皆さんこんにちは
きりこまち先生です。

東京はまだあったかいですねぇ、などど余裕を見せていたら急激に冷え込んできましたね
油断大敵とはよくいったものです。


さて、今回は前回の記事の続きとなります。
前回までの記事はこちら

支援がスタートして以降、家庭内での対応を整えていき、お子さんの「復学意識」を高めるとともにカウンセラーが介入するための下地を作り上げていきました。

そして迎えた直接対応の当日、親御さんも大変緊張されるなかでカウンセラーがご家庭へと介入していきました。
私のお子さんの第一印象は「中学2年生にしてはずいぶん幼い顔立ちをしているな」でした。
長くお家を出ないでいたことにより、顔色は青白く、体は痩せてしまい、お世辞にも年齢相応とは言えないような姿になっていました。
特にこの時は半袖に短パンという姿だったため、袖や裾から見える手足が細い枝のように見え、いたたまれない気持ちになったのをよく覚えています。

しかし、実際に話をしてみると、幼い外見とは裏腹にしっかりとした口調で話しができました。

自分の状況についてもよく理解し、私が「今の状況に至った理由を聞かせてくれる?」と聞くと流暢にこれまでのことを話してくれました。
そのまま「うん、うん」と話を聴くに徹しているだけで、彼の話は次々と進んでいきました。

よっぽど話したいことが溜まっていたのかもしれません。

そして、話が休みが長くなってきた頃のことになると、だんだんと彼の声に嗚咽が混じるようになっていきました。

そして
「改めて話していて、よくわからなくなりました、、。こんなに覚えているのに、なんでこんなことになったのか、よくわからないんです、、。」
と、彼は大粒の涙を流しながら俯いていました。

強い後悔と、今の自分を認めることができないでいる葛藤を感じたのを覚えています。

学校のことを考えるほどに胸が苦しくなってしまい、それから逃れるためにゲームに没頭していた。
そんなゲームの中でもうまくいかないなんてことがあると本当に腹が立ってしかたなかった。
しかし、その怒りが通り過ぎて冷静になると「自分はなんでこんなに怒っていたんだろう、、」と恥ずかしく感じてしまうことも多かった。
それでも何かに没頭していないと目の前の現実がよく見えてしまうから、少しでもマシな方に逃げていた。

結局、学校を長く休んでから今までの間、心から楽しいと思える瞬間は一度もなかったそうです。
何をしていても、頭の片隅には「学校に行っていない」という現実が、終わらない夏休みの宿題のようにこびりついて離れず、笑うこと自体も少なくなっていたのを自覚していたようでした。

そんな自分から脱却しようと、今まで何度も何度も学校に行くと決めて迎えた朝もあったそうです。
しかし、朝が来るとどうしても一歩を踏み出すことができずに、ずるずると今の生活を引き伸ばしてしまっていたと。

そんな1年間を振り返り、彼は「こんなのは死んでいないだけで、生きているんじゃない、、」と、最後の一息で話きると、顔を手で覆って泣き崩れていました。

もう自分ではこの状況をどうすることもできない、でも助けの求め方も知らなければ、そんな相手もいない、と全てを悟ったかのような姿でした。
そんな彼に、「まずはこれまでよく頑張ったね」と一言伝えました。

そして、厳しいとも思いましたが叱咤しました。

「始まりは不安だったかもしれない、そこからは始まった生活は君にとって不幸だったのかもしれない。 しかし、その不安や不幸に甘んじるのは怠慢だ。 時に不安や不幸に浸かっている生活というのは居心地が良いことがある、自分を悲観すれば現実を見なくていい理由にもなる。 でもそれに甘んじて幸せになろうとしないことはやっぱり怠慢だ。厳しい意見だと思うけれど、不幸でいることは、頑張っていることではない。 」

それまでずっと俯いた彼でしたが、私の話を正面から目を見て聞いてくれました。

そして、
「いままでそんな風に言ってくれた人はいなかった。みんな心配してくれたし、優しい言葉をかけてくれた。それはありがたいことだったけど、それに甘えていたのも確かだった。 自分が変わらなければ、頑張らなければいけないことはわかっていたはずなのに、ずっと目を逸らしてきた。 僕は今の自分が嫌いです。どうしたら頑張ることができますか? 」

と涙目のまま、しかし泣くことはせずに私に質問をしてきてくれました。

私からは、「まずは1人でなんとかしようと思うことをやめること、助けて欲しい時は『助けて』と声にだすこと、そして今の思いを忘れずに持っていくこと」こういった内容を伝えていきました。

そして彼は戸惑いながらも「助けてください」と口にし、そこから復学に向けての準備を行うことになりました。

今回はここまでです。

次回のブログ記事は復学の準備からスタートです。

きりこまち先生


(↓下のバナーをポチッと応援お願いします
 
にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ



↓最新記事がアップされるたびに通知がきます♪お手軽LINE読者登録はこちらから↓


(↓支援にご興味がある方はこちら↓)
share_tmp