これまで多くのお子さんを見てきた中でも、「こうでなければいけない」「こうすべき」思考が強く、それが原因のひとつとなって登校状況が不安定になっている、というお子さんは少なくありません。
また、そのようなケースでは、親御さん自身も「こうでなければいけない」「こうすべき」という考えが強い、ということがよくあります。
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皆さんこんにちはりーぼ先生です
9月に入り、少し日差しが和らいだように感じる日もありますが、まだまだ蒸し暑さはありますね

さて、楽しかった夏休みが終わり、さっそく休み明けのテストや定期テストが目の前にあらわれ、現実に引き戻されたお子さんも多いでしょう
そんな中、こういった発言をする子もちらほらと見受けられます。
「テストで良い点をとれないから、受けても意味がない。学校を休みたい。」

「テストで良い点数をとらなければならない」という考えの強いお子さんの場合、こういった発言が出やすくなります。

今回はテストを例に挙げましたが、学校をお休みしがちだったり行き渋りがあったりと、登校状況が不安定なお子さんの場合、いろいろな場面で「ねばならない」「べき」という考えが強すぎることがあります。
誰にでも、「こうしなければ」という価値観は多かれ少なかれあるものです。
ですが、これが過度になると、自分で自分の首を絞めて身動きがとれない状態に陥ってしまいやすいです

もちろん、テストで良い点数をとるのは望ましいことですし、それに越したことはないでしょう。
ただ、勉強不足だったり、苦手な分野があったりして、自分の思うような点数がとれないことも当然あると思います。
その失敗経験から、自分に必要な勉強量や自分に合った勉強法が分かってきたり、苦手な分野を絞ることができたりなど、次の学びに繋がっていくでしょう。
「良い点数がとれなかったから全てダメ」とはならないはずです。
ましてや、「良い点数がとれないなら、最初からやらない」となってしまえば、本末転倒ですよね。

そういった意味で、「絶対にテストで良い点数をとらなければならない」という思い込みは、行き過ぎると非合理的なものになります。
こういった思い込みを、心理学ではイラショナルビリーフ(非合理的な思い込み)と呼びます。

私たちの家庭教育支援では、こういった子どもの凝り固まった考えを解きほぐしていき、社会に適応しやすくなるように家庭で子どもを支えていく、というのがひとつの目指す形です。

ただ、冒頭にも書いた通り、そもそも親御さん自身がイラショナルビリーフに縛られてしまっている、というケースも少なくありません。
例えば、子どもに対してイライラするとき。
「こうしなければいけないのに、なぜしないんだ」という親御さん自身のマイルールを、どこかで持っていないでしょうか?
それは本当に、「そうしなければいけない」ことでしょうか?

親として子どもにそうさせなければいけないことなのか、そうでないのか。ひとつひとつ切り分けていくことが大事だと言えるでしょう。
ただし、こういったイラショナルビリーフは、いつも通り過ごしているだけでは自分でなかなか気がつかないものも多いです。
客観的な視点を持つために、改めて自分自身で状況やそのときの気持ちを紙に書き出して整理してみたり、第三者に意見を求めてみることもひとつですね

それでは、また次回のブログ記事でお会いしましょう

りーぼ先生

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