皆さんこんにちは
きりこまち先生です

もう8月も残りわずかとなりましたね。9月からの学校に向けてためにためた宿題を必死に行い始めた子、すでに学校が始まり暑さの中愚痴りながら登校していく子、そんな子たちのサポートに東奔西走している現場のカウンセラーたち、毎年の風物詩となりつつあります

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さて、今回は前回の記事の続きとなります。

実際に支援がスタートし、まずは家庭内の様子を確認していきました。
最初にご相談があった通り、初見での印象は「家庭内では穏やかに過ごしているな」という一言に尽きました。

多少、お母さんへの依存(何事においても許可を取る、トイレやお風呂、二階についてきてもらわないと行けない)が見られましたが、極端に赤ちゃん返りしているなどの様子は見られず、自分でできることは自分で行っている様子も見られました。

生活の様子を見るだけでは本人が学校に対して持っている印象や具体的な行けない理由が見えてこなかったため、親御さんから本人に学校についての話を聴く対応を取ることにしました。

しかし、こういった対応は以前にも親御さんから行ったことがあり、その際は無言で終わってしまっていたと事前の情報がありました。
今回はそうならないよう、当センターが持つ専門的な会話方をこのお子さんのためだけにカスタマイズし、何度もご両親と打ち合わせしながら対応を組み上げていきました。

その結果、今までは「学校」という単語が出ただけでうつむき、口を真一文字に結んで無言を貫くだけだったお子さんの様子に変化が見られました。
時間は多くかかり、本人は涙目になっていたようですが、ぽつぽつと自分なりの言葉で学校に行けなくなった理由を語ったそうです。

簡潔にその言葉をまとめると、「ずっと学校を休んでしまったから、もうどうやっていったらいいかわからない」ということでした。

学校を長く休んでしまったこと、それ自体が今学校に行けない理由として最も大きくなってしまったという話でした。
一番最初に休んでしまった理由についてはもう忘れてしまったとその場では答えていたようなので、学校の先生や親御さんが把握していた通り、大きなトラブルや問題があって休んだ子ではなかったのです。

実はこういった「最初に休んだ理由を忘れてしまった。」というお子さんは多く、特に小学校5年生くらいまでに見られるケースに感じます。

こういったケースの場合、友達関係や学校の環境に対して解決策を求めていっても復学に結びつくということがほとんどなく、いかにして「また学校に行きたい!」という自発的な思いを本人に持たせるかが大切になります。

その意志の持たせ方はケースによって異なりますが、今回のケースでは特に「親御さんとしての思い」という部分をポイントにしてお子さんに話をしていきました。

これまで家庭内では登校できていないことに対して親御さんからの声掛けをせずにいましたが、改めて親が「学校というものをどうとらえているのか」その思いや考えを本人には聞いてもらいました。

もちろん、いたずらにプレッシャーをかけるだけでは本人に負担ばかりかかってしまうので、この対応も綿密な事前の打ち合わせと、専門的な会話方を用いての対応です。

結果、「学校には行きたい、ずっと行きたい行きたいと思ってる。友達ともたくさん遊びたい。お父さん、お母さんが言ってくれたことも良くわかる、でもどうしても朝になると体が震えてしまう。」という話が出てきました。
この言葉を聞くに至るまでもたくさんの時間を要しましたし、泣きながら、嗚咽交じりに学校への思いを語るお子さんの姿は親御さんにとっても辛いものでした。

しかし、ここで親子が向き合ったことで、初めて学校に対しての思いというものを本人の口から聞くことができました。
全てのケースにおいて、親子は向き合うべきであり、話し合いをすべきであるとまでは考えていませんが、向き合わなければ前に進むことができないケースは多々あるように思います。

今回のケースでは向き合った結果、本人の「学校に行きたい」という思いを聴くことができたので、あとはその思いに対してどういったサポートができるのか、ここを組み上げていく形になりました。

その手法についてはまた次の機会にて

※あくまでペアレンツキャンプにおける復学支援のケースから一例をご紹介しました。なにかの参考程度にみていただき、家庭だけで判断するのではなく専門家にご相談されることをお勧めいたします。




きりこまち先生




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