ブログ読者のみなさんは、お子さんの様子を見ていて

「散らかっているから私が片づけたほうが早い」
「寝坊して遅刻したら可哀想」
「宿題について親が管理しなければ」
という考えになったことってありませんか

じつはこれ、過干渉な考えです

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こんにちは!まいどん先生です!
「過干渉がよくないって聞くけど、言葉がざっくりしすぎてどれが過干渉かわからない」と思われる方も多いのではないでしょうか。

過干渉の定義
「対象を1人の主体的な人間として認めず、その子どもの意思や思考、自我の発達や自主性などを否定して、親の意のままにコントロールしようとすること」を指します。

つまり、過干渉は子どもの望まないことにも手を出すことです。
親が子どもの本音を顧みず、大体のことが親主導で進んでいくのが過干渉です。
特に熱心な親御さんほど、気づかぬうちに陥ってしまいがちです

ご家庭やお子さんによってはどこまでが過干渉で必要な干渉かのライン引きは異なりますが、大体のご家庭で過干渉にあたる対応としては・・・

子どもの意思に反して「〜しなさい」「〜すべき」と指示を出す
学校や明日の準備を親がする(教科書をそろえたり明日着ていく服を選ぶ)
宿題やかだいを期限までにしたのかチェックする
進路や就職に関して口出しをある一定レベル以上でないといけないと言う

などがあげられます。

では、このような過干渉対応を繰り返すと子どもはどうなるのでしょうか

自立できない・自主性が育たない 

指示待ち人間になってしまう

努力をせず人のせいにするおそれがある

例えば、試験に備えてどこを覚えたらいいのか親がマーカーを引いたり問題集を作って、子どもにそれ通りに勉強させたとします。
親がどう努力したらいいか最短ルートを教えてしまって、子どもはただそれに従うだけの状態です。
すると点数が取れないと子どもは「お母さんが教えてくれなかったからできなかった」と親のせいにしがちです。また、指示を受けて行動することに慣れて頑張ることが嫌になり、努力をしない子になりがちです。

自分を否定的に捉えてしまう・思考停止状態になる可能性がある
例えば、「○○レベルには最低限ならないとだめよ」「その色はあなたには似合わないからやめたほうがいいよ」など、親の価値観や意見を押し付けてしまうと、子どもは「自分が意見を言っても聞いてもらえない」「自分の好みを言ってもだめだ」「○○レベルよりも下の私はダメな人間だ」と考えがちです。
自己肯定感が喪失される自分を否定的に捉えて自信がなくなったり、考えることをやめてしまいます。

失敗をおそれるようになる
私達大人は、子どもの時から失敗と成功を繰り返し学び成長をしました。
その失敗や危険を回避するように親が過干渉すると失敗を経験できません。
そうすると、はたから見て大きな失敗でなくても失敗をしたときに立ち直れないこともあります。

委縮してしまう可能性
例えば、親に意見を押し付けられ、きつく叱られるとします。
食事の際には「しつけだから」とお箸の上げ下げや姿勢をチェックし食事の最中に注意し続けると、子どもからすれば食事が楽しくないですよね
繰り返されると「いつ怒られるか」と常に人の顔色を窺い委縮してしまいがちです。
自分の意見を持たないだけではなく意見したり話すことすら怖くてできなくなってしまいます。
しつけは確かに大切ですが、度がすぎるのは良くありませんね。

母子密着・母子依存・共依存の可能性

常に親が段取りして指示をするという過干渉が当たり前になってしまいます。
それが心地よくなって、お母さんと一緒にいるのが当たり前でいないと何もできないので不安になります。
お母さんが「子どもが自分の生きがい」になっている場合は心理学用語で共依存状態になってしまいます。

…などなど、挙げるとキリがないですが、過干渉の危険性についても読んでいてゾッとしますね

干渉をするなというわけではありませんが、大事なのはバランスです。

子どもが将来自立した大人に成長出来るように、「この干渉は果たしてこの子にとって必要なのかな?」ということをみなさんには常に考えていただければと思っています。

私たちの過去ブログでは、学年別でどれくらいの自立を目指せばいいか?や、過干渉対応や過保護対応について解説をしています。
もしご興味があれば、過去のブログも是非ご覧くださいね。


また、6月27日開催の出版記念講演会『これで解決!!母子登校』オンライン開催ですが、
3か月連続開催が決定しました。
6月、7月、8月にも同内容で配信いたします
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近いうちにどのようなお話をさせていただくかをブログにて発信しようと思いますが、今回の講演会を聴いていただけると、お子さんの性格傾向の分析の仕方や、どのような母子登校(不登校)タイプなのかや、お子さんに合ったかかわり方がわかるようになるかと思います。

書籍の内容は、極力誤解の無いように色んな人に当てはまるように描いているので、抽象的な説明になっていることが多いです。

講演会では極力
「じゃあうちはどうしたらいいの?」
「母子登校5つの動物タイプでうちの子ペガサス(その他のタイプ含む)という結果になったけど、どう捉えて具体的にかかわればいいの?」

への答えが出るような内容になるようにお話したいと思っております(*'ω'*)

それでは、次回ブログ記事にてお会いしましょう!

まいどん先生

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