ブログ読者のみなさんこんにちは
どんきー先生です。

前回の続きで、今回はダイレクトアプローチについて書かせていただきます

私たちの支援では、親の学びプログラムを家庭で実践していただく中で、家庭の状況を復学支援カウンセラーが同時に分析します。それが前回の記事の内容でした。
その分析が進んでいく中で具体的な復学プランを同時に組んでいきます。

その復学支援プランとしては以下の3つのプランです。

)問カウンセラーを導入して、信頼関係が構築された段階で登校刺激を行っていく手法。
登校刺激を最初にし、登校の意志を明確にしたうえでサポーターとして訪問カウンセラーを導入する手法。
カウンセラーを導入せずに家庭だけで登校刺激および継続登校のサポートをする手法。

個々のケースに応じてどれが適切かを判断していきます。

お話をしているこのケースでは,離院璽垢鯀択し、先に訪問カウンセラーを導入しました。

私たちの訪問カウンセリングは子どもが拒否しないように、そして負担がかからないように繊細に組み立てています。その特徴としては遊戯療法と呼ばれる手法を用い、子どもたちが今遊んでいる遊びを研究しその遊びを一緒にしてあげることでリレーション(信頼関係)を構築していき、そのリレーション(信頼関係)を元にカウンセリングを行っています。ですので、訪問カウンセラーたちも徹底的に子どもの好きな遊びや話の持っていき方を研究しました。
そして、初回の訪問カウンセリングでは拒否もなく訪問カウンセラーたちを受け入れてくれました
リレーション(信頼関係)を構築することがこのケースでは重要だったので、1か月ほど訪問カウンセリングを進めていきながら子どもとカウンセラーのリレーション(信頼関係)を構築していきました。

ただ、ここまでカウンセラーとの信頼関係の構築はできましたが、「学校に行く」という話は彼女から出てきませんでした。
このままの状況でもいつか学校に行くことについての話が出てくるかもしれませんがそれを待っていてはさらに学校を休ませてしまいかねません。

カウンセラーとも仲良く話も出来るし、相手を気遣えるようなところもある。
十分に学校環境に適応できるポテンシャルはあるお子さんです。
彼女は学校に行くための「きっかけ」を失ってしまっていたのだと思います。

子どもの状況とカウンセラーとの信頼関係の構築状況を再分析し、「支えてくれる人がそばにいることの安心感を持っていれば、あとはきっかけさえ与えてあげれば登校に向けて考えることが出来るはず」という見立てで彼女と対面し、登校刺激をする予定を組んでいきました。

登校刺激当日を迎えました。


私が彼女と初めて会い、学校についてどう思っているのかをまずは問いていきました。
彼女からは「学校には行けるものなら行きたいですけど、今さらどうしたらいいかわからないです」という事を正直に話ししてくれました。
学校の話をするとパニックになったり、反発をしたり、黙ってしまう子も多いですが、彼女は冷静に自分の考えを話してくれました。

彼女から「行けるものなら行きたい」という言葉が聞けたのでそこで私から
「学校に戻るとしたら何が不安だろうね?」と具体的な不安について問いかけていきました。
彼女は

・今さら学校に戻ってもみんなにどう思われているかが気になる
・勉強ができないことが不安
・体力が続くかが不安


ということを話してくれました。

上記の内容は学校に行けなくなったことによって生じた問題のように思えました。

そこで、私から「この具体的な不安を解消することが出来れば学校に行けそう?」と問いかけると「何かいけそうな気がする」と答えてくれました。
この時点では明確な意志というほどではありませんでしたが、確かに「学校に行く」という事について考えようとしている彼女を見ることが出来ました。

この時点でまずは彼女に学校に再び行くための具体的なプランを明確に示すことが必要であると判断しました。
なぜなら、明確なプランを示してやることで彼女の抱えている不安を取り除く方法があることを示し、「私でもできそう」と彼女が思えれば彼女は学校に戻る道を選ぶことが出来る子だと判断できたからです。

その後は、訪問カウンセラーと具体的な復学プランを相談し、彼女は「私でもできそう」という感覚を持ってくれたのか「これなら学校に行けそうな気がする」と最終的には学校にいく決意をすることが出来ました。

ご家庭内で対応を変えていただいたことと、カウンセラーとの信頼関係が構築されるという2つの変化が同時期に起きていないとこのような決意には至らなかったでしょう。


気持ちを新たに、この日を境にこれまで暴力や物に当たる行為があったお子さんがピタッとそのような行為をしなくなりました。
気持ちが前向きになると今までのイライラが嘘のようになくなったようです。
やはり学校に行けない不安からこういった行動になっていたのだろうと思います。

学校に戻る準備も訪問カウンセラーとともに二人三脚で積極的に取り組み、緊張する場面も「緊張する〜!やばいー!」とカウンセラーに吐き出しながら乗り越えていくことができました。
何より本人も、学校に戻るための準備中はとてもイキイキしていたようです。


そして復学日当日を迎えました。

この日私は彼女と久しぶりに顔を合わせました。

彼女の顔は緊張はしている表情はしていましたが、どこか晴れやかな決意を固めたような顔つきになっていました。
私と最初に会ったときには「行けそうな気がする」という程度でした。それが、この日の彼女は「絶対に行くんだ」という覚悟を持っているように感じました。


そして、彼女は何ヶ月かぶりに両親に向かって「行ってきまーす!」と言って玄関を出ていきました。

玄関を出てからは友達と楽しそうに話をしながら一度も足を止めることなく校門をくぐっていきました。


継続登校の段階では、中学生なりの悩みやつらいこと(テスト勉強や体力面など)もありますが、それも乗り越えられています。
今では毎日友だちと遊んだり習い事をしたり精力的に活動することが出来ています。

部活についてはやめたことで吹っ切れていたようで何も問題ありませんでした。
このケースは部活をきっかけにした不登校ではありましたが、それはきっかけに過ぎず、子ども自身の幼さや性格傾向によって起こってしまった不登校でした。


ですので、

親御さんが覚悟をもって親の学びを得て変化された。
子ども自身が「変わりたい」と思ったからこそ、得られた結果だと思います。

この度は本当に、復学おめでとうございます!


 ※細かい対応面や、状況の変化などは実際にはもっとあります。この場では省略しておりますのでその点はご理解いただいた上でお読みください。

 どんきー先生(佐藤博)

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