小学校1年生の不登校というと、5月のGW明け・夏休み明けなどからお休みがスタートするケースを思い浮かべる方も多いかもしれません。
実際、当センターへいただくご相談内容も5月のGW明けや夏休み明けが多い中、3学期から少しずつ学校をお休みする日が増えてきたというケースも少なくありません。

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みなさん、こんにちは。スージー先生です
ようやく日中は暖かい日が続き、春も目前といったところですね
花粉が飛び散る時期でもありますので、花粉症の方は苦しい時期かもしれません・・・


さて、タイトルにもありますように「1・2月にお休みが始まった小学校1年生の不登校」についてお話したいと思います。

小学校1年生の不登校と聞くと、『小1プロブレム』という言葉が浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、今回お話するような3学期になってからお休みが始まったケースに関しては『小1プロブレム』のケースに当てはまらないことが多いです。

そもそも『小1プロブレム』とは、小学校に入学したばかりの1年生が、
集団行動がとれない
授業中に座っていられない
先生の話を聞かない

など、学校生活になじめない状態が数か月続くことを指します。


しかし今回お話する3学期にお休みがスタートしたケースに関しては、それまでの学校生活は普通に送れていたのに、3学期になって急にお休みがスタートしたというケースも珍しくありません。
つまり、お休みが始まるまではクラスのお友達と同じように通常の授業を受けることができていたのです。
この状態では、『小1プロブレム』であると分析はされません。

この時期のお休みがスタートするケースとして大きく2パターンに分かれます。
1つ目は、お休みする「きっかけ」があったケース

お友達とのトラブル
腹痛などの体調不良
給食が嫌だ
ある特定の授業が嫌だ
寒くて布団から出られない・・・・etc.


これらを理由にして学校をお休みしてしまう子は、子どもとしても軽い気持ちでお休みしてしまったというケースが多いように感じます。
しかし、軽い気持ちでお休みしてしまったけれど、その後連休や休校などが重なり自分でも思っている以上に学校をお休みしてしまい、どうやって戻っていいのか分からない・どうしたらいいのか分からないと悩んでしまうのです。
そして、これまでに学校を1日でもお休みを経験した子は学校を休むことに対してのハードルが低く、
「これぐらい休んでも大丈夫だろう。」と勝手に思い込んでしまっている子も中にはいます。

このお休みするようになった「きっかけ」の部分を取り除いてあげることで、また気持ち新たに学校に行ける子もいます。
ですが、多くの子ども達はその「きっかけ」を取り除いてあげても、また新たな「きっかけ」を見つけてお休みしてしまうケースも多く見受けられます。
そのようなケースは、次の2つ目に挙げる点が関係していることがよくあります。


2つ目は、1つ目に挙げたお休みする「きっかけ」が全く分からないケース
これは親御さんも担任の先生も頭を抱える方が多いです。
何か理由があるのであれば対応しやすいものですが、このケースはどれだけ探しても親御さんも思い当たる点がなく、本人に聞いても「何もない。」「分からない。」と答えるだけです。
そして、担任の先生に確認しても「学校ではお友達とも問題なく遊んでいますし、これと言って気になる点は考えられません。」などと言われることが多いです。

もちろん、親御さんや先生が知らない・気づかないだけで子どもが抱えている問題があるケースもありますが、殆どのケースでは子ども自身の問題であることが多いです。

ここでの子ども自身の問題とは・・・

嫌なことから逃げがちな選択をしがち
親御さんに対する依頼心が強い
自分で考えて行動することが苦手
自分の意見を伝えることが苦手
周りの人の目や意見を気にし過ぎる
自分のことを自分でできないことが多い


などが挙げられます。
これらの問題を抱えたまま学校生活を送っていると、不適応を起こしてしまう場面は多いでしょう。
特に、何か困ったことがあった時に非常に不安を感じる傾向にあります
お家では困った時にすぐに助けてくれる優しいお父さん・お母さんがいますが、学校ではなかなかそうはいきません。
担任の先生も見てはくれていますが、それでも30〜40人の生徒を同時に見る環境下では気づけない時もあるでしょう。
また、小学1年生ではお友達も自分のことで精一杯のことが多く、助けてほしそうだなと察して手助けしてくれる子は珍しいでしょう。
ここで一言「分からないから、手伝って!」などと本人の口からあれば状況も変わるかもしれませんが、そう言い出せない子は多いものです。


そして、もうすぐ春休み期間に入ります。
親御さんの中には新学期からは心機一転、気持ちを切り替えて学校に行くことができるだろうと期待の気持ちを込めてお子さんを見守られる方が非常に多いです。
しかし、新学年となりクラスメイトや先生などの変化がある環境に急に飛び込むことは、毎日学校に通っている子でも勇気のいるものです。
学校をしばらくお休みしていた子が感じる不安はそれ以上であると考えるのが普通でしょう。

これ以上学校を休ませたくない、元気に学校に行っている姿をまた見たいなどと思われている親御さんは、一度当センターにご連絡ください。
何かお力になれることがあるかもしれません



スージー先生

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