ブログ読者の皆様こんにちは。
スージー先生こと鈴木です。前回の続きです


親御さんにとっても、この復学日当日の朝はとても特別な日だと仰る方が多くいらっしゃいます。
ずっと家に居た我が子が、学校の制服を着て

「行ってきます


と言って家を出るのですから、その感動といったら言葉に表せない程のものだと思います。
復学当日の朝を迎えられた親御さんから、

「子どもの『行ってきます!』が聞けた時には泣きそうになりました」
「我が家にとって忘れられない1日となりました」

という言葉をいただきます。
その言葉を聞いて私は、復学日当日の子どもの様子や親御さんの様子を思い返します。


今年は暖冬と言われていますが、地域によるとはいえ12月にもなると朝はとても寒くて息も白くなっていきます。
そんな中、不安を抱えながら登校する子どもと一緒に通学路を歩きながら…

子ども:「寒いね〜」
スージー先生:「寒いよね〜」
子ども:「手先が冷たいよ〜」
スージー先生:「ホントだね〜」

などと会話することが多くなります。

通学路を歩いている途中は、子どもが1人で考え込む時間を極力なくすようにするため会話を多めにします。
1人で考える時間が長くなってしまうと、通学途中で学校へ行くことへの不安が大きくなってしまい、恐怖を感じてしまうこともあるからです。

そして…人通りが少なかった通学路を進み、学校へ近づくにつれて、周囲に同じ学校の生徒が増えてきます。
もうここまで来ると勢いで学校に向っている子が多いように感じます。
子どもの気持ちの面でも、不安な気持ちよりも「行かなくっちゃ不登校を乗り越えるんだという気持ちが大きくなってくるのだろうと思います。

学校が近づくと、私達訪問カウンセラーも徐々に子どもから離れていきます。
生徒だらけの中に、大人がいると不自然ですからね・・・
少し離れたところから、子どもの後姿を見守りながら校門をくぐるところまでついていきます。
朝日を受けた子どもの後姿を見ていると、どこかまだ不安を感じているようにも、不安を吹っ切っているようにも見えます。
少しだけ、逞しく見えるんですよね〜

少し離れたところから子どもを見ていると、不登校だったなんて嘘なんじゃないかと勘違いするほど他の生徒たちに馴染んでいます。
傍から見ていると、同じなんですよね。
学校に行っている子も、不登校の子も・・・

学校に行けばまた、子どもにとっていろんな問題が起きることでしょう。
友達と喧嘩した、〇〇先生が気に入らないなどということかもしれません。
周りからすると些細なことでも、子どもにとっては一大事ということは多いのです。
私たちペアレンツキャンプは、その問題を一つ一つ乗り越えていく力を子ども自身に身につけてもらいたいと考えています。
ですので、当センターは復学を最終目標としておりません
継続登校することを前提とし、まずは復学することを目指すというスタンスでいます。



昨年、2015年も復学をする中で様々なドラマに出会いました。
また今年も1人でも多くの子どもの復学が果たせるように、私達訪問カウンセラーも日々邁進してまいります。

これからも、ペアレンツキャンプをよろしくお願い致します



スージー先生(鈴木博美)

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