今回の記事では、訪問カウンセラーの私から見た不登校の子どもが復学するまでの事例についてお話しようと思います。
不登校になるきっかけや、復学するにあたっての課題は子どもによって様々です。
私たちは、その子が復学するにあたって何の準備が必要でどんなサポートが合っているのか、アセスメントしながら支援をしています。


ブログ読者の皆さん、こんにちは
チャマル先生です

12月に入り、本格的に季節はになりましたね
寒い季節ではありますが私としては、「やっと温泉の季節がきたと冬を到来を喜ばしく思います
ですが風邪を引きやすい季節でもありますので、皆さん体調管理にはお気をつけくださいね

カピバラ温泉


では、本題に入ります。
今回は小学5年生の男の子のお話です。ここではA君としておきます。
不登校になる前のA君は、クラスではムードメーカーのような存在で人気のある子でした。
また学校の友達と近くのサッカー教室に通っており、楽しい日々を送っていました。

ですが、5年生の夏休み明けからA君は学校に行けなくなりました。
夏休み最終日に駆け足で夏休みの宿題に取り組みましたが、夜遅くになっても夏休みの宿題が終わらずそのまま学校をお休みしました。最初は1日だけ休むつもりでしたが一度休んでしまうと、学校に行きづらくなり次第にお休みする日を重ねてしまいます。
また学校はお休みしていても、A君はサッカー教室には行っていましたが学校の友達も一緒に通っているので、次第にサッカー教室も行かなくなりました。


私たちが復学のサポートをする際に、当時の話をA君から聞くと・・・

「宿題を忘れてしまったということを周りのクラスメートに知られると、からかわれると思った。」

と、話していました。
クラスのムードメーカーであるA君の場合、良くも悪くもクラス内で目立ってしまうのでしょう。
A君にとっては、それが苦しかったのかもしれません。

A君に限らず、他の不登校のケースでも自分が学校をお休みしたことで周りのクラスメートから変な目で見られる、どう思われているか気になる、といった不安を抱えている子どもは多いです。
学校をお休みすると、クラスの雰囲気や学校の情報などを子どもが知る機会はほとんどありません。
学校の情報が不足している分、より不安が出てきてしまうのでしょう。


そこで、私たちがA君に”復学する前に一度、クラスの友達と会っておこう”と提案しました。
もちろん、友達と会うのはA君も緊張するでしょう。そこで私たち訪問カウンセラーも同席して一緒に遊ぶとA君に伝えました。

一人で友達と会うのは、何を話したらいいか分からず緊張してしまいますが、友達とA君の間にカウンセラーを置くことで円滑に会話を進めることができます。パーティーの司会者のような立ち位置と言えば、分かりやすいかもしれません。


事前に、親御さんを通じて一緒に遊ぶ約束をしました。
その際、友達がA君と遊ぶのを楽しみにしているという話を聞くとA君はとても嬉しそうにしていました。
いつしかA君から「友達と会うのが緊張する」から「友達と遊ぶのが楽しみ!」に変わっていました。

当日、友達がA君のお家に遊びに来ました。
インターホンの音を聞くとA君は駆け足で玄関に行き、友達と会うことができました。
当初、私たちが友達とA君の間に入ってサポートする予定でしたが、すぐに友達と話すことができ一緒にゲームをして遊んでいました。
久しぶりに会った雰囲気を感じさせず、まるでいつも一緒に遊んでいたような雰囲気が感じられました。

時間はあっという間に過ぎ、A君から友達に・・・

「〇〇日に学校に行くから、一緒に行こう!」


と、復学日当日に一緒に登校する約束をしてました。
友達も二つ返事で「いいよ!」と答え、友達は帰りました。
後ほど、A君に友達と遊べてどうだったか聞くと・・・

「めっちゃ楽しかった!!遊べてよかった!!」


と、話していました。
それから復学日当日、友達がA君を家まで迎えに来てくれて一緒に学校の校門をくぐっていきました。もちろんA君も登校することに緊張していましたが、友達と一緒に登校することで多少不安は解消されたのだと思います。

復学を果たしたA君は、不登校の時期があったのが噓のように毎日登校することができ、以前まで続けていたサッカー教室にもまた行けるようになりました。
私たちがA君の様子を見にお家に行くと、A君は・・・

「今は大丈夫!みんなと仲良くやってるよ!」
「この前、サッカーでも1点決めたんだよ!」


と、楽しい話をたくさん聞かせてくれます。
これからもA君には楽しい学校生活が待っていることでしょう。

今回は「クラスメートにどう思われているか不安・友達と会うのが不安」と話していたA君の事例についてお話ししました。またどこかで、不登校の事例を訪問カウンセラー視点でお話したいと思います。

それでは次回のブログ記事にてお会いしましょう


チャマル先生


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