ブログ読者の皆さん、こんにちは!
チャマル先生です!

世間では夏休みがスタートしましたね。子どもたちもプールや夏祭りと「夏」を満喫するために今から楽しい予定をたてているのではないでしょうか?
私も旅行だったり、地元の夏祭りへの参加だったりと、「夏」に向けて計画中であります。
皆様も是非、「夏」を楽しんでいただければと思います!(くれぐれも熱中症には気をつけてくださいね

さて、私がペアレンツキャンプに入社してから、たくさんの訪問カウンセリングをおこないました。
訪問カウンセリングは、基本的には子どもたちとのリレーション(信頼関係)を築くために一緒にゲームをしたり、動画を一緒に見たりと「遊び」が中心になります。
この「遊び」は子どもたちと仲良くなることだけを目的とせず、子どもたちの性格傾向や学校に戻った時にどのようなところで躓いたり困ったりするのかという課題を見つけることもできます。

心理学の世界では、「遊戯療法」と呼ばれます。
 
遊戯療法とは、遊びを通じて子どもの悩み・不安などを見つけ和らげる手法です。
子どもは大人より自分の不安や悩みを言葉で相手に伝えることが苦手です。
そんな子どもにとって遊びとは大切なコミュニケーションツールと言えます。
また、親や学校の先生には見せない素の部分もよく見えてきます。

実際に私が訪問したとあるご家庭のお子さんと対戦型のゲームをしている時です。
私はそのお子さんにゲームで何度も負けていました。
私を初心者と思ったその子は、私に上手くなるためのアドバイスや私のレベルに合わせてステージやキャラを選んでくれました
結果、何度も負けていた私ですが最後は勝つか負けるかのよい勝負をしてかなり盛り上がりました。
実は、これはこちらがわざと「ゲームが下手な人」を演じています
私たち訪問カウンセラーは、子どもの性格傾向などを分析するときに「こちらがゲームに勝ち続けたらどうなるのか」「負け続けたらどうなるのか」とあえて勝てる状況でも負けてみて反応をみています。

このケースでは、まさに「負け続けたらどうなるのか」をあえてやってみたわけです。

この訪問カウンセリングの結果、この子は「相手のレベルに自分から合わせることができる」「相手と一緒に盛り上がる事ができる」ということが分かりました
これを学校生活に置き換えた時に、クラスの班で協力して物事に取り組む時に相手に合わせることができ、完結したときに一緒に喜びを分かち合う事が出来る子だという捉え方になります

例えば今回のようにゲームで負け続けている相手に対し、見下して偉そうな口調になったり、相手のレベルに不満を口に出してしまったりする子もいます
このようなお子さんは、学校生活でも友達に対して同じようにしてしまうこともあります。
そういうお子さんの場合は、しっかりとリレーションが構築された時に「その言い方はちょっと傷つくなあ。友達でもきっと同じように傷つく子もいるから、そういうのはやめようか」とやんわり注意することもあります。
すでに遊びを通じて仲良くなっているお子さんなので、素直に受け入れてくれやすかったりします。

このように、訪問カウンセラーがゲーム内で勝ち負けを調整するためには、日頃の練習が大切です
私も、毎日の日課として子ども達が遊んでいるゲームを何時間もプレイしたり、ビジネス書の代わりにジャンプを読んだりしています
時に先輩方とゲームの腕を磨くために休憩時間に一緒にプレイしたり、「ここはこうするといいよ」なんてアドバイスを受けたり…はたから見れば遊んでいるようにしか見えないかもしれませんが、私たちは真剣そのものです(笑)



この努力があるからこそ、たくさんの子ども達を笑顔にできると思えるから頑張れます


他にも訪問カウンセリングの際に私たちが使っているテクニックはありますが、今回はこの辺で終わりにしようかと思います。

それでは、また次回のブログ記事にてお会いいたしましょう


チャマル先生

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