冬休みが終わり、新年の登校がスタートしてもうすぐ1か月が経ちます。
例年、長期休みが明けて数週間〜1か月ほど経つと、不登校に関するご相談の数も増えてきます。
私たちのもとにいただくご相談は、その背景も経緯もさまざまです。
子どもが学校に行けなくなり医療機関を受診したところ、「病院で○○という診断を受けた」「○○の特性があると言われた」というようなケースも多いです。
今回はその中でも、「起立性調節障害と診断された」というケースについてお話ししようと思います
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皆さんこんにちはりーぼ先生です

今回は、起立性調節障害(OD)についての記事です。

不登校の子どもたちが病院を受診した際に、この診断が下りることは珍しくありません。
この記事を読まれている方の中にも、実際に子どもが起立性調節障害と診断されたことがある、という方がいらっしゃるかもしれません。

起立性調節障害とは、思春期(中学生、高校生)の年代によく発症する自律神経系の機能不全です。
これにより、特に午前中に、立ち眩みや頭痛、朝起き困難、倦怠感などの症状が出やすくなります。
「朝起きると頭がクラクラする…
「午前中は調子が悪くなかなか起きられない…
といった場合は、起立性調節障害の症状であることがあります。


ただ、起立性調節障害の症状と、不登校の子に一般的によく見られる症状は、非常に似通っています。
起立性調節障害が要因でなくとも、不登校の子が朝スッキリ起きられない、目が覚めても身体が怠くてなかなかベッドから起き上がれない、ということはよくあります

これを考えると、「起立性調節障害の症状によって、どうしても学校をお休み(あるいは遅刻)せざるを得なくなっている」ケースと、「学校に行きたくない(行けない)という気持ちから、起立性調節障害のような症状が出ている」ケースがあるという点は注意が必要かもしれません。

前者の場合まず必要なのは、やはり起立性調節障害の治療になります。
起立性調節障害の症状を改善しないうちは、いくら本人が「学校に行きたい」と思っても、毎日朝から登校するのは難しい可能性が高いです。

逆に、後者の場合は、起立性調節障害の診断が下りて治療や服薬を行ったとしても、なかなか朝起きられるようにならなかったり、学校に行けない状態が続いたりすることが多いです
それどころか、待てば待つほど学校をお休みする期間が長引き、より一層学校に行きづらくなって不登校が長期化したり、ますます生活態度が乱れたりすることも少なくありません。
この場合、そもそも「学校に行けない、行きたくない」と子どもが感じるに至った原因の部分にアプローチしていくことが大事ですし、ケースによっては子どもの背中を押してあげたり、学校に戻りやすい環境を整えてあげたりすることが必要かもしれません。

私たちがこれまで支援をしてきたお子さんの中にも、「起立性調節障害」と診断されたことのある子はたくさんいます。
親御さんとしては不登校の状態をなんとかしてあげたいけれども、起立性調節障害の治療を続けてもなかなか改善が見られず、どうすれば良いか悩みに悩んでペアレンツキャンプにご相談されたという方もたくさんいらっしゃいます。
そのようなケースでも、支援の中で必要なサポートを行うことでお子さんが復学を果たし、学校に通いながらそれに合わせた生活リズムを作れるようになっていきました。

※ただし、診断の内容や具体的な症状によって、支援をお受けできるケースとできないケースがあります。
これについては、詳しく状況をお伺いした上で判断させていただくことになります。
「うちの子の場合はどうなんだろう?」と少しでも気になった方は、一度お気軽にご相談ください

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それでは、また次回のブログ記事でお会いしましょう

りーぼ先生

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