お子さんの話を聴くにあたって、皆さんは何を意識されていますか?
家庭教育を学んでおられる方は特に、「子どもの話をどう受け止めたら良いのか?」「どう返事したら良いのか?」と考えながら話を聴かれることも多いかと思います。

皆さんこんにちは
りーぼ先生です
4月も後半に入り、少し汗ばむくらいの日も増えてきましたね。
今年は全国的に暑い夏になる見込みのようです。
できるだけ過ごしやすい気候が続いてほしいなぁと思う今日この頃です…
さて、今回は、親子の会話の中でも、少し細かいポイントに着目してお話しします。
さっそくですが、以下のA、Bの会話を見比べてみてください。
何か違いを感じるでしょうか?
(A)
子「ゲーム始めると夢中になっちゃうから、先に宿題を終わらせておいた方がいいな
」
母「そうだね
」
(B)
子「ゲーム始めると夢中になっちゃうから、先に宿題を終わらせておいた方がいいな
」
母「そうなんだね
」
AとBでは、親御さんの返答が「そうだね」と「そうなんだね」で違うだけですね。
文字上はほんのわずかな違いですが、その言葉のニュアンスは随分異なります
そうだね →私もそう思う、という同意
そうなんだね →あなたはそう思うんだね、という理解
これらを意識して使い分けられるようにしておいた方が良いでしょう。
上の例では、お母さんの返答がAの場合「先に宿題をした方がいいとお母さんも思う」を意味し、Bの場合「先に宿題をした方がいいとあなたは思うんだね」を意味しています。
Aのような返答を多用していると、子どもは「お母さんの考えが正解」と思いやすくなります
自分で考えたことを自分なりに決断して実行するよりも、お母さんに確認したがったり、許可を求めたがったりすることも増えやすいです。
「子どもが自分で考えて行動できるように」という点を重視したい場面では、Aのように親の意見を匂わせるよりも、Bのように子ども自身の考えを受け止めるだけに留める方がベターだと考えられます
また、以下のような会話も多く見られます。
子「今度の発表で、好きなアニメのことを話そうと思ってるんだ
」
母「そう。いいんじゃない
」
子どもから何も聞かれていないにもかかわらず、親が良い悪いを評価してしまっています。
「どうかな?」と聞かれれば、「いいんじゃない」と答えてあげて良いと思いますが、そうでなければ親の評価をわざわざ伝える必要はありません。
子「今度の発表で、好きなアニメのことを話そうと思ってるんだ
」
母「そう。アニメの話をするんだね
」
というくらいの返答でOKですね。
特に、自分で考えて行動することが苦手な子は、親のGOサインを求めたがる傾向にあります。
「そうだね!」「いいね!」など親から同意や賛同をもらえれば安心して行動できるけれども、そうでなければ自信が持てないという子も少なくありません。
親の反応を窺うよりもまず自分で考えられるようになってもらうためには、極力「子どもの発言を受け止めるのみにする」ことが必要だと考えられます。
ちょっとした一コマに過ぎませんが、こういった一つ一つの会話の積み重ねが大事です
どういった受け答えが適切かは状況にもよりますし、それぞれの家庭やお子さんによって細かい対応に違いは出てきますが、まずはこのあたりを意識しながら頑張ってみましょう
それでは、また次回のブログ記事でお会いしましょう
家庭教育を学んでおられる方は特に、「子どもの話をどう受け止めたら良いのか?」「どう返事したら良いのか?」と考えながら話を聴かれることも多いかと思います。

皆さんこんにちは


4月も後半に入り、少し汗ばむくらいの日も増えてきましたね。
今年は全国的に暑い夏になる見込みのようです。
できるだけ過ごしやすい気候が続いてほしいなぁと思う今日この頃です…
さて、今回は、親子の会話の中でも、少し細かいポイントに着目してお話しします。
さっそくですが、以下のA、Bの会話を見比べてみてください。
何か違いを感じるでしょうか?
(A)
子「ゲーム始めると夢中になっちゃうから、先に宿題を終わらせておいた方がいいな

母「そうだね

(B)
子「ゲーム始めると夢中になっちゃうから、先に宿題を終わらせておいた方がいいな

母「そうなんだね

AとBでは、親御さんの返答が「そうだね」と「そうなんだね」で違うだけですね。
文字上はほんのわずかな違いですが、その言葉のニュアンスは随分異なります

そうだね →私もそう思う、という同意
そうなんだね →あなたはそう思うんだね、という理解
これらを意識して使い分けられるようにしておいた方が良いでしょう。
上の例では、お母さんの返答がAの場合「先に宿題をした方がいいとお母さんも思う」を意味し、Bの場合「先に宿題をした方がいいとあなたは思うんだね」を意味しています。
Aのような返答を多用していると、子どもは「お母さんの考えが正解」と思いやすくなります

自分で考えたことを自分なりに決断して実行するよりも、お母さんに確認したがったり、許可を求めたがったりすることも増えやすいです。
「子どもが自分で考えて行動できるように」という点を重視したい場面では、Aのように親の意見を匂わせるよりも、Bのように子ども自身の考えを受け止めるだけに留める方がベターだと考えられます

また、以下のような会話も多く見られます。
子「今度の発表で、好きなアニメのことを話そうと思ってるんだ

母「そう。いいんじゃない

子どもから何も聞かれていないにもかかわらず、親が良い悪いを評価してしまっています。
「どうかな?」と聞かれれば、「いいんじゃない」と答えてあげて良いと思いますが、そうでなければ親の評価をわざわざ伝える必要はありません。
子「今度の発表で、好きなアニメのことを話そうと思ってるんだ

母「そう。アニメの話をするんだね

というくらいの返答でOKですね。
特に、自分で考えて行動することが苦手な子は、親のGOサインを求めたがる傾向にあります。
「そうだね!」「いいね!」など親から同意や賛同をもらえれば安心して行動できるけれども、そうでなければ自信が持てないという子も少なくありません。
親の反応を窺うよりもまず自分で考えられるようになってもらうためには、極力「子どもの発言を受け止めるのみにする」ことが必要だと考えられます。
ちょっとした一コマに過ぎませんが、こういった一つ一つの会話の積み重ねが大事です

どういった受け答えが適切かは状況にもよりますし、それぞれの家庭やお子さんによって細かい対応に違いは出てきますが、まずはこのあたりを意識しながら頑張ってみましょう

それでは、また次回のブログ記事でお会いしましょう
