皆さんこんにちは
きりこまち先生です

ようやく残暑が抜け、朝の涼しい空気で秋を感じる日が増えてきましたね
毎年この時期は金木犀の香りが街中に溢れ、郷愁を感じることができます



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今回は、「クラスがうるさい!」、「先生が怖い!」、「友達が意地悪をする」といった環境に対して適応できずに学校に行くのをやめてしまった子どもたちのお話です。

実はこういった理由によって学校に行けなくなる子は少なくありません。
うるさい、と一口に言っても「クラスはいいけど、隣の席の子がうるさい」、「喋るわけじゃないけど、落ち着きがない行動が多いからこっちも集中できない」、「全体的にうるさいから、先生がそれを注意しなきゃいけないことが多くて授業が進まない」、「自分はうるさくしていないのに、巻き込まれて怒られるのが嫌」などなど、細かく分けるときりがないほどに環境が子どもたちに与えるストレスは多いのです

この状況の難しいところは、本人には非が無いことが多い点です。

この状況に至るお子さんの傾向として、本人は静かに過ごしている、真面目で正義感が強い、一度決めたことに対して譲らない頑固な性格を持っている、これらがあげられます。

本人は静かに過ごしているため「あんたも一緒になって騒ぐことがあるんじゃないの?」といった本人にも責任があるという自覚をさせることは難しく、「周りの子が悪いんだよ!」という正義感からの言葉も否定はできず、「周りが変わらないならいかない!」と頑なになってしまうと梃子でも動かないという状態になってしまうケースが多いようです。

ではこうなってしまった時にどうするべきなのか。

細かなケースの違いによって対応は変わりますが、基本的に筋とすべきなのは「あなたの言い分は良くわかるよ。しかし、だからといって学校に行かない選択をしてしまうのは、結局あなたが一番損をすることにならないだろうか」という点に思います。

学校が子どもたちにとっての社会である以上、その社会で起こる様々な環境の変化に適応していくことが求められます

学級崩壊が起きている、本人を標的としたいじめが起きているという状況であれば話は別ですが、客観的に本人の話を聴いた時に、「うるさいというよりは、にぎやかなクラス」、「落ち着きはないけれど年齢を考えると異常とまでは言えない行動」、「常識の範囲内と言える先生の叱責頻度、内容」なのであれば、「そういう環境って社会に出ていくと当たり前に出会ってしまうものなんだよ。」と、割り切って適応する必要が出てきます

しかし、ここで大切なのは「そんな環境社会に出たらいくらでもあるよ。わがまま言ってないで早く行きなさい!」と端的に伝えすぎないことです。

「あなたの言っている内容は、親からしても正しい内容だと思う。決してあなたの意見が間違っているとは思わないよ。でも、その環境があるから学校に行かないと決めてしまうのはまだ早いと思う。だって、そう決めてしまっては友達と遊ぶ楽しい時間や、新しいことに挑戦する機会や、自分の夢を叶える機会を逃してしまうことになるかもしれない。周りの環境が良くないからといって、更に自分が損をするような選択肢を選んでしまうのは親として簡単には受け入れられないな」と言った形で、本人の意見は否定せずに、「その選択肢を取ってしまうと今以上に環境が悪くなるかもしれない」と考えさせてあげることが必要に思います。

もちろん、こういった話をしたとしても「じゃぁクラスを変えてもらってよ!」と言った無理難題を言い始めるお子さんや、「別にいいもん!」と投げやりな反応になってしまうお子さんもいます。

そこから先は個々のケースによって対応が変わるため、今回の記事で網羅することはできません。
しかし、少なくとも初動の段階で学校に行かない選択肢を認める、認めないの選択が、その後の登校に大きな影響を与えるということだけは知っていただければ幸いです。

それではまた次回の記事でお会いしましょう

きりこまち先生
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