みなさん、最近は何に対して怒りましたか?
日頃生活を送っていると、色んな「怒りポイント」がありますよね。

電車を待っていたら順番を抜かされた
レジの人の態度が悪かった
頼んでいた料理がなかなか持ってきてもらえない
思うように相手に話が通じない
自分の思い通りに相手が動いてくれない

…など、怒りたくなるポイントは人によって異なると思いますが、小さいものから大きいものまでありますね。

わたしはこの間壁に小指をぶつけた時、なんとも言えない怒りを感じたのですが、それが壁に対してなのか自分に対してなのか、どちらに対してイラっとしたのかがよくわからない今日この頃のまいどん先生です

koyubi_butsukeru


さて、今回は怒りの正体について記事を書かせていただこうかと思います。

心理学者のアドラーは、人が怒りの感情を持つのは4つの目的を果たそうとしているためであると言っています。

〇拉曚靴燭い燭
 →親子や上司部下などの関係で、相手を自分の意のままに動かしたいという気持ち
⊆臚蓋∩茲い罵グ未卜つため
 →夫婦間や社内や仲間内で、主導権を握りたいと言う気持ち
M権擁護のため
 →自分の権利や立場を守りたいという気持ち
だ亀全兇糧揮のため
 →正しいことを教えたいという気持ち

人は悲しみ、寂しさ、苦しみ、心配などの一時感情などの怒り以外の感情を感じた後、二次感情として怒りが生まれます。
人によっては一時感情を追いやってしまうことで最初の気持ちに気づかないこともあります。
また、怒りは一瞬で沸いてくるため、一時感情に目を向ける時間がないとも言われています。

例えば…
(例1)
子どもが迷子になってとても心配した(一時感情)が、迷子放送があり無事子どもと出会えた。
顔を見た瞬間怒り(二次感情)がこみあげてきて「だからお母さんのそばから離れないでって言ったでしょ!」と怒鳴ってしまった。

(例2)
子どもに何度も「晩御飯が食べられる量を考えておやつを食べてね」と伝えているのに、頑張って作った晩御飯を残されて悲しくなった(一時感情)
そして、何度言っても伝わらないからと怒り(二次感情)がこみあげてきて「いい加減にしなさい!明日からおやつは抜き!」と怒鳴ってしまった。

というふうに、人は先に一時感情を感じた後、すぐに怒りを出してしまいます。
一時感情に気づけているうちは問題がないのですが、常に怒りにとらわれてしまうような状態になると精神的にかなり不安定と言ってもよいでしょう。

というのも、知らない人に足を踏まれた時瞬間的にイラっとすることはあるかと思いますが、瞬間的な怒りはあとを引きません。
でもそれが、「自分のことを馬鹿にしているのではないか」という思い込みから怒りになりやすい人は、過剰な怒り(文脈なく怒る、感情を爆発させる怒り)にとらわれてしまっています。
このような過剰な怒りはその場の空気を支配する力を持っていて、アドラーの言う怒りの4つの目的を果たしやすくなります。

また、過剰な怒りの奥底には、愛情欲求が隠れていると言われています。
「私の言うことを聞いてほしい」「自分の思い通りに動いてほしい」「もっと私に注目して」「もっと私をわかって」という欲求が抑えられなくなった時に、怒りが爆発してしまいます。
潜在的な愛情欲求が強ければ強いほど、自分でもコントロールできないような怒りにとらわれてしまいがちです。

子どもの場合は、思春期に突入したあたりに急に人が変わったように常にイライラしたり、暴言が激しく出てしまうケースがあります。

子どもの暴言やイライラに悩まれているご家庭の場合では

〈抑圧傾向〉
・子どもの話を聴かず親の意見ばかりを言っていた
・お父さん2人状態だった
・子どもが意見を言える場を作らず管理しがちだった
・子どもに対して認めることよりも指摘することが多かった


〈愛情過多・甘やかし傾向〉
・子どもを王様・王女様のように扱ってきた
・過保護に関わっていた
・子どもを叱ることが殆どなかった


このような対応をされていたケースが多いように感じます。

〈抑圧傾向〉に関しては、子どもからするとこれまで「親=絶対」だったのが思春期に突入して自分が誰なのかを知る自我同一性(アイデンティティ)を確立する時期にこれまで抑圧されていたもの(潜在的な愛情欲求)を怒りで出しているケースです。

〈愛情過多・甘やかし傾向〉に関しては、常にのどが渇くような状態であり、これまで十分すぎるほど注がれてきた愛情に満足できず「もっと欲しい」と求めてしまいます。親が自分の思い通りに動いてくれないことで怒りを出しているケースです。

どちらかと言えば、後者の方が親御さんの関わりを変えていくことで変化が出やすく、前者のほうが時間が変化に時間がかかりやすい印象です。
後者は愛情は十分に注がれていて子どもの求める愛情レベルが下がればよいので、話は聴きつつも受け入れられないことはハッキリNOと言って我慢をさせる経験をしていくことでお子さんに変化が出やすいです。

前者はケースによっては何年ぶんもの子どもの中の「愛情の欲求不満」が怒りで出てきているわけなので、親が子を認めたり褒めるような対応を1か月続けても、子どもにとっては「まだまだ足りない!」となりやすいです。

怒りの矛先は親しい人に向けられがちで、子どもが学校でのモヤモヤを怒りに変えて親にぶつけたり、親が会社での嫌だったことを怒りに変えて子どもにぶつけたりしやすいです。

子どもは親に比べると精神面や経験の面でも未熟で成長過程にあります。
怒りをぶつけてこられても、怒りとは相手に対する甘えですので、ある程度は「甘えているんだな」と親は受け止めた上でどのように声をかけてあげるべきかを考えてみるとよいかと思います。

もし親御さんが「最近子どもに怒りをぶつけがち…」ということであれば、一時感情に気づく努力をしたり、心の奥底にため込んでいるものはないかを振り返ってみるのもよいかと思います。

子どもが親に怒りをぶつけてくるようになった時は、それがどのような怒りなのかを冷静に分析して対処していくことで、親子関係はよい方向に向かっていくのではないかと思います

いかがだったでしょうか
今回は、怒りをテーマに記事を発信させていただきました。
この内容がどなたかのお役に立てれば幸いです

まいどん先生


↓新刊『これで解決!母子登校』好評発売中!
189026

(↓支援にご興味がある方はこちら↓)
share_tmp

(下のバナーをポチッと応援お願いします
 
にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村

↓最新記事がアップされるたびに通知がきます♪お手軽LINE読者登録はこちらから↓


↓ペアレンツキャンプのInstagram「ペアレンツグラム」のフォローはこちらから↓
insta_btn2