11月に入りましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

図2


水野先生の著書『子どもにはどんどん失敗させなさい』は書店やamazonで出版以降、ありがたいことにコンスタントに売れているようです

執筆されている姿を私も見せていただいておりましたが、よく水野先生は「今回は子育てで悩んでる悩んでいないに関わらず、子を持つすべての親に読んでほしいからね」とおっしゃってました。
実際に校了原稿を拝読すると、表現もわかり易く、まさにすべての親のために書かれた本だなぁと感じました。

カケル先生です。
さて、まさに水野先生の著書の内容に関連する内容を今日は書きたいと思います。


先日、ある親御さんからこのような質問を受けました。

「失敗をさせることで子どもは成長するというのはわかるのですが、何度も同じミスばかりしているように感じてイライラしちゃうんです。そんなもんでしょうか?」


このご家庭では支援を受ける前は、子どもに失敗をさせない育て方をずっとされてきていました。
良かれと思って・・・

登校の際に、水筒がテーブルに置いてあったらお母さんが「水筒忘れてるよ!」
体操服が玄関に置きっぱなしだったら子どもを追いかけて「体操服忘れてるよ!」
宿題が分からなかったり出来なければ全て答えを教えてあげる、もしくは親が記入する

このような家庭教育をされてきた結果、子どもは親への依存心が強く、何かあればすぐ親に頼り、何かあればすぐ親のせいにしてしまうという流れが見受けられました。

そのような環境で育ってきたら、学校では自分の思い通りにならない事や失敗がとてもストレスになってしまい、家ではそのストレスを親や兄弟にぶつけてしまっていました。


支援を開始されてまず私がアドバイスをしたこととしては・・・

「親の問題と子どもの問題を分けて考えましょう」ということ。PCMの基本原理ですね。

宿題をしなくて困るのは誰か?

水筒や体操服を忘れて困るのは誰か?

親が忘れ物に気づいてもぐっと堪えて成長を信じて見守りましょう。とはいえ、すぐに子どもの忘れ物がなくなるわけではありません。日々、見守る姿勢を貫いてもらいました。


そう言い続けること3ヶ月。


子どもに変化が出てきました
子どもが言うには「今日宿題忘れたの皆の前で注意されたの恥ずかしかった」とのことでした。
その日に宿題を親が言わなくても自主的に開始して、ちゃんと次の日にはランドセルの中に宿題を入れたかを確認して持っていきました。

また違う日には夏に暑い日は水筒を忘れてかなり困ったようです。「学校の水まずいよ・・・お茶を忘れなければよかった」と不利益を被ったようです。すると、次の日から水筒を忘れないようになったとのことです。

これは小学生の家庭教育の一つの事例ですが、多くの事例を見せていただいておりますと、まさに水野先生が著書で書かれていることは真実です。だから子どもにはどんどん失敗をさせてほしいです。しかし、それはインスタントなものではなく、徐々に徐々に効果が出てきます。そのためには親側の姿勢として一貫性と継続性が大切なのです

家庭教育はすぐには効果は出てきません
薬で例えると、特効薬ではなく漢方薬。日々の継続で徐々に効果があらわれるものだと思います。

親の忍耐力も大事です

今、効果が出なくて焦ったり不安になられている親御さん
将来のかわいそうのために、子どもの失敗を愛せる親御さんを目指していきましょう

それでは次回のブログ記事にてお会いしましょうヨイショ〜


カケル先生 



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