こんにちは
きりこまち先生です
寒さの底もようやく抜け、温かい日が増えてまいりました
春の足音がすぐそこまで迫っております

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春休みといえば新学期、新学年、あるいは新入学の季節ですね
夏休みほどの宿題がでる学校は稀ですが、それでも学校によってはかなりの量の宿題が課されます。

春休み明けはそもそもがひさびさの登校となるため、登校にプレッシャーを感じる子にはそのケアもはずせません。
お子さんによって困り具合が変わってくるため、こういった状況は把握しつつ繊細な対応が求められます。

今日はそんなカウンセリングの現場から、春休み中の宿題対応についてのお話をさせていただきます。
しかし、どれだけ量が少なかろうともほとんどの子に共通する思いがあります


「やりたくない」という思いです


どのお子さんも「やった!宿題だ!」という風にはなりません

めんどくさいなー、やりたくないなー、なんでこんなのあるんだよー、という思いがほとんどです。
しかし、やらなきゃいけないことはわかっているんだけどなー、という思いも同時に持っているのです

「先生、うちの子はその思いを欠片も持っていません」という方もいらっしゃると思いますが、その思い込みは危険です
「(親が納得するような)欠片を持っていない。」というのが正確なところなのです

どれだけあっけらかんとテレビやゲームやスマホに夢中になっていたとしても、頭の片隅には確かな存在感をもって宿題が鎮座しています

それは子どもたちにとってストレスです
「それなら早くやってしまえばいいのに」という声もあると思いますが、そこでやってしまえるなら苦労はない、というのが現場で子ども達から上がる声です

そこで、私たち訪問カウンセラーが介入している家庭では子ども達と一緒に課題消化のスケジューリングを行ってみたり、やる気をだせるようなマインドセットを行ったり、時には今まで培ってきた子ども達との関係性を生かした声かけを行ったりしながら対応を行います

私たちからしても一筋縄ではいかない問題ですが、家庭内のみで対応するよりはスムーズな課題の消化が行えます。

また、同時に今後カウンセラーがいないときでもできるようなやり方や気の持ちようについても伝えていくことができるので、次の長期休暇の時には自分なりの課題への取り組みが見えてくることもあります

1回の経験ではなかなか自分なりの方法を見つけていくことが出来ないお子さんもいますが、あきらめず、根気よく、失敗も経験と認めることで必ず変化が見えてきます
その変化に気づいていくことが、子どもたちの成長の一番の糧ではないかと思います。


それでは皆様、また次回の記事にて

きりこまち先生

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