令和2年度に実施された文部科学省の調査によると、不登校を経験した児童生徒のうち、「家族に相談した」という人の割合が小学生で53%、中学生で45%となっています。(令和2年度不登校児童生徒の実態調査
やはり子どもたちが相談しやすい相手というのは、まずは身近な家族なのでしょう。
一方で、「誰にも相談しなかった」という人の割合も、小学生で36%、中学生で42%に及んでいます。
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皆さんこんにちはりーぼ先生です

冒頭にも書きましたように、不登校の状態にあるお子さんは、「家族に相談する」か「誰にも相談しない」のいずれかの選択肢をとるケースが大半を占めています。
子どもが不安で身動きがとれなくなっているときに、一人で抱え込まず、家族に相談しようとすることも大事なことだと思います。
親御さんとしては、いざというときに子どもがそういった選択肢をとれるよう、不登校に至る前段階から適切な親子関係を築いておく、ということが必要だと考えられます。

とはいえ、親子の間で信頼関係が築けている場合でも、親を心配させまいとして子どもが本心を隠そうとしたりするケースはあります。
また、親戚や習い事の先生、別の学校の友達などに対しては、自分が不登校であること自体を隠しているというお子さんも見られます。

学校をお休みする期間が長くなっていき、学校に対して不安感や拒否感を強く持つようになっていった子は、放課後に学校の中に入ることや、学校を連想させる人と交流することだけでも、抵抗を感じることが少なくありません。
人の目が気になるようになり、外出することすら嫌がるようになる、というケースもあります。
そういった状況では、学校の先生と話をする、スクールカウンセラーに相談に行く…なども、なかなか難しいでしょう

このようなお子さんの場合、自分から誰かに本音を打ち明けたり、SOSを出したりするのは、ハードルが高いと感じやすいです。
そのため、「子どもが自分から相談してくるのを待つ」というだけでは、なかなか状況が進展しない場合が多いです。

こういった状況を打開する手段として、私たちの復学支援では訪問カウンセリングによる第三者の介入という手法をとっています。
実際、私たちがこれまで支援をしてきたお子さんでも、「誰にも相談できていない」「人を頼ることができていない」という子は多いです。
あるいは、「親には相談しているけれども、相談された親側もどうすれば良いか分からずに悩んでしまっている」というようなケースもよくあります。

ペアレンツキャンプの支援では、このような子に対して、単に待つ姿勢だけではなく、カウンセラーの方からお家にお伺いしてアプローチするという積極的介入をしていきます。
自分から「困っている」「助けてほしい」と発信するのが難しい子であっても、こちらから介入してあげることで、そういった発信がしやすくなることは多いです

私自身も訪問カウンセラーとして多くのお子さんと接してきましたが、何度もお家に通いながら、少しずつ子ども自身が本音を漏らすようになったり、「今まで黙っていたけど、実は…」と自分の気持ちを打ち明けてくれるようになったこともあります。

また、親御さんにとっても、「子どもから相談されたときに親側がどう受け止め、対応すればいいか」という指標ができてくると、真っ暗闇の迷路から抜け出すことができるかもしれません。

ペアレンツキャンプの復学支援では親御さんに対するサポート、お子さんに対するサポートを並行して行っていきます。
支援の内容に関してはホームページにも記載していますが、「ペアレンツキャンプの支援が自分の家庭に合うか知りたい」「何か今後の対応の手がかりがほしい」というような場合は、ぜひお問い合わせくださいね
ご相談・お問合せは メールフォームからどうぞ

それでは、また次回のブログ記事でお会いしましょう

りーぼ先生

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