皆さんこんにちは
きりこまち先生です

すっかり秋ですね
今年は台風の猛威もあり、季節外れの猛暑日なんてものもありましたが、金木犀の香り漂う良い季節となってまいりました
秋は様々な行事が目白押しな季節ということもあり、イベント好きな子どもたちからするとウキウキの状況となっているようです

しかし、そういった楽しみを待つ子どもたちとは打って変わって、夏休み明けから登校できなくなっている子たちが少なからずいます。
9月1日というのは年間を通して不登校が劇的に増えてしまう日です
理由は様々ですが、連休明けに対して生活のリズムや心の準備ができていない、宿題が終わっていない、季節の変わり目で体調がたまたま悪かった、嫌いな行事がある、などなど、、、。

枚挙に暇がない状態です

今までに不登校の経験がなく、安定して登校しているように見えた子ですらなんの前触れもなくお休みし始めることがあるため、夏の魔物がいると言っても過言ではないかと思います。

お子さんが夏休み明けから急に登校できなくなった、あるいは登校が不安定になり毎週必ずお休みがある状態になった、という場合、その後復学や継続登校を目標とするのなら早めの対応が大切です。

なぜなら、初めは「連休明けで何となく体が重いな」、「宿題できてないからちょっと休んで仕上げよう」、という軽い気持ちで休んでしまったものの、休む日数が一週間、一か月となると話が変わってきます。

学校を長くお休みしてしまった、という事実そのものが再登校を阻害する原因となってしまうのです。「今更学校にいっても勉強についていけない」、「友達から馬鹿にされたり、無視されたらどうしよう」、「学校の持ち物や席も分からない」、「先生に叱られるんじゃないか」など、登校していなかったからこその悩みが多々でてきます

それらが解決したら登校しよう、という気持ちを持つお子さんもいますが、こういった問題は基本的に登校しない限りは解決しません。

「まずは生活リズムを整えよう」、「勉強してみよう」など、あれができたら、これが終わったら、という理由を考えているうちに更に時間が立ってしまうケースがほとんどです。
気づいたときには学年が変わっていたり、次の夏を迎えていたなんていうケースも後を絶ちません

その状態になってからの復学、継続登校は家庭内の力だけでは不可能ではないものの、非常に難しいというのが現状の不登校を取り巻く世界での共通認識です。

ですので、夏休み明けから登校が不安定になった、ぱったりいかなくなって時間が経ってきている、という方は特に初動の対応を気を付けてみてください。

また、ご家族だけで悩まずに、公的機関や医療機関等への相談も念頭におきつつ、家族としてどの方向を向いて歩んでいきたいのかを考えてみてください。




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きりこまち先生

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