皆さんは、お子さんに対して
「手洗いうがいはしたの!」
「宿題しちゃいなさい!」
「もう歯を磨く時間でしょ!」
このような声掛けをすることはありますか?

shitsuke_hysteria_mother


「毎日毎日同じことを言っていてうんざり…」と思うことはないでしょうか。
かといって、「放っておいても自ら時間を見て先を読んで行動出来るかというと難しい…」と思われませんか?

こんにちは!まいどん先生です
今回は、お子さんが「自分でできることは自分で」出来るようにするための方法について解説いたします

今回のブログは、就学前〜小学校低学年(小学1〜2年生くらい)までのお子さんが主に対象になります。
就学前〜小学校低学年のお子さんの場合、宿題や身の回りのこと(手洗いうがい、歯を磨くなど)を親が言わずとも出来るようになるには、行動の「習慣化」そして「定着化」がポイントになります。


習慣とは、
長い間繰り返し行われ、そうすることが決まりのようになっていること <Wikipediaより>
定着とは、
しっかり根付くこと、浸透し、馴染むこと              <Wikipediaより>

ということで、小学校低学年のうちは、親御さんがある程度横についてお子さんの行動を見守ってやり、伴走的なイメージで学校の宿題や時間割をそろえるなどの行動が習慣化、定着化することを目指す必要があります。
中学年くらいになれば、親が子に声をかけずとも宿題をする、時間割をそろえる状態が望ましいでしょう。
高学年にもなれば思春期に突入するため、親御さんから宿題の声掛けをしても「うるさいな!」と反発されて終わることもありますし、親子喧嘩に発展して関係が悪化…なんていうこともあります。

小学校低学年のうちの対応がとっても大切なんです。

では、どのように習慣化すべきなのでしょうか。

方法はいくつかありますが、今回はトークンエコノミー法についてご紹介します。

適切な反応に対して仮の報酬(シール)を与え、仮の報酬が一定の数量に達したところで特定の物品と交換し、ある活動や行為を認めたりする学習方法です。
実際にこの手法を取り入れてみると、特に低学年のお子さんであれば毎日シールを貼っていく行為に楽しみを感じ、継続的に親が求める行動をするケースが見受けられます。
このように行動に対して報酬を与えることを繰り返すと、その場面で自然と行動ができるように学習するという原理に基づいています。

ここで大切なのは、
・無理な目標設定をしない
・過剰な報酬を約束しない
・仮に子どもが行動せずとも親は無理に行動を促さない

ということです。

まずは、冷蔵庫などの子どもも親もよく目につく場所にマス目だけをかいた表をはりましょう。
そして子どもに決められた目標を達成したら表にシールを貼ると説明をしてください。
(シールを貼る行為を楽しんでもらいたいので、どのようなシールを貼るかは子どもに任せ、親ではなく必ずお子さんに貼らせるようにしましょう)
そしてそのシールがある一定の数量に達したら、最初に取り決めた適切な報酬を渡してください。
sticker_seal_boy

【例】

小1
目標:ひとりでお風呂に入る
報酬:シール7枚でお母さんと公園で一緒に遊べる

小2
目標:帰ってきたら手洗いうがいをする
報酬:シール10枚でアニメのDVDをレンタルしてもらえる

小3
目標:毎晩9時までに宿題を終わらせる
報酬:シール10枚でスーパーで好きなお菓子を1個買ってもらえる

toy_stickers

やりはじめた当初では「その行動の大切さ」を知るよりは「○○がほしいから」という単純な動機で子は動くかもしれません。
しかしそれが習慣化してくると、目標が子どもにとって意義のあるものであれば子どもは報酬目当てではなく、その行為に対して必要性や快適さを感じ、柔軟に成長をしていくでしょう。

いかがでしたか?
お子さんの自立を目指す上で、このようにゲーム感覚で楽しみ成長出来る方法が「うちの子に合ってそうだな」と思われた方は、トークンエコノミー法を試してみるのもひとつかと思います。

それでは、また次回ブログ記事にてお会いしましょう!



まいどん先生



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