子どもの性格は子どもの数だけ違います。私たち大人も全く同じ性格なんていませんからね。

しかし、不登校の子ども達はどうでしょう。
支援をしていると不登校の子どもに多く見受けられる性格傾向があります。

今回は性格についての記事を書かせていただきます。

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ブログ読者の皆様、こんにちは。カケル先生です。


訪問カウンセラーとして、子どもと関わっていると「この子はこういう性格だな」「学校では友達に好かれるだろうな」「外に出ると苦労しそうだな」と、長時間一緒にいるからこそ見えてくる子どもの性格があります。同じように遊んでいても勉強していても、子どもによって違うので「この子の性格ならこの対応が合うかな」と分析の上で対応に入っています。

冒頭でも書きましたが、支援をしていると「あの子とこの子の性格似ているなぁ」と思うことがあります。不登校を経験している子ども達は似ていることが多いです。

では不登校の子ども達の性格とはどのようなものがあるのでしょうか。

神経質、緊張しやすい、繊細、プライドが高い、嫌なことから逃げようとする傾向が強いなどです。
これらの性格は、持って生まれたものだけが原因ではないんです。子どもの性格というのは、実は子育てが大きく関係しています。子どもの性格は、親の言葉が作ることが多いです。

例えば、小さい頃から子どもが何か行動を起こすたびに

「失敗したらダメだよ。頑張ってね」
「そんなことも出来ないの」
「なんでそうなるの」
「〇〇君は出来たのに」

など、失敗をしないようにとプレッシャーになる言葉がけをしたり、失敗したときにあからさまに親がショックな表情を見せたり、他の家の子どもと比べてみたり…

このような育て方をすると、子どもは失敗を恐れ、何か行動を起こすたびに緊張してしまいます。

その結果、緊張すること自体が負担になり、自己肯定感は下がり自分は何をやってもダメだという思い込みから、嫌なことから逃げようとする傾向が強くなります。
これは小さい頃から失敗に対する恐怖が植え付けられてしまったからです。
親が良かれと思っての(子どものためを思っての)発言でも、子どもを追い込むつもりはなくても、小さなプレッシャーが子どもの性格を変えてしまっているのです。

反対に小さい頃から、結果がどうであれ

「これまで頑張ってきた分は無駄にならないよ」
「よく頑張ったね」
「頑張ってる姿を見れてお母さん(お父さん)は嬉しかったよ」

と伝えると、前向きな思考になり、何事にもチャレンジすることの楽しさや、結果がすべてじゃなく行動を起こすことが大事だという事を分かってくれます。
また、自己肯定感も上がり、失敗を怖れず挑戦する子どもになります。

不登校になりやすい性格傾向を作っているのは子育てが大きく関係していると述べましたが、具体的にはどのようなものがあるでしょうか。

いくつか挙げてみますね。

一つでも当てはまっていれば今すぐ改善することをおすすめします!

・「急ぎなさい!」「遅い、早くしなさい!」「あれしなさい!これしなさい!」
 →親に指示されないと動けない子に。

・「本当に大丈夫?」「お母さんがしておこうか?」
 →親に依存、年相応の自立心がない、甘えん坊、わがまま

・他の子どもと比べる
 →自己肯定感が低くなる

・過保護・過干渉
 →プライドが高い。(何でも許されてきたので、自分の考え方がすべて正しいと思い込む)
 →ストレス耐性が低くなる

・厳しく叱りすぎる
 →緊張しやすい、神経質、失敗を恐れる


これはほんの一例です。いかがですか?
もし今お子さんの性格で、「こういう性格なので困ってます…」とお悩みの方
先ずは日ごろの子育てで上記のような対応をしていないか、見直してみてください。

子どもの性格は一生変わらないわけではありません。
親が変われば子も変わるですよ♪


それでは次回のブログ記事にてお会いしましょう〜


カケル先生 



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