皆さんはお子さんとのコミュニケーションの中で気を付けていることはありますか?
さっきまで普通に話せていたのに子どもが急に不機嫌になってしまった…という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか
その状況ではその後どの様な対応をすればいいのか悩まれたり、何がいけなかったのかとモヤモヤしてしまいますよね。
今回は実際の訪問カウンセリング現場で気を付けている点をご家庭でも実践できる形でご紹介したいと思います
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皆さんこんにちは、そしてはじめまして
レオ先生です。
私は悩みや考え事が多い学生時代でした。そんな中私の相談にのってくれる人がいて心が軽くなった経験を今でも覚えています。
そして次第に私も自分と同じように悩んでいたり、しんどいと思っている人や子どもを助ける仕事がしたいと思っていたところ、ペアレンツキャンプと出会いました
訪問カウンセリングの現場で子どもと接しながら、それぞれの子どもに合った対応をとるのは本当に難しいことだと感じています。
私も学生の頃はこんな感じだったのかな、親はこんな気持ちになっていたのかな等と思いながら訪問カウンセリングをしています。
これから少しでも皆さんの心が軽くなるようなブログを書けるように頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします


今回は訪問カウンセリングの時に私たち訪問カウンセラーが気を付けていることを書きたいと思います。

まずその前に訪問カウンセリングについてご説明いたします。
訪問カウンセリングとは、訪問カウンセラーが直接お子さんのご自宅に伺いカウンセリングを行うことを示します。
当センターでは、復学支援コースを受講されているご家庭の中で、訪問カウンセリングが必要と判断されたご家庭にのみ対応しております。
訪問カウンセラーは、子どもと遊びや会話を通じてお子さんの性格傾向などを分析していき、その上でどのような悩みを子どもたちが抱えているか聴いて、復学のためにどのような準備が必要なのかを一緒に考えていきます。
そして復学準備だけでなく、子どもが復学した後の継続登校のステージも訪問カウンセラーはサポートしています

それでは訪問カウンセラーが子ども達と話す際に気を付けている5つのポイントをご紹介します。



1.子どもからの発信を待つこと

私たち訪問カウンセラーは子ども達と遊びや会話をする中で、子どもの性格傾向などを分析します。
遊びや会話の中で「子どもが何を考えているのか」「どのような自己表現するのか」見ています。
その為に訪問カウンセラーは子どもからの発信を待つ対応を心掛けています。
その理由の一つとして、当センターで支援を受けている不登校の子は、自己表現が苦手であることが多い傾向がみられることが挙げられます。
私たち訪問カウンセラーから話をすれば子ども達も反応を見せてくることも多いですが、子ども達からの発信を待つことで、子ども達が何に興味を持ち、気にかけているのか自分の言葉で人に伝える練習にもなります。

ご家庭でも親御さんからの発信が多いと子どもからの発信が少ないということも多いかもしれません。
そこを子どもからの発信を待つことによって、子どもが何に興味を示しているのか気づくきっかけになるかもしれませんね
お子さんの己表現が上手く出来れば、学校で助けてほしい場面になった時に、人に助けを求めることも自然と出来るのではないかと思います

ご家庭では子どもが学校から帰ってきた時に「学校どうだった?」等つい聞いてしまいがちです。
親から子どもへ発信する会話ももちろん大切ではありますが、子どもがどういうことに興味を持って話をしてくるのか待ってあげることも必要です。
子どもは親に話を聴いて欲しいと感じている子が多いものです。
子どもがどう学校で過ごしてきたのか気になるお気持ちも分かりますが、その親心はそっと置いておき、子どもが何を話してくるのか聴いてあげたいものですね

2.否定から入らない

子どもの発言を頭から否定してしまうと、嫌な顔をする子どもも少なくありません。
子どもの発言を否定せずちゃんと聞いてあげると子どもは安心して話を続けてくれます。
実際、訪問現場では私たち訪問カウンセラーが子ども達の話を否定せずに聞いてあげると、子どもは嬉しそうに話を続けることが多く、他愛もない話から学校の話など子どもの悩みなどを話してくれることもあります

大人でも言ったことを初めから否定されると不愉快な気分になったり、話を聞きたくなくなりますよね子どもなら尚更傷ついたり、自信をなくしてしまうこともあるでしょう。
そうさせない為には子どもに「自分のことを受け入れてくれる」という安心感を感じさせることが大切であると考えます。
受け入れられないことがあっても、まずは「あなたはそう思うんだね」と一度受け止めることから始めてみると良いでしょう。

そうすることで子ども側も親御さんに対して安心して話をするようになってくるかと思われます。

3.良いところ、出来ているところを伝える

子どもが自信をなくしている時や、ネガティブな発言や不安や心配事を子どもから話してくる時に、訪問カウンセラーは子どもの話を聴きつつ、子どもの良いところや出来ているところを伝えるように気を付けています。
支援の中でも、良いところ探しが苦手な子どもは多いように感じます。
出来ていることを伝えることによって子どもは「自分のことを分かってくれている」と感じやすいですし、子どもが過度に自信を無くしてしまうことも防げるでしょう

(例)小学2年生の男の子とお母さんの会話
子ども「僕、工作していても全然出来ないんだ。何をしてもダメなんだ!」
母「そう、何をしてもダメなんだって思っているのね。誰でも苦手なことはあるわよね。お母さんも音楽が苦手だったわ。でも○○(子ども)が毎日家の近所でも学校でも元気よく挨拶しているのはお母さんカッコイイなって思ってるのよ。何をしてもダメだって○○は言うけれど、お母さんはそう思わないな。」

このように子どもの話を受け止めつつ、お母さんの意見として子どもの出来ていることを伝える方法もあります。

4.子どものテンションに合わせて反応する

訪問カウンセリング現場では、カウンセラーは子どものテンションに合わせて会話することを意識しています。
子どもも人間ですから、その時々によってテンションも違いまうs。
子どもの体調や学校で何か出来事があったなど、状況によってテンションは変わってきます。
自分に何か話している時に相手のテンションが自分と違うと「私の話に興味がないのかな?」「ちゃんと伝わっているかな?」と不安に思うことは実際にあると思います。

子どもに「自分の親は私に興味を持ってくれていない…」と不安に感じて欲しくないですよね
子どもが親御さんに倒して不信感を持つような状態が続くと子どもからの発信も減り、大事なことも言わなくなることも考えられます。

人間は相手と同じ行動や仕草をとると、自分と相手との間に共通点を多く感じます。
その結果相手に対して親近感が湧き好感を持ちやすくなります。心理学でいうと「ミラーリング効果」とも呼ばれています。
子どもに親近感を感じてもらう為に、訪問カウンセラーは常に子どもと同じ温度でいることに気を付けています。
ただ、ご家庭で親御さんが常に子どもと同じテンションでの会話をするのは難しい場面もあるかと思います。

子どもの話を聴いてあげた方がいい場合は、その話す子どものテンションに親御さんも近づいてあげると子ども側は話しやすいように思います

5.子どもの表情、反応を見る

訪問カウンセリングに入ると子どもと一緒にゲームをしたり楽しく会話することが多いですが、もちろん子どもにとって楽しい話ばかりではありません。
時には子どもにとって耳の痛いような話や、ふれてほしくない学校の話などをすることもあります
その時に子どもの表情、反応を見ながら話すことで、子どもに話が伝わっているのかを判断します。
また、その時の様子が次回以降のカウンセリング対応の判断材料にもなります。
普段のゲームや他愛もない会話の最中の子ども達の表情や反応を見ておき、この子はどういう時に、どういう反応を見せやすいのかということも分析します。
ご家庭でもお子さんの様子や反応は注意深く見ていただけると、親御さんが対応されたときの子どもの反応を推察することもできるかもしれません

いかがでしたか?訪問カウンセラーとご家庭の対応では出来ることが違ってくる部分もありますが、是非参考にしていただければと思います

レオ先生


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