復学支援コースの支援では子どもたちと直接かかわりながら支援をすることがほとんどです。
そんな支援を長年していると、不登校の子どもたちの取り巻く環境が少しずつ変わってきているように感じます。
今回はその子どもたちの変化などについて書いていきたいと思います。



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皆さん、こんにちは


どんきー先生です


毎日暑い日が続いていますね
そんな暑い日が続く中で子どもたちは短い夏休みが明け、すでに学校が始業している地域や今日が始業式という地域も多いことと思います。
私たちの支援は全国的に支援をしていますので、支援している子どもたちの始業の日がバラバラなのでそのすべてを把握するのだけでも大変です
登校している子どもたちは熱中症とコロナ対策でのマスクを着けての学校生活など不自由さを感じながらも元気に登校し、その日の子どもたちの様子や出来事など親御さんを通じて聞かせていただくと、どんな状況でも学校があって友達と会うことができる環境が合う子どもたちには社会性や協調性、自立を育む上で最適な環境ではあるのだろうと感じます。
すべての子どもたちが必ず学校に行かねばならぬということではありませんが、今は不登校でも学校に行きたくても行けないと悩んでいる子どもたちが、元気にまた登校していけるように今後も私たちは全力でサポートしていきたいと思います


今、不登校にある子どもたちの環境はここ数年で大きく変わってきています。
もちろんコロナ禍にあることで、コロナの陽性者に対するいじめや、コロナ禍の世の中の動向に対して不安を覚え、先行きが不透明であることに対して悲観してしまい不登校になってしまったり、そういった部分で不登校になる理由が大きく変わった部分もあります。

ですが、それ以前から不登校児童生徒における環境は大きく変わってきていました。
実際、不登校児童生徒数の数はここ何年間か右肩あがりで増えています。
それは不登校の子どもたちを取り巻く環境が大きく変わってきているからと言えます。

今、不登校ということ自体は問題であるという捉え方ではなく、また、必ず復学すべきというものではなくなってきています。
これは文部科学省の方針や教育機会確保法という法律が施行されたことで、必ず学校に行かねばならないではなく、子どもたちの社会性や自立を育む環境であれば必ずしも学校に行かなければならないわけではないという方向に世の中は動いています。
それ以前までは、基本的には復学を目指すという方針ではありました。
その方針の変化もあり、不登校の児童生徒数も増加傾向にあります。

こういったことから、不登校だからと言っても学校に行かないという選択を積極的にとっている子どもたちも増えてきているように感じます。
そういった子どもたちは前向きに自分の選択として学校に行けないのではなく行かないと割り切っているケースが多く、そういった場合は自分で自分の居場所を選択し、社会に出るための準備を積極的に取り組めるケースが多いようです。
こういった不登校の子が増えていることも去ることながら、学校に行かないのではなく、学校に行きたくても行けないという子にとっては学校以外の居場所を用意してあげたとしてもなかなかその居場所に入ること自体が難しいというケースが多くなってしまっています。

不登校の子どもたちにとって状況や環境が変わることはプラスになる子もいれば、マイナスになる子もいる。またプラスにもマイナスにもならない子もいるというのが現実なように思います。


どちらにせよ、私たちがこういった環境の変化がある中で不登校の子どもたちの復学支援をしているのは、不登校になることによって、マイナスな変化が出てしまう子どもたちがいるという現実があるからです。
その変化とは、自傷行為が出てしまったり、家の中で暴れる、親に暴力振るう、昼夜逆転生活になる、ひきこもる、など・・・
不登校という行きたくても行けない状態になることで、こういった行動が出てしまうケースが実際にあります。
そんな状況になってしまうとどうしても家庭が疲弊してしまう。そうなると子ども自身ももっとつらくなる。よりマイナスな行動が出てしまう、というような負の連鎖に陥ってしまう恐れが考えられます。

これを食い止めるための一つの手法として復学があると私は考えています。


上記でも述べたように、世の中としてはいろんな方向性で不登校の子どもたちをサポートしようという動きが広まっています。その動きが不登校の子どもたちの選択肢を増やすことにはつながります。しかし、その選択肢が増えたことで、その子にとっての適切な支援は何なのかということを支援する人間は見失ってはいけないと私は思います。

だからこそ、すべての不登校の子どもたちが復学すべきとは考えていませんし、他の居場所を提供すべきとも思いません。
支援者は子どもたち一人ひとりの取り巻く家庭環境や学校の状況など、丁寧に分析しその子に合った支援を適切に行う必要があると私は考えています。

今後も一件一件ご相談いただいている家庭を丁寧に分析しその子に合ったその家庭に合った支援というものを常に頭に入れながら向き合っていきたいと思っています


それでは、また次回


どんきー先生



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