今年もGW明け頃から、お子さんの不登校や行き渋りに関するご相談が増えています。
お子さんが学校に行かなくなったとき、あるいは「行きたくない」と言い出したときに、「行っても行かなくても、どちらでもいい」と考え、本人の意思に任せようとされる親御さんもいらっしゃるかもしれません。
ですが、このブログにたどり着かれた方は、お子さんの現状に対して問題意識を感じ、悩んでおられるという方が圧倒的に多いと思います。

皆さんこんにちは
りーぼ先生です
さて、冒頭のお話の続きですが、親御さんとして
「無理にとは言わないけれど、やっぱりできることならば学校に行ってほしい」
という方もいらっしゃれば、
「多少無理をしてでも、学校には行くべきだし、行ってほしい」
と考えておられる方もいらっしゃるでしょう。
このあたりは、それぞれのご家庭や親御さんなりのお考えはあるかと思います。
一方、当のお子さん本人が「本当はみんなと同じように学校に行きたい」と思っているケースも少なくありません。
表面的には「学校には行かない」と言っていたり、学校の話を避けようとしたりしているお子さんであっても、多くの場合やはりどこか割り切れていない部分があるのです。
そのような現状を見ていると、「学校に戻してあげるためにできる限りのことをまずしてみる」ということが大事なのではないかと私たちは考えています。
親御さんが多かれ少なかれ、学校をお休みしているお子さんに対して「学校に行ってほしい」という気持ちがある場合、親御さんが悩みやすいのはやはり「どう対応すれば学校に行けるようになるのか」「学校について、いつどうやって本人と話をしていけばよいのか」という点かと思います
具体的に言うと、例えば
毎朝親が「起きなさい」「学校に行きなさい」と言って起こそうとするけれど、子どもは布団にくるまったまま返事しない。昼くらいになると起きてきて食事はとるが、親ともあまり話をしようとせず、部屋にこもってゲームをしている。「学校は行かなければいけないところだ」「これからどうしようと考えているのか」など親から話してみることもあるが、子どもの反応は薄い。もう少し対応を変えていった方がいいのだろうか?
「学校に行きなさい」とは言わないようにしていて、朝も特に親から声かけはしていない。学校の話題を出すと返事をしなくなるので、最近は学校については触れないようにしている。そうすると家では明るく会話ができるようになってきた。このまま待っていれば自分からまた登校できるようになるのだろうか?
などなど…
このようなときに、親がどう対応すべきかというのは、実際のところケースバイケースであり、一概には言えません。
登校以前に親子関係が正常に機能していないような状態であれば、いくら親から「学校に行きなさい」と促しても、ますます親子関係が悪化するだけ、ということもあります。
むしろ、反発心から「親に行けと言われるから、余計に行きたくない」と子どもが意固地になってしまうようなケースもあります。
こういったケースでは、まずは登校の促しよりも、家庭教育的な観点から親子関係を見直し、親の立場を作っていく必要があるかもしれません。
また、例えば学校でいじめのような深刻な問題があったケースでは、「学校行きなさい」という促しは子どもを追い詰めるだけになってしまう可能性もあります。
一方で、子どもが学校生活に戻れるような環境がある程度できているのであれば、親が「学校に行くべきだ」という明確な姿勢を示してあげた方が、子どもの踏ん切りがつきやすくなる場合もあります。
全体として言えるのは、普段から過保護・過干渉傾向にある家庭では、親の一つ一つの発言の価値が薄まってしまいやすいということです。
日頃から親の命令・指示・提案や小言が多いと、子どもは「また言ってる」と慣れっこになるか、「うるさい!」と反発心が出てくる、というパターンが多いです。
どちらの場合でも、子どもにとって、親の発言は重みのないものになっていってしまいます。
いざ学校の話をしようという大事な場面でも、親の話を子どもに聞き流されてしまったり、子どもから強く反発されたりということが起こりやすくなりますので、ここは注意が必要ですね
その上で、具体的に登校面についてどう対応していけばよいのかというのは、復学支援コースの中で、担当のカウンセラーが親御さんの話をしっかりお伺いしながらアドバイスをしていきます。
場合によっては、家庭の対応だけでなく、カウンセラーが直接お子さんと対話しながらアプローチしていくこともあります。
お子さんの不登校や行き渋りなどに対してどう対応していけば良いのか悩まれている方は、ぜひお早めにご相談いただければと思います

それでは、また次回のブログ記事でお会いしましょう
お子さんが学校に行かなくなったとき、あるいは「行きたくない」と言い出したときに、「行っても行かなくても、どちらでもいい」と考え、本人の意思に任せようとされる親御さんもいらっしゃるかもしれません。
ですが、このブログにたどり着かれた方は、お子さんの現状に対して問題意識を感じ、悩んでおられるという方が圧倒的に多いと思います。

皆さんこんにちは


さて、冒頭のお話の続きですが、親御さんとして
「無理にとは言わないけれど、やっぱりできることならば学校に行ってほしい」
という方もいらっしゃれば、
「多少無理をしてでも、学校には行くべきだし、行ってほしい」
と考えておられる方もいらっしゃるでしょう。
このあたりは、それぞれのご家庭や親御さんなりのお考えはあるかと思います。
一方、当のお子さん本人が「本当はみんなと同じように学校に行きたい」と思っているケースも少なくありません。
表面的には「学校には行かない」と言っていたり、学校の話を避けようとしたりしているお子さんであっても、多くの場合やはりどこか割り切れていない部分があるのです。
そのような現状を見ていると、「学校に戻してあげるためにできる限りのことをまずしてみる」ということが大事なのではないかと私たちは考えています。
親御さんが多かれ少なかれ、学校をお休みしているお子さんに対して「学校に行ってほしい」という気持ちがある場合、親御さんが悩みやすいのはやはり「どう対応すれば学校に行けるようになるのか」「学校について、いつどうやって本人と話をしていけばよいのか」という点かと思います

具体的に言うと、例えば
毎朝親が「起きなさい」「学校に行きなさい」と言って起こそうとするけれど、子どもは布団にくるまったまま返事しない。昼くらいになると起きてきて食事はとるが、親ともあまり話をしようとせず、部屋にこもってゲームをしている。「学校は行かなければいけないところだ」「これからどうしようと考えているのか」など親から話してみることもあるが、子どもの反応は薄い。もう少し対応を変えていった方がいいのだろうか?
「学校に行きなさい」とは言わないようにしていて、朝も特に親から声かけはしていない。学校の話題を出すと返事をしなくなるので、最近は学校については触れないようにしている。そうすると家では明るく会話ができるようになってきた。このまま待っていれば自分からまた登校できるようになるのだろうか?
などなど…
このようなときに、親がどう対応すべきかというのは、実際のところケースバイケースであり、一概には言えません。
登校以前に親子関係が正常に機能していないような状態であれば、いくら親から「学校に行きなさい」と促しても、ますます親子関係が悪化するだけ、ということもあります。
むしろ、反発心から「親に行けと言われるから、余計に行きたくない」と子どもが意固地になってしまうようなケースもあります。
こういったケースでは、まずは登校の促しよりも、家庭教育的な観点から親子関係を見直し、親の立場を作っていく必要があるかもしれません。
また、例えば学校でいじめのような深刻な問題があったケースでは、「学校行きなさい」という促しは子どもを追い詰めるだけになってしまう可能性もあります。
一方で、子どもが学校生活に戻れるような環境がある程度できているのであれば、親が「学校に行くべきだ」という明確な姿勢を示してあげた方が、子どもの踏ん切りがつきやすくなる場合もあります。
全体として言えるのは、普段から過保護・過干渉傾向にある家庭では、親の一つ一つの発言の価値が薄まってしまいやすいということです。
日頃から親の命令・指示・提案や小言が多いと、子どもは「また言ってる」と慣れっこになるか、「うるさい!」と反発心が出てくる、というパターンが多いです。
どちらの場合でも、子どもにとって、親の発言は重みのないものになっていってしまいます。
いざ学校の話をしようという大事な場面でも、親の話を子どもに聞き流されてしまったり、子どもから強く反発されたりということが起こりやすくなりますので、ここは注意が必要ですね

その上で、具体的に登校面についてどう対応していけばよいのかというのは、復学支援コースの中で、担当のカウンセラーが親御さんの話をしっかりお伺いしながらアドバイスをしていきます。
場合によっては、家庭の対応だけでなく、カウンセラーが直接お子さんと対話しながらアプローチしていくこともあります。
お子さんの不登校や行き渋りなどに対してどう対応していけば良いのか悩まれている方は、ぜひお早めにご相談いただければと思います


それでは、また次回のブログ記事でお会いしましょう
