お父さんはここぞという時に叱っていますか?
お母さんは子どもの話に耳を傾け寄り添うことを意識出来ていますか?

家庭の中で父性と母性が存在していること、父性と母性のバランスがとれていることは、家庭教育においては非常に重要です。





ブログ読者の皆さんこんにちは!まいどん先生です
先日は1年ぶりに関東ペアレンツキャンプ親の会に参加しました
支援をご卒業された親御さんと久しぶりにお話が出来て嬉しかったですし、はじめましての親御さんも多く、皆さん家庭教育の学びと実践を頑張っておられてこれまた嬉しかったです

親御さんから「まいどん先生ですか?」と声をかけていただくことが多く、「ブログをご覧いただけて嬉しい!」と思ったのと、「想像していたまいどん先生とはちょっと違った」とおっしゃる方が多く、びっくりしました



さて、今回は「父性と母性のバランス」についてブログ記事を書かせていただきます

1、父性と母性の違い

まずは父性と母性の違いについて解説します。

父性とは…威厳を持ち、社会規範を示す。
     物事の善悪を教え、子どもの社会性や道徳心や規律性を養う役割

詳細に説明しますと、
・威厳⇒手加減をせず厳しいさま
・社会規範⇒人と人との関係にかかわる行為を「〜である」、「〜べき」という形で評価、判断する
・社会性⇒自分の判断や行動をまわりに受け入れられる形で表現する
・道徳心⇒善悪を判断し、善を行おうとすること
・規律⇒人の行為の基準として定めたもの

こんな感じです。
家庭の中での「警察官」「師範」的な位置づけになります。

母性とは…受容共感的姿勢で子どもを肯定し、子どもの感情育成に大きく影響を与える役割

詳細に説明しますと、
・受容⇒その人が置かれた現実の状況について、変化や抵抗をせずに過程や状況を理解しようとする姿
・共感⇒他者と喜怒哀楽を共有する感情。相手がつらい表情をしていれば、「相手がつらい思いをしている」と分かるだけではなく自分もつらい感情を持つこと
・肯定⇒物事をその通りだと認める、受け止めるさま
感情育成⇒感情を受け止めて反応してくれる環境(応答的環境)を作ること。子どもが抱くどのような感情に対しても否定をせず、どうしてそういう気持ちになるのかを説明してやり、気持ちに寄り添うことで子どもが感情豊かな子になるよう育成すること

こんな感じです。
家庭の中での「カウンセラー」的な位置づけになります。

私達は、父性と母性の両方の性質を持っています。
脳の構造上、男性の場合父性が強く、女性の場合は母性が強いということはあります。
しかし、男性だから父性のみ、女性だから母性のみ存在するということはありません。

男性でも相手の気持ちに対して「わかる〜!」と共感が出来ますし、女性でも相手の行いに対して「それはあかんやろ!」と物事のいい悪いを伝えることもありますよね。

1人の人間として、「父性と母性の両方の性質をいかにバランスよく持つことが出来ているか」で人格的な成熟度が異なります。
夫婦単位でみるならば、「両方の性質が夫婦の中でバランスよく機能しているかどうか」が夫婦関係の成熟度といえるでしょう。


2、日々のルーティンとしつけ

皆さんはこどもの「しつけ」をどう捉えていますか?
ちょっとWikipedia先生に教えてもらいましょう。
しつけとは教育することと言い換えてもいいが、教育一般よりも生活全般に根差した、更に根源的な事柄にまつわる部分を教えていく行為を指す。特に言葉が理解できない幼児の教育に関しては、様々な態度で接することで「やっていいこと(=誉められる)」「やってはいけないこと(=罰せられる)」の区別をつけさせることでもある。

しつけをすることは、自由に伸び伸びと育てる(または放任してしまう)ことの対極にあると考えられている。一定の厳しさをもって育てていくことを含んでいる。

しつけがなければ人間としての道徳規範にも関わるとの考え方もあるため、児童教育におけるしつけは社会的な道徳観念やマナーが不足しているとして、その重要性を再認識する人も存在する。
少なくとも構成で「他のルール」に反せず一貫性を持つことが多くの育児書で薦められている。                         〈 Wikipedia より抜粋 〉

なんだかちょっと難しいのでかみ砕いて解説していきます。

ちょっと話が逸れます。
親御さんが家庭教育を実践する際、「自立心をはぐくむ家庭教育」を意識されますが、皆さんがよく悩まれるのは「自立のために子どもに任せることと、放任ってどう違うの?」ということです。
子どもに失敗経験を積ませようと任せ、時に失敗したら「ナイスチャレンジ!」と言ってやることで子どもが失敗経験からどう問題を乗り越えるかを考える力を身につけさせることができます。
しかし、その失敗経験により「子どもだけではなく周囲も巻き込んでしまったり迷惑をかけても任せていいのか?」という疑問がうまれます。

答えはNOです。

あくまでも「任せて見守る」の中には、「失敗しても問題がない範囲内で」という条件があります。
明らかにその高さから飛び降りたら骨折するでしょ!っていう高さから飛び降りようとしている子に対し「何事も失敗しないと分からないから〜」と任せるのではなく「危ない!」と止めなければなりません。

話は戻りまして、特にお子さんが幼稚園くらいの年齢の頃、お母さんが陥りやすいのが「日々のルーティンを優先してしつけが後回しになってしまう」ということです。

例えば、子どもがお母さんと遊んだり話をしている時にカッとなってお母さんを叩いてしまったとします。
こういう時は、「自分や他の子がケガするようなことは『やってはいけない』と教える必要」がありますよね。
しかし、
「時間を見るともう19時…。ここで叱っちゃうと子どもがパニックになるかもしれない…。
そうしたら歯磨きや寝る準備が遅れて大変なことになる…。本来やるべきことに移ることが難しくなる…。

こう考えた時に、ルーティンを問題なくこなすことが優先されがちです。
叩かれてもイラッとしながらもとりあえず子どもを寝させるまでの行為が優先されやすいです。

しかし、これでは
「どんな時でも人を叩いてはだめ」という道徳的なことを教えることができません。

日々のルーティンを優先するあまりしつけが行えない状況が積み重なっていくと、子どもは物事の善悪が分からないまま成長してしまうことになります。

ダメなものはダメとしっかり叱ることは本当に大切です。

3、父性と母性のバランス感覚が大事

昨今は「非常に母性的な男性」、「非常に父性的な女性」と夫婦における父性と母性の役割が逆転しているケースが多く見られます。
しかし、子どもの人格形成において、特にしつけの場面においては父性と母性の両方の性質が同時に表現される必要があります。

基本的に子どもは叱られるような行動をとりがちです。

例えば子どもがお母さんを叩いてしまった時はしつけの意味を考えても叱る必要があります。
しかし、叱るだけではなく、同時に「相手の気持ちを考えさせる(叩かれて痛い、悲しいという気持ちを相手は持つということに気づかせる)」ことや「過ちや失敗をしても許してもらえる経験をさせる(人は失敗から学び成長出来るということに気づかせる)」ことも大事です。

こういった場面でお父さんが「こら!今何した!お母さんを叩いたらダメだろ!」と叱るケースは少なくなっているように感じます。
代わりにお母さん1人で「痛がる人」「叱る人」「許す人」の3役を演じる…といったケースをたくさん見てきました。
でも、これにはかなり無理があります。

「痛い(T_T)」と言ったあと、「こら!痛いのはいやでしょ!やめなさい!」と叱り、それだけでは子どもが落ち込んだり傷つくだけで終わる可能性があるので「ごめんなさいが言えてえらかったね」と伝えるといった対応です。
(あるいは「痛い!」「つらい、悲しい」という相手の気持ちを考えさせる対応はやめて叱ることや許すことの2役のみの対応をされることも多いです)

でもこれ、説得力がないんです。
むしろ一貫性がなく子どもを混乱させがちです。

ここで父性と母性のバランスの考え方が重要になってきます。
夫婦どちらかが父性の役割として、物事の善悪を明確にし、言葉で論理的に子どもに説明し理解させます。時には厳しい懲らしめが必要なときもあるかもしれません。
 
もう一方が母性の役割として、子どもに対して失敗しても親の愛は変わらないということを教えます。
お父さんが叱った後「ごめんなさいが言えてお母さん嬉しかったよ。それに、お父さんはあなたにダメなことはダメってわかってもらいたくて厳しく言ってくれたんだよ。」と子どもの取った行為を許し、お父さんが叱った理由を解説します。

このように夫婦で役割の担い訳が一貫していれば、子どもは父性と母性を同時に2つの性質を1つの物として受け取れることができます。

一貫していなければ子どもは両方の性質の間を時計の振り子のようにいったりきたりすることになります。

父性だけだと、自分の存在への不安を感じます。
いつも評価され、裁かれているので裁かれないためにいい子を演じるようになります。
心にはいつも「受け入れられるかどうか」という恐れをもちがちです。
攻撃性と幼稚性を持った子に育ちやすく、お父さんとお母さん、どちらもが父性の対応をしているご家庭に多く見られるパターンです。

母性だけだと、自分が成長することへの不安を感じます。

自分が包まれている素の外に飛び出していく自信を持てなくなります。
いつまでも現状に留まろうとし、自分の足で立ち、自分の人生を生きていく勇気を持てません。
これも恐れが心を支配している状態と言えます。(詳細については過去のブログ「母子依存による分離不安って?」をご覧ください)
子どもは甘えん坊の自立出来ない子になりやすく、お父さんとお母さん、どちらもが母性の対応をしているご家庭に多く見られるパターンです。

父性と母性のバランスがとれないと子どもは精神的に不安定になりやすく、物事の善悪や相手の痛みを考えることが苦手になってしまうんです。

4、子育ての究極目標を意識しよう

水野先生の最新の書籍にはこのように書かれてあります。

『子育ての究極目標とは、もしあなたが明日死んでも残された子どもが生きていけるようにしておくこと』


・自分で判断して行動できる力
・どんな環境でも適応できる力
・困った時に他者に頼る力


この3つを家庭教育において育んであげることが大切ということです。



父性と母性の担い訳をするのはなぜでしょうか?
なぜ、家庭教育を実践するのでしょうか?
目先の楽や可哀想を取ってしまうと、将来的に今よりもっと困るような状況になったり、子どもを苦しめてしまうこともあります

今一度、お父さんとお母さん、それぞれが子育て観を一致させて役割の担い訳が出来ているかを見直してみてはいかがでしょうか


5、まとめ

最近は「ワンオペ」と言って、お母さんだけに負担がいってしまう子育てが多く見られます
理由は核家族化が進んだり、近所付き合いが希薄化してきたということが代表的にあげられます。
また、お母さんがお仕事をされていることも多いです。

子どもが悪いことをしたときに1人3役を演じるのには無理があるように、お母さん1人で

仕事、家事、子育て(家庭教育)

これを全て担うのも無理があります。
家庭教育は、お父さんとお母さんが協力しあいながら行うものです。

子育ての究極目標を考え、是非楽しみながら家庭教育の学びと実践をしてみてくださいね! 

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それでは、また次回ブログにてお会いしましょう

まいどん先生


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