「変わりたいのに変われない」というのは、皆さんも一度はぶつかったことのある悩みではないでしょうか。
家庭教育を学ぼうとされる親御さんの中でも、最初こういった壁に直面される方は少なくありません
「自分が変わるべきだと思っているのに、つい今までと同じ対応をしてしまいました」「こういう言い方はしない方が良いって分かってるのに、我慢できず言っちゃうんです」などなど。
また、親御さんから相談を受けていると、
「子どもが口では理想を語るのに、全然行動を変えようとしないんです」
という悩みをおっしゃることも多々…
そんな悩みに対して、どのような考え方ができるでしょうか。

皆さんこんにちは
りーぼ先生です
すっかり秋らしい気候になってきましたね
早いもので、気がつけば2022年もあと2か月を切りました。
本当にあっという間に感じます。
後悔のない一年の締めくくりができるよう、残りも頑張っていきましょうね
さて、それでは今回の本題に入っていきましょう。
家庭教育の相談を受けている中では、例えば
「子どもがもっと成績を伸ばしたいと言ってるのに、まったく勉強しようとしません…」
という方もいらっしゃれば、
「子どもが学校に行けるようになりたいと言っていたのに、お家に来てくれた先生にも友達にも結局会おうとしないんです…」
というような方もいらっしゃいます。
そもそも「変わりたいのに変われない」というのは、人間の自然な本能だと言われます。
心理学的にもいろいろな説明がされますが、そのうちの一つとして、人は自己保存の本能が携わっており、そもそもが変化を嫌うようにできている、という話があります。
つまり、自分を変えるというのは多くの場合、一朝一夕にできるものではない、ということです。
ただ、そもそも人の本能としては変化を避けたいはずなのに、それでも「こうなりたい」「こうできるようになりたい」という意志を持つということは、やはり当人がそれを望んでいるということではあるでしょう。
なかなか理想通りにはいかない現状があること、
それでも子ども自身が、あるいは親御さん自身が「こうなりたい」と望んでいるものがあるということ、
これについては何よりもそれをしっかり受け止めることがスタートになるかと思います。
例えば先ほど挙げた例のように、子どもが「成績を伸ばしたい」と言っていたにもかかわらずなかなか勉強しようとしないとき。
親子の会話がこのようなパターンになっていませんか?
親「成績を伸ばしたいって言ってたのに、ぜんぜん勉強してないんじゃないの?
」
子「うるさいな。」
親「やるやるって言って結局やってないじゃない。そんなんで成績が上がるわけないでしょ
」
子「はぁ。ほっといてよ!」
このように、親が真っ向から否定的な声かけをしてしまうと、子どももますますやる気が削がれていく、というのがよくあるケースです。
もう少し本人の気持ちに寄り添いながら対応するとすれば、例えばこのような会話の受け答えができるかもしれません。
親「成績を伸ばしたいって言ってたから、もし勉強の進め方で困ってることがあれば相談に乗るよ
」
子「うーん、やらなきゃとは思ってるけど、なかなかやる気にならないんだよね。」
親「そうなんだね。確かに、お母さんも学生時代そういうことがあったなぁ。でもやらなきゃとは思ってるんだね
」
子「うん、さすがに前みたいな成績とりたくないからね。どうしたらやる気になれるかなぁ。」
親「んー、どうだろうね。お母さんは、やる気が出ない日でも毎日何時になったらとりあえず机に座って鉛筆持つっていうのを決めてたかなぁ。とりあえずやり始めれば気持ちが乗ってきたりもしたよ。」
子「そっか。そうしてみようかな。」
上の会話例と下の会話例の大きな違いは、本人の「変わりたいけど変われない」という気持ちをしっかり受け止めているかどうか、という点です
また、親御さんご自身が例えば「もっと冷静に対応できるようになりたいのに、また感情的になって子どもと言い合いしてしまった…」というようなことを感じられることもあるでしょう。
このようなときにも、「冷静に対応できるようになりたい」と思っているということ、「それでもすぐには変えられず、ついつい感情的になってしまう」ということ。ここをきちんとご自身の中で受け止めてあげましょう。
その上で、日々の家庭教育を振り返りながら、ひとつひとつ自分のものにしていくことを目指していきましょう
それではまた次回のブログ記事でお会いしましょう
家庭教育を学ぼうとされる親御さんの中でも、最初こういった壁に直面される方は少なくありません

「自分が変わるべきだと思っているのに、つい今までと同じ対応をしてしまいました」「こういう言い方はしない方が良いって分かってるのに、我慢できず言っちゃうんです」などなど。
また、親御さんから相談を受けていると、
「子どもが口では理想を語るのに、全然行動を変えようとしないんです」
という悩みをおっしゃることも多々…

そんな悩みに対して、どのような考え方ができるでしょうか。

皆さんこんにちは


すっかり秋らしい気候になってきましたね

早いもので、気がつけば2022年もあと2か月を切りました。
本当にあっという間に感じます。
後悔のない一年の締めくくりができるよう、残りも頑張っていきましょうね

さて、それでは今回の本題に入っていきましょう。
家庭教育の相談を受けている中では、例えば
「子どもがもっと成績を伸ばしたいと言ってるのに、まったく勉強しようとしません…」
という方もいらっしゃれば、
「子どもが学校に行けるようになりたいと言っていたのに、お家に来てくれた先生にも友達にも結局会おうとしないんです…」
というような方もいらっしゃいます。
そもそも「変わりたいのに変われない」というのは、人間の自然な本能だと言われます。
心理学的にもいろいろな説明がされますが、そのうちの一つとして、人は自己保存の本能が携わっており、そもそもが変化を嫌うようにできている、という話があります。
つまり、自分を変えるというのは多くの場合、一朝一夕にできるものではない、ということです。
ただ、そもそも人の本能としては変化を避けたいはずなのに、それでも「こうなりたい」「こうできるようになりたい」という意志を持つということは、やはり当人がそれを望んでいるということではあるでしょう。
なかなか理想通りにはいかない現状があること、
それでも子ども自身が、あるいは親御さん自身が「こうなりたい」と望んでいるものがあるということ、
これについては何よりもそれをしっかり受け止めることがスタートになるかと思います。
例えば先ほど挙げた例のように、子どもが「成績を伸ばしたい」と言っていたにもかかわらずなかなか勉強しようとしないとき。
親子の会話がこのようなパターンになっていませんか?
親「成績を伸ばしたいって言ってたのに、ぜんぜん勉強してないんじゃないの?

子「うるさいな。」
親「やるやるって言って結局やってないじゃない。そんなんで成績が上がるわけないでしょ

子「はぁ。ほっといてよ!」
このように、親が真っ向から否定的な声かけをしてしまうと、子どももますますやる気が削がれていく、というのがよくあるケースです。
もう少し本人の気持ちに寄り添いながら対応するとすれば、例えばこのような会話の受け答えができるかもしれません。
親「成績を伸ばしたいって言ってたから、もし勉強の進め方で困ってることがあれば相談に乗るよ

子「うーん、やらなきゃとは思ってるけど、なかなかやる気にならないんだよね。」
親「そうなんだね。確かに、お母さんも学生時代そういうことがあったなぁ。でもやらなきゃとは思ってるんだね

子「うん、さすがに前みたいな成績とりたくないからね。どうしたらやる気になれるかなぁ。」
親「んー、どうだろうね。お母さんは、やる気が出ない日でも毎日何時になったらとりあえず机に座って鉛筆持つっていうのを決めてたかなぁ。とりあえずやり始めれば気持ちが乗ってきたりもしたよ。」
子「そっか。そうしてみようかな。」
上の会話例と下の会話例の大きな違いは、本人の「変わりたいけど変われない」という気持ちをしっかり受け止めているかどうか、という点です

また、親御さんご自身が例えば「もっと冷静に対応できるようになりたいのに、また感情的になって子どもと言い合いしてしまった…」というようなことを感じられることもあるでしょう。
このようなときにも、「冷静に対応できるようになりたい」と思っているということ、「それでもすぐには変えられず、ついつい感情的になってしまう」ということ。ここをきちんとご自身の中で受け止めてあげましょう。
その上で、日々の家庭教育を振り返りながら、ひとつひとつ自分のものにしていくことを目指していきましょう

それではまた次回のブログ記事でお会いしましょう
