」と認識して、大事なことを相談してきてくれなくなる可能性もありますね
子どもの言ったことを受け止めないということは子どものことを否定していることにもなってしまうので、気を付けていきたいところです。「うちはそんなことしていないわ。」と思われる親御さんもいらっしゃると思いますが、「実はそれ子どもの言ったこと否定していることになってます…」という場合も実際に多いのです。
ではご家庭で子どもが言ってきたことを受け止めずに親御さんの意見やアドバイスを押し付けている場合どのような会話でしょうか?
【ケース】 (小5)
子:疲れたから宿題やりたくないな〜。
親:宿題やらないの?宿題なんて早く終わらせてしまいなさい
子:うるさいな。そんなの分かってるよ
【ケース】 (中2)
子:国語のテスト50点だったんだ。
親:それはあなたがちゃんと勉強してないからでしょう!見直しもちゃんとしたの?
子:したよ…(イライラ)
親:勉強して見直しをしてたらこんなことになってないと思うけどね
子:うざいんだけど、別にお母さんに関係ないじゃん!
親:親に向かってなんて口きくの
子:もうお母さんに言わなかったらよかったわ
ご家庭の場合だとこういった会話になる事が多いのではないかと思います。
ではこれを相手の気持ちを受け止めて、アドバイスなどはせずにただ聴いて共感してあげることを意識した場合だどうなるでしょうか?
【ケース】(小5)
子:疲れたから宿題やりたくないな〜。
親:そうだよね、疲れたら宿題やりたくないよね
子:そうなんだよ、今日は体育でシャトルランがあったから余計疲れちゃった
親:そっか、それはお母さんでも疲れると思うわ。
子:だけど後回しにすると余計しんどくなりそうだから今から宿題するか〜
親:うん、それはいい考えだね
【ケース】(中2)
子:国語のテスト50点だったんだ。
親:そっか、50点だったんだね!
子:うん、実は古文のところ勉強してなかったんだよね。
親:そうなんだ。
子:そう、時間なくてさ。悔しい〜
親:それは悔しいね
子:勉強してたら出来たところだと思うから、次のテスト勉強はもう少し早くから始めることにするわ
親:そうね、それでいいとお母さん思うわ
親御さんがアドバイスをしないことで、子どもからの発信も増え自分で結論を出すことが出来ていますね。
子どもというのは親御さんが思っているよりも、ただ話を聴いてほしいものなのです
経験豊富な親御さんからすれば「そんなのこうしたらいいじゃない」とすぐに思いつくこともあるかと思います。
ただその気持ちはグッと堪えて子どもの行動を見守りましょう。
どこまで子どもに言っていいのか分からなくなってしまった時は「この問題は誰の問題なのか」ということを意識してみれば答えが出やすいと思いますよ
子どもが自分でどうすればいいのか考え、自己解決能力も身に付けさせていくためにも親御さんからのアドバイスは控えていきましょうね
それでは、また次回のブログ記事にてお会いしましょう
レオ先生
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夏休みまでもうすぐということで(早いご家庭では夏休みがスタートしてるところもありますね)、ここをモチベーションにどうにか頑張ってもらいたいものですね
ただ梅雨ということで気分も落ちますし、「心の疲れ」というのも出やすくなってくる時期でもあります
勉強や人間関係などからくる疲れやストレスを感じている子も多いことでしょう。そこで親御さんがまずい対応を取らないように、支援を受け始めてすぐの親御さんによく見られる対応をご紹介していきたいと思います
皆さん、こんにちは!レオ先生です
今回は私が見てきた中で最も多い、親御さんがついついやってしまいがちなまずい対応を書いていきたいと思います。
結論から言ってしまうと、子どもに対してのアドバイスが多いということです。
親御さんとしては子どものことが心配で、つい気になって言ってしまった…ということが多いのではないかと思います。お気持ちはよくわかるのですが、私たち大人でも正直アドバイスよりもただ話を聞いてほしかっただけなのに…という瞬間はありませんか
相手が正論を言っているのは分かるし、自分でもそうは思っているんだけどなんかモヤモヤする…ということはよくあるのではないかと思います。
一般的にありそうな大人同士の会話でまずは考えてみましょうか。
例えばですが、以下の会話を見てください!
【ケース】(大人)
A:最近体の調子が悪いときが多いんだ
B:え、それってちゃんと寝てなかったり、食生活が乱れたりしてるからじゃないの?
A:確かに仕事とか忙しいとさ、ついそうなってるかな
B:ほらね。そんなの意識の問題だから、ちゃんとしなよ
ご飯はバランス良くとって、決められた時間に食べる癖をつけたらいいと思うよ。
仕事だってAの要領が悪いんじゃないの?しんどいんなら上司に相談してみれば?
A:まあ、それはそうなんだけどさ…
B:じゃあいい食事メニュー教えてあげるね!
A:うん…(モヤモヤ)
いかかでしょうか?この会話を見るだけで私はすごく嫌な気持ちになりました
こういった友達がいたらすぐに距離を置きたくなってしまうと思いますし、これ以上関わらないようにしようかな…という流れになると思います。
なぜかというとAさんの気持ちを全くBさんは受け取ってくれていないと感じますし、Bさんはアドバイスに見せて自分の意見を押し付けているように見受けられるからです。相手がアドバイスを求めているならいいとは思いますが、そうでなければ口うるさく感じてしまうでしょう。これが友人や職場の人相手であればぐっと堪えることも出来ると思いますが、家族間であれば「うるさい!」などの反発も出てきてしまうでしょうね…。
ここで気を付けたかったポイントとしては相手の気持ちを受け止めること、そしてアドバイスなどはせずにただ聞いて共感してあげることだと思います。ではこれを意識した会話だとどうなるでしょうか?
【ケース】(大人)
A:最近体の調子が悪いときが多いんだ
B:そうなんだ。それはしんどいよね
A:つい仕事が忙しくて睡眠時間が減っちゃって、食事もカップラーメンばかりなんだ。
B:仕事が忙しいとそうなっちゃうよね。Aさんの気持ち分かるわ。
A:うん…だからまずは野菜をとることから始めて、仕事のことも上司に相談してみようと思うんだけどBさんはどう思う?
B:そうだね、すごくいい考えだと思うよ
A:ありがとう!聞いてもらえてスッキリしたよ
Bさんが聞き手に回り相手の気持ちを汲むことで、Aさんからの発信も増えていますね
実際にご家庭では親御さんからの発信が中心で、子どもからの発信が少なくなっている場合が多いと言えるでしょう。何かあった時には自分から言ってくるという経験を子どもにはさせていきたいところです。学校では自分で考えて対処していかないといけない場面が数多くあります。日頃こういった経験が家庭で用意されていなければ、学校でしんどいと感じてしまう理由になることも考えられます。
また親御さん主導の会話や、自分の気持ちを受け止めてもらえないことに子どもが慣れてしまうと、「親に何を言っても聞いてくれない」と認識して、大事なことを相談してきてくれなくなる可能性もありますね
子どもの言ったことを受け止めないということは子どものことを否定していることにもなってしまうので、気を付けていきたいところです。「うちはそんなことしていないわ。」と思われる親御さんもいらっしゃると思いますが、「実はそれ子どもの言ったこと否定していることになってます…」という場合も実際に多いのです。
ではご家庭で子どもが言ってきたことを受け止めずに親御さんの意見やアドバイスを押し付けている場合どのような会話でしょうか?
【ケース】 (小5)
子:疲れたから宿題やりたくないな〜。
親:宿題やらないの?宿題なんて早く終わらせてしまいなさい
子:うるさいな。そんなの分かってるよ
【ケース】 (中2)
子:国語のテスト50点だったんだ。
親:それはあなたがちゃんと勉強してないからでしょう!見直しもちゃんとしたの?
子:したよ…(イライラ)
親:勉強して見直しをしてたらこんなことになってないと思うけどね
子:うざいんだけど、別にお母さんに関係ないじゃん!
親:親に向かってなんて口きくの
子:もうお母さんに言わなかったらよかったわ
ご家庭の場合だとこういった会話になる事が多いのではないかと思います。
ではこれを相手の気持ちを受け止めて、アドバイスなどはせずにただ聴いて共感してあげることを意識した場合だどうなるでしょうか?
【ケース】(小5)
子:疲れたから宿題やりたくないな〜。
親:そうだよね、疲れたら宿題やりたくないよね
子:そうなんだよ、今日は体育でシャトルランがあったから余計疲れちゃった
親:そっか、それはお母さんでも疲れると思うわ。
子:だけど後回しにすると余計しんどくなりそうだから今から宿題するか〜
親:うん、それはいい考えだね
【ケース】(中2)
子:国語のテスト50点だったんだ。
親:そっか、50点だったんだね!
子:うん、実は古文のところ勉強してなかったんだよね。
親:そうなんだ。
子:そう、時間なくてさ。悔しい〜
親:それは悔しいね
子:勉強してたら出来たところだと思うから、次のテスト勉強はもう少し早くから始めることにするわ
親:そうね、それでいいとお母さん思うわ
親御さんがアドバイスをしないことで、子どもからの発信も増え自分で結論を出すことが出来ていますね。
子どもというのは親御さんが思っているよりも、ただ話を聴いてほしいものなのです
経験豊富な親御さんからすれば「そんなのこうしたらいいじゃない」とすぐに思いつくこともあるかと思います。
ただその気持ちはグッと堪えて子どもの行動を見守りましょう。
どこまで子どもに言っていいのか分からなくなってしまった時は「この問題は誰の問題なのか」ということを意識してみれば答えが出やすいと思いますよ
子どもが自分でどうすればいいのか考え、自己解決能力も身に付けさせていくためにも親御さんからのアドバイスは控えていきましょうね
それでは、また次回のブログ記事にてお会いしましょう
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