皆さんこんにちは
きりこまち先生です
5月も終わりが近づいてまいりました

それと同時に、3月から始まった休校期間もいよいよ終了が見えてきましたね
地域によってはすでに分散登校が始まっていたり、通常授業に近づける形で学校運営が始まっているところもあります。
そういった地域や、親御さんからのご要望があるご家庭では政府発表の感染予防を意識しつつカウンセリングを行っています
特に休校期間の間は学校から様々な形で課題が出されている場合が多く、この休校明けがその提出日となっている場合が多いようです

課題をやっていないと休み明けの登校に影響したり、成績に影響することも多いため、カウンセラーはサポートに奔走中です
また、そもそもがひさびさの登校となるため、登校にプレッシャーを感じる子にはそのケアもはずせません。
このように、お子さんによって再登校に向けての困るポイントが変わってくるため、こういった状況はしっかり把握しながら対応を行っています
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今回はこういった「課題、宿題」をきっかけにして登校できなくなってしまったケースをご紹介します

最初に登校に影響が見られたのは彼が小学5年生のGW明けのことでした。
私立の学校に通う彼はGW中にも課題があり、休み明けが提出となっていたのですが、計画的に終わらせることができず最終日まで積み残してしまいました

結果最終日の夜中まで親御さんが付き添い、なんとか8割程度終わらせる形になりました。

翌日の休み明けはこの課題を持って登校したものの、終わっていない2割の提出を求められてしまい、「もうできない!」という一言を放って部屋に閉じこもってしまいました。

ひきこもり始めてから最初のうちは親御さんもなんとか部屋から出そう、学校に行かせようとあの手この手で対応されました

食事を好きなメニューでそろえてあげたり、「学校に行く」という約束の元欲しがっていたゲームを購入してあげたり、機嫌が悪くならないようにと家の中でも手取り足取り問題を解決してあげたりという毎日です

しかし、復学は叶わず、1週間、2週間と学校をお休みする期間は増えていきました。
その間、おうちの中での勝手な行動は行けなくなった当初よりも増えてしまい、食事すら親御さんが部屋まで運ぶような事態になってしまいました。

このままでは学校に行けない期間が延びるだけではなく、家族としての生活すらできなくなってしまう、という危機感から当センターへのご相談をいただきました。

そこからはまず家庭内で定着しつつあった「子どもファースト」の状態を改善するため、家庭内でのお子さんへの接し方を180度変えていきました。

年齢を考えたら自分でできることには親が手を出さないようにし、家族として生活するうえでの勝手すぎる行動には変容を促していきました。
しかし、長びく不登校によって培われてしまった新しい生活のスタイルを変えていくのはとても大変です。

お子さんからの反発にも根気よく対応する毎日は親御さんにとっても大変な日々でしたが、「この子が社会で自立して生きていくためだ」という親御さんの覚悟の元、徹底した家庭教育を行いました。

その結果、対応を変えて数週間は強いままだった親御さんへの反発する態度や問題行動も徐々に薄まっていき、学校への復学はまだ叶わないものの、生活のスタイルは継続的に登校していたころと遜色ないくらいになりました。

また、生活の改善とともに子どもからの「ひまだなぁ」、「外にでたいなぁ」、「○○君どうしてるかなぁ」、「今日の給食なんだろう」、「明日行ってみようかな」といった現状の生活に対する不満や、学校に対しての前向きな姿勢が見えてきました。

こういった様子が確認できたことを気に、親御さんから復学に向けての意識確認を行うことにしました。
この登校の意識確認は非常に繊細に行う必要があります。

世間話のように学校の話題を振るだけでは真剣な話にすることができず、かといって追い詰めるような話し方はプレッシャー過多により動けなくなってしまいます。
そうならないよう、お子さんの性格傾向を分析し、声をかける際の言葉まで親御さんと細かく打ち合わせを行いました。

この打ち合わせの内容だけで、親御さんがお持ちいただいたB5のメモ帳が10ページ以上消費されていたのをよく覚えています。

結果的には親御さんからの登校の意識確認により、「今まで学校のことが嫌であまり考えてなかったけど、家にいても暇なことがよくわかった。来週の月曜からいこうと思う」という話を引き出すことができました

その後、こちらのご家庭では学校に戻るための準備として時間割を先生に確認させていただいたり、持ち物の準備を親御さんと一緒に行っていきました。
これまでとは打って変わり、積極的に学校の準備をする様子は親御さんにとってとても新鮮な様子だったそうです

そして約束の月曜、少々緊張からか朝の口数は少なかったものの、無事復学を果たすことができました
その日以降はまるでずっと通っていたかのように緊張感を見せることもく、元気に登校を果たしているそうです

復学おめでとうございました

もちろん、家庭内の状況によってこういった親御さんからの登校意識の確認を行うことはありますが、基本的には非常に繊細な対応となります。
カウンセラーの介入がないとリスクが大きいケースも多々あるため、いたずらに刺激することは無いように気を付けましょう


それでは皆様、また次回の記事にて

きりこまち先生
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