ブログ読者の皆様、こんにちは!

「ペアレンツキャンプの支援に興味が出た!」
カケル先生です( ̄▽ ̄)
以前チャマル先生が訪問カウンセリングの全体像についての記事を書いていましたね。
(「まだ読んでない!」という方はこちらを参考に!
訪問カウンセリングの中にも様々な種類があります。不登校中の子どもに対して、継続登校中の子どもに対して、勉強のフォローが必要な子どもに対してなどです。今日はその中でも、不登校の子どもが復学するために、私たちがどういうカウンセリングをしているのか、その一部を書いていきます。

まず、何と言っても一番大切なのは、子どもとの信頼関係の構築です。カウンセラーと子どもは二人三脚で復学に向けて準備を進めていくため、子どもがカウンセラーに持つ緊張や不信感などの壁をなくしていきます。子どもと関係性を築く方法は、遊戯療法だけではありません。子どもの好きな遊びを通すことによって関係性が良好になることはもちろんですが「ただの楽しい人」「一緒に遊べる人」という認識だけではなく、カウンセラーの存在そのものを好きになってもらう必要があります。
そのために、カウンセラーは子どもとの日頃の何気ない会話もとても大切にしています。子どもが話した内容は、基本的に共感をする、否定はしない、小声で聞き取りづらい発言も聞き逃さない、子どもにとって有益な情報や興味のある話をしてあげる(今流行っている遊びや自分の経験談)などです。
このようにして関係性を築いていくと、子どもは「この人になら何でも話せる」という認識になり親にも兄弟にも言えない話をカウンセラーにしてくれるようになります。「これ言わないでね
」と、よく子どもは言ってきます
(笑)


子どもから悩みを話してきてくれたら良いのですが「明らかに一人で抱え込んでいるな」という学校に行く上での困り事や不安も決してカウンセラーは見逃しません。少しでも悩みのハードルが下がるようにカウンセラー側で心のケアをしたり、時には学校の先生と連携を取ることもあります。なによりも安心させてあげることが大事です。その悩みだったらこうしたら良いよ、こうしてあげるよ、など悩みに対する解決策を出していきます。時に一緒に悩み子どもから解決策を出してくるまで待つという対応をすることもあります

多くの子どもは学校に行く上で「授業についていけない
」「朝起きられるかなぁ
」という不安がつきものです。私たちはそのような不安も一緒に解決していきます



勉強については、私たちはプロの家庭教師ではありませんが、事前に子どもの苦手な教科を勉強(予習)したり、分かりやすい解説方法を考えた上で訪問します。そのため子どもは勉強面でも頼ってくれて一緒に学ぶ事ができます。そうすると少しずつ勉強に対する不安のハードルが下がり「これだと行けるかも」に繋がるのです。
生活リズムについては、普段の起床時間や就寝時間を確認します。やはり不登校の子どもは昼夜逆転をしているケースがほとんどです。復学日を決めたら、当日に向けて急に昼夜逆転を治すのではなく徐々にリズムを整えていきます。前日よりも数分早く寝る、早く起きることが出来たら「よく出来てるね!意識出来てるね!」とカウンセラーから子どもを褒めます。こうして出来ていることを認めてあげることで、出来てない自分から、出来る自分へと自分自身を認められるようになり、自信がつくからです

もちろん以上のような手法は、私たちがしているカウンセリングのほんの一部であり、支援が始まるとより細かく、子ども一人一人に合わせた対応を取り復学を目指します。
「ペアレンツキャンプの支援に興味が出た!」