訪問カウンセリングではまず子どもとのリレーション(信頼関係)作りから始めていきます。

私たちの訪問カウンセリングでは子どもの好きな遊びや興味を持っている遊びを一緒にしてあげることで関係作りを行なっていきます。

子ども自身、友達にも会えてなく、一人で遊ぶこと以外はしてない状況だったので、人と遊ぶということには飢えてるというところも見受けられていました。

ですので、初めて訪問カウンセリングに伺った際には最初こそ子ども自身ビックリしたようには見えましたが、遊び始めると子どもの受け入れも良く、すぐに打ち解けることができました。

親御さんから

「こんなに楽しそうにしている子どもを見たのは久しぶりでした」

というようにお話しされていたほどでした。


この日からはだいたい週に一度くらいのペースでおうちに通わせていただき、子どもとのリレーション関係を構築していきました。


リレーション関係が深まっていく過程で子どもの方から親に対して「学校に行かないとなぁ」とボヤくような場面がだんだん出てくるようになってきました。
カウンセラーからは学校の話を触れてはいませんでしたが、親以外の人間とコミュニケーションをとるようになったことで外の世界つまり学校に行くということに対して意識をし始めたのかもしれません。


こういった変化が見られてきてはいましたが、子ども本人から何か動きが見られる様子はありませんでした。
ただ、それは学校に行けなくなってしまってからの期間を考えると、もう一人ではどうしようもなかったことと、「行かないとなぁ」とは言ってるがどこかで「もう無理だ」と自分で諦めてしまってるところと両方の要素があるだろうと思われました。

ですので、このままではなかなか学校に行くという行動にはつながっていかない、何かきっかけを作ってあげないと動き出さない可能性が高いと判断できました。

このきっかけを作るために私も訪問カウンセリングに伺うことになりました。
これは今までリレーションを築いてきた訪問カウンセラーが登校についての話をしてしまうとそれだけでリレーションが崩れてしまう可能性があると判断し、そのリスクを回避するために私がその部分を担うことにしました。

そして、私が対応に入る日がやってきました。

親御さんとともにお家に入り、早速、学校について話を聴いていきました。

学校のことを聞いたとき、彼からは最初、「うるさいな!」というような反発が出てきました。
当然、本人からしたら聞かれたくはない話と思いますので、この反発は理解できるところではありました。
反発はありましたが、そこは冷静に私の方で受け止め、今置かれている自分自身の状況、親がどれだけ心配しているか、などを話していくと彼自身も落ち着いてきて話を聴く姿勢になってくれました。

話を聴く姿勢を取り始めてからは、学校に行けていない理由や学校に行くとなれば何が不安になるのか、など学校に関わる話を聴いていくことができました。

彼から出た行けなくなった理由としては
「なんとなく嫌」
ということでした。

その「なんとなく嫌」となってしまったのは細かい嫌なものがそうなっていると考えられました。
ですので、その細かい嫌なものがなんであるかを子に想像させながら引き出していきました。
それは

・給食が嫌

・体育(特にプール)が嫌

・宿題が嫌。やる意味がわからない。

・授業が嫌。おもしろくない。

・友達が嫌。友達から嫌なことを言われる。


というようなお話でした。

このように「なんとなく嫌」の正体が具体的になっていきました。

この具体的に分かった嫌なことは学校に行っている子どもたちの中で一度ぐらいは思ったことがあるだろうと思われる内容でした。
本来は「嫌だな」と少し思ったくらいで休んでしまっていいものではないはずでしたが、彼にとっては休む理由になってしまったのでしょう。
これは年相応の自立が果たされていなかったということにも繋がってくるところと見受けられました。


これを受けて私からは「嫌なことがなんなのかはわかった。でも、今君がしている生活は嫌なことは避けられたかもしれないけど、楽しく過ごせているのかな?」と聞きました。
すると、彼は「別に楽しくはない・・」と答えました。

彼自身、学校に行けていない間の生活は楽しかったわけではなかったようでした。

それを受けて私からは「じゃあ、楽しくするにはどうしようか?」と確認しました。
すると、彼は「学校に行く!行こうと思っていたんだ」と答えました。

彼の中でも学校へ行くことへの思いはしっかりあったんだと思います。
ただ、行くきっかけを失い、どうしたらいいかわからず家で過ごすしかなかったのだろうと思われます。



続きはまた次回!




※あくまでペアレンツキャンプにおける復学支援のケースから一例をご紹介いたしました。なにかの参考程度にみていただき、家庭だけで判断するのではなく専門家にご相談されることをお勧めいたします。




どんきー先生




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