親の学校!ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や五月雨登校、母子登校などの解決を目指して! ここは「親が変われば子も変わる」をスローガンに掲げる親の学校です。 カウンセラーが綴るカウンセリング理論や最新の子育て論など情報満載。 ブログ開設8年(2008年開設)で発信し続けた情報は子育てで悩む多くの親御さんたちに元気をおすそわけしてきました。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの家庭教育カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

2016年12月09日

不登校の子=病気?怠け者?

ブログ読者のみなさんこんにちはまいどん先生です。
気が付けばもう12月。
1年はあっという間です。みなさん、今年やり残していることはありませんか?
私は今年購入した本は今年中に読んでしまおうかと考えています。
20冊くらいある…読めるかなあ…。。。

さて、今回は瀬川さんにブログ記事を書いていただきました。ご覧ください。


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こんにちは!ペアレンツキャンプスタッフの瀬川です
大阪では、ここ最近でぐっと気温が下がり、とうとう冬が来たんだなぁ〜と感じております

冬はお鍋が美味しいですし、クリスマスやお正月などイベントがあるので好きなのですが、もうこれ以上寒くなるのは出来れば勘弁して欲しいところです( ´_ゝ`)(無理)


では、さっそく本題に入らせていただきます


みなさんは、『不登校になる子ども』の性格傾向として、どんなものを想像されるでしょうか?

不登校や行き渋りとなった子どもに対して「怠けがち」「面倒臭がり」、このようなイメージをお持ちの方が結構いらっしゃるのではないかと思います。

しかし、それとは真逆に「完璧主義」な性格傾向を持った子どもが不登校や行き渋りとなるケースは意外と多いです

これを聞くと「えっ、完璧主義な子どもだったら、学校にも休まずに完璧に通うんじゃないの?!」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか
しかし、実際当センターで支援を行っていく中で、「完璧主義」な性格傾向を持ったお子さんが不登校となってしまうケースは少なくないように感じます。

では、 「完璧主義」な性格傾向を持った子どもは、どうして不登校になってしまうことがあるのでしょうか?
(もちろん「完璧主義」な性格傾向を持ったお子さん全員が不登校になるとは限りませんので、ひとつの例としてご覧くださいね


こういった性格傾向を持った子どもは、勉強も宿題も部活も友達関係も、すべてを完璧にこなそうとします。
つまり、とても頑張り屋さんな子が多いんですよね。

ただ、授業を受けていく中で分からないところが出てきてついていけなくなったり、部活でなかなか試合に勝てないなどといった状況に陥り、どうにもならなくなったときに、

「もう疲れちゃったし、完璧にこなせないならもうやめてしまおう。」

と、張りつめた糸がプツンと切れてしまうというケースが多いです。
燃え尽き症候群と少し似ている部分があるかもしれませんね


また、こういった性格傾向を持った子どもの中には、完璧な状況の中でしか動くことが出来ないという子が多いように感じます。

例えば、復学に関しましても、「学校では授業が今どこまで進んでいるのか」「自分の自分の今の席はどこなのか」「みんなどんなことをして遊んでいるのか」など、すべてのことを知り、その上で学校に戻りたいという子が多いです。
こういうお子さんを見ていて、「行ってみたら分かるわよ!」と思い、イライラしてしまう親御さんももしかしたらいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、「完璧主義」な性格傾向を持ったお子さんには、それがなかなか難しいのです。


こういった性格傾向を持つお子さんを見ていると、今までに「失敗をしたという経験が少ない」ように感じます。
そのため、失敗を極端に恐れてしまい、失敗しないように完璧に物事をこなさないとと考えている子が多いです
復学するにあたって、「学校の状況の全てを把握していたい」ということに関しましても、準備を完璧に出来ていなくて分からないことがあったり、忘れ物をしたりして恥をかくことが怖いのだと思われます。


この「完璧主義」な性格傾向を持ったお子さんには、成功した経験と同じくらい、失敗した経験をさせてあげることが大切であると考えられます

お子さんが何かするにあたって、「ちゃんと出来ているかしら?」と気になって声をかけてみたり、お子さんに求められる前に手助けをしてしまう親御さんは多いのではないでしょうか?

しかし、それではお子さんに失敗したという経験をさせてあげる事が出来ず、失敗に対してのリカバーの仕方を学ぶ事も出来ません


ですので、ここは親御さんが手出し口出しをしたくなる気持ちをグッと抑えて、例え失敗しそうになっていたとしても、お子さんのことはお子さんに任せるように心がけてみてください

その経験を経て、お子さんは「次は失敗しないようにこうしよう」「もし失敗してもこうすればいいんだと気付き、学びます。

その結果、お子さんの心に余裕が生まれ「全部が全部完璧にこなさなくてもいいんだ」「たまに失敗したり上手くいかないことがあってもいいんだ」 と、気を張りつめすぎずに自分に合ったペースで物事をこなすことが出来るようになるのではないかと思われます


「完璧主義」な性格傾向をお子さんが持っていると、お子さん自身も気を張りつめた生活を送らなければならないため、やはりしんどい思いをしてしまいます
そうならないためにも、お子さんを信じて、お子さんのやる事なす事を見守っていきたいですね

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

如何だったでしょうか?
要は「完璧主義」であることが不登校につながりやすいというわけではなく、本人の「ストレス耐性」の問題が大きい場合があるということですね。
性格傾向の掛け合わせによって、本人にとってなにか問題や壁となる出来事が起きたときに逃げの選択肢を選びがちです。

「完璧主義」×「打たれ強い」=「成功するまでチャレンジする」
「完璧主義」×「打たれ弱い」=「失敗すると落ち込む」

ということです。

不登校=逃げと言いたいわけではなく、ほんのちょっとしたことであっても同じことが言えます。
例えば…
・ゲームに勝てないなら初めから勝負しない
・出来そうにないから興味を持った習い事もやらない

このようなことから、「失敗は成功の母」ということを日頃の家庭教育の場では意識していただきたいという内容でした。
また、あくまでも当センターにて支援を差し上げたご家庭を例にして取り上げたブログ記事となっております。
全ての不登校のお子さんに当てはまるわけではないという点はご理解いただければ幸いです。

それでは、次回ブログ記事にてお会いしましょう

 瀬川佑奈
 まいどん先生(山下真理子)


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