ブログ記事読者の皆さんこんにちは
きりこまち先生です。
最近のマイブームは腹筋運動の辻です。年齢を重ねるごとに体系が気になりだしますね。

さて、先日お子さんが復学を果たした関東の親御さんからこんなご連絡をいただきました。

「辻先生!学校に通うようになってから〇〇はまた笑うようになりました!こんなにうれしいことはありません!」

学校へ行けない状態は親からすれば「楽をしてサボっている」ように見えることが往々にしてありますが、子どもなりに沢山の思いを抱えていたのでしょう。
不登校中に暴力や暴言がでていたケースはそういった思いの裏返しであることが多くあります。
しかし、これからが復学支援の本番。継続登校のステージです。
山あり谷ありだと思いますが、家庭力を高めて、カウンセラーの支えの中で成長を促していきたいですね。
復学おめでとうございました


さて、毎年のことではありますが、年末までに復学を果たし少しでも明るい年越しを子どもたちや親御さんが過ごせるよう今の時期はペアレンツキャンプのカウンセラーは総出で全国を飛び回っています。

さて、私の方も例に漏れず、新幹線を乗り継いで全国を飛び回っております。
そろそろ地球一周分くらいの距離を移動したかもしれません(笑)

今回は私が支援中の皆さんにお話をする「ついつい期」「我慢期」のお話。
過去にも水野先生もブログで解説されていましたね。もう一度、この機会に思い出してみましょう



支援を開始すると、ペアレンツキャンプでは家族療法の手法を用いながらご家庭の状況分析とアドバイスをしていきます。
その中心となるのが家庭ノートチェック法です。家庭内の親子会話を記していただき、それを専門のアドバイザーが分析し、そのご家庭にあったアドバイスをカスタマイズしてお伝えしていきます

多くの親御さんは初期のノートではアドバイザーから真っ赤にチェックされて返ってきたノートを見ることになります。
そこからノートの提出を重ねるごとに☓の項目が減り、OKの項目が増えてきます。これが支援初期の状態です。

多くのケースを支援する中でひとつの傾向が見えてきます。

それらの傾向に関して水野先生は以下のように解説しています

それは過干渉や過保護傾向の親御さんによくみられるのですが、良くないとはわかっちゃいるけれどもついつい手だし、口出しをしてしまう時期が必ずあるということ。
そしてその時期をさらにノートの提出を繰り返す中で、実際の対応で手出し口出しはなくなったけれど、奥歯をかみしめながら必死に干渉しないように我慢をされる時期がくるということ。

つまり・・・

支援初期 ⇒ ついつい期 ⇒ 我慢期 ⇒ 気にならない期 

の流れで徐々に親御さんの学びが深まり、家庭内対応に変化が出てくるということです。
そしてベテランの親御さんになると、その我慢期の先にある・・・

「なぜ今まで子どものことであんなに干渉してたのかしら。干渉するのもしんどいし、干渉しないほうが子どもも伸びるし・・・あれほど気になっていたのが木にならなくなった。今が親子共に楽だし幸せだわ

というステージに到達されます。


ついつい過干渉になってしまう親御さんの心理としては、「動かない子どもを見ているとイライラする」ということと、「なんかかわいそう」という心理が見え隠れします。

前者の方は問題所有が明確に出来ておらず、子どもの問題を親が背負ってしまっている状態です。そのような状態の親御さんには子どもの問題と親の問題を分けるというPCMの項目を理解していただきます。

後者の方は「本当にかわいそうなことは何?」ということを考えていただきます。
今子どものちょっとした忘れ物を届けてあげることは簡単かもしれません。しかし、そのことで「忘れ物をしてもお母さんがなんとかしてくれる」と癖づいてしまった子どもは年を重ねてもなかなかその癖が抜けません。
自分のことが自分でできない大人、というのはかわいそうなお話ですよね。

子どもの自立をはぐくむうえでも目先の「かわいそうに見える」ことに対して甘やかすことが本当にかわいそうなことではないかという視点を持つことは大切なことだと水野先生は言います。



さて、未来の自分のために、可哀想ですが今日腹筋を痛めつけることにします。

きりこまち先生(辻貴紀)

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