聴き手の質が上がれば話し手との信頼関係が深まる

皆さんはアクティブリスニングというテクニックをご存知でしょうか?
アクティブリスニングはカウンセラーの基本的な姿勢でもあり、相手とのかかわりの中で重要なテクニックなのです。そのうえ年齢性別問わず人の話を聴くというときに役に立つスキルになります。
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ブログ読者の皆様、初めまして!
ミルクティー先生です急激に寒くなっている今日この頃、僕の身体を温めてくれているミルクティのように、皆さんの心を温められる先生になれるように精進しております
皆さま、これからなにとぞよろしくお願いいたします


アクティブリスニングとは、簡単に言うと話し手の話をきちんと聴いてあげようということです。
とりあえず目の前にいて聞き流すのではなく、適度な頻度で相槌を打ったり、相手がどんな気持ちになっているかを考えながら聴き、それらを伝えることが大事です。
それによって、相手は自分が考えていたことが整理できたり、
きちんと聴いてくれていたんだと感じたりして、その人との信頼関係構築にも繋がります。

いわゆる聞き上手といわれる方は意識せずともアクティブリスニングをしている方が多いです。
ただ、相手の話をじっくり聴くことが苦手な方でも要点を抑えれば簡単に実践することができます。

家庭でも、親が子どもに対してアクティブリスニングを意識するというのは基本的な姿勢として重要です。
アクティブリスニングを上手く活用することで、親子の関係性が良くなったり、子どもの年相応の自立を促したりすることに繋がります。
以下のポイントを抑えながら家庭で実践してみましょう。

アクティブリスニングを用いる際の要点は4つあります。

1.相手の言ったことを繰り返す
子どもの言ったことを繰り返すことで子どもは親が自分の話を聴いてくれているんだなと認識できます。
ただ、単なるオウム返しばかりにはならないように気を付けましょう。ただ同じ言葉をを繰り返しているだけでは、子どもは「真剣に聴いてくれていない」と感じてしまいます。
また、親御さんの多くは人生の先輩として子どもにあれこれ先回りして教えてあげようとしてしまうことがよく見られます。しかしそれは子どもにとっては「うるさい小言」になってしまうので注意しましょう。子ども自身に答えを出してもらえるように「言おう言おう」とせずに「聴こう聴こう」の姿勢で向き合ってあげましょう。

2.タイミングに応じて要約する
子どもは話したいことを思い出しながら口に出していると、時系列が前後したり話が脱線することがよくあります。そんな時には親御さんが上手く要約することで、子どもは自分の考えが整理され話したい内容を再確認することができます。
また、ノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)を意識することも大切です。聞き慣れない横文字が出てきたかもしれませんが、内容は簡単で、表情声のトーンスピードが一定にならないように抑揚をつけて話そうということです。皆さんも普段お友達やママ友と話す際に、仏頂面で話すことはなかなかないと思います。それと同じで子どもと会話する際にも、子どもにとって「ちゃんと聴いてくれているな」とわかりやすい聴き方をしてあげましょう

3.相手の気持ちを汲む
話を聴く中で子どもがどんな気持ちなのかを察することが出来たらそれを言葉にしてあげましょう。
そうすると子どもは自分では気づかなかった気持ちに気づくきっかけになります

4.上記3点によって共感的に理解する
1で聴き方を工夫し、2で子どもの話をまとめ、3で気持ちを考える、これらを用いて話を聴くことで
子どもの気持ちが分かってくると思います、あとは子どもに寄り寄り添いながら抱えていることに理解を示すことで子どもとの信頼関係が構築されたり、子どもから「親は味方だ」と思ってもらえるようになります

親子の会話の例を見てみましょう
今回はお母さんと小学校高学年のお子さんを想定しています。
子どもが「はぁ~今日から国語のテスト嫌だなぁ」と言ってきたとします。

(NG例)
親「それはあなたが勉強してないから嫌なのよ」
子「やってるよ!!」
親「じゃあ80点はとってきなさいね!」
子「お母さんには関係ない!」
親「だからお母さんはいつも勉強しなさいって言ってるでしょ」
子「うるさいな、お母さんに言うんじゃなかったよ」
親「何その言い方は(怒)」
子「うるさい!もう行ってくる!(怒)」

(OK例)
親「国語のテストが嫌なのね」★繰り返し★
子「今回は難しい漢字が多いんだよ」
親「いつもよりも漢字が難しいから嫌だと思ってるんだね」★要約
子「うん。俺、画数の多い漢字を覚えるのが苦手で不安なんだよね」
親「多いのは覚えにくいよね、それは不安だよね」★気持ちを汲む
子「もうちょっと勉強しておけばよかったなぁ(笑)」
親「勉強しておけばよかったって思うんだね」★繰り返し
子「まぁ次回から気を付けようかな、今回は運次第かな(笑)行ってくるね」
親「そうねぇ、いってらっしゃい」

このように上手くいくかは子どもの性格や状況によって異なってきますが、アクティブリスニングを用いることで子ども自身の気持ちに寄り添い、子どもが抱えている不安や問題を子ども自身に考えさせることがまず大事です。
みなさんもぜひ取り入れてみてください


ではまた次回の記事でお会いましょう

ミルクティー先生


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