訪問カウンセリングの中では、子どものさまざまな成長が見えてきます。
今回は、母子分離不安の強い傾向にあった子に見られた変化を事例としてひとつご紹介したいと思います。
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皆さんこんにちは!りーぼ先生です。
朝夕は随分涼しくなり、だんだんと秋らしくなってきましたね
気温の変化が大きくなりやすい季節ですので、体調管理にはお気をつけくださいね。

さて、今回は冒頭でもお伝えした通り、訪問カウンセリングの事例をご紹介したいと思います


■小学2年生 男の子(Aくん) 不登校のケース

支援開始当初、Aくんは母子分離不安傾向の強いお子さんでした。
学校での人間関係は問題なく、学校をお休みし出したのも「お母さんと離れたくない」という理由からでした。

学校をお休みし始めてから、お家で日中も長時間お母さんと一緒の空間にいることで、この傾向はますます強くなっていきました。Aくんはお家の中でも常にお母さんと一緒にいたがり、お母さんの姿が見えなくなる度に探しに行くほどでした

当然、短時間でもお母さんが外出しようものなら、不安が強く出てしまいます
お母さんが「買い物行ってくるねー」と声をかけると、「僕も行く!」と必ずついてきました。

訪問カウンセラーが初めてAくんのお家にお伺いしたのは、そんな頃でした。

訪問カウンセラーは事前にAくんの好きな遊びや趣味を下調べし、それらを通してAくんとすぐに仲良くなることができました
Aくんがもともと人懐っこい性格だったこともあり、彼は訪問カウンセラーが来るのを毎回楽しみに待ってくれるようになりました

そんなある日、訪問カウンセラーがお家にお邪魔して、Aくんと遊んでいるときでした
いつものようにお母さんが「買い物行ってくるね」とAくんに声をかけてみると、Aくんは「はーい」と顔色ひとつ変えずに答えたのです。
ちょうど彼の好きな遊びの最中だったというのもありますが、訪問カウンセラーと良好な関係を築けていたからこその反応だったと言えるでしょう。
お母さんが外出している間も、そのまま訪問カウンセラーと楽しく遊びながら過ごすことができました。お母さんがいないことを気にする素振りもそれほどありませんでした。

それ以降、お家の中でAくんがお母さんの居場所を過剰に気にすることも減っていきました。
日頃から親御さんが家庭教育を実践し、彼の年相応の自立心を育んできたことも、要因として大きかったと思われます

Aくんはその後、訪問カウンセラーからのサポートを受けながら復学準備に入りました。
無事に復学を果たし、今では元気に学校に通っています

出会った当初は「お母さん、お母さん」と不安そうな顔をしていた子が、いつの間にか堂々とした表情をするようになり、感慨深いものがありました

訪問カウンセリングではさまざまな背景や性格を持つお子さんと接しますが、彼らの成長力にはいつも驚かされます
私達訪問カウンセラーも、彼らの成長を引き続き全力でサポートしていきたいと思います

それでは、次回のブログ記事でお会いしましょう!


りーぼ先生

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