皆さんこんにちは。ぶにん先生です

先週から今学期の復学を目指す子どもたちのサポートや講演会や文科省での会談などのために東方面に行っておりました
東京で行われた不登校支援を考えるリレー講演会ではコーディネーターとして不登校支援の考え方や問題点などをお話をさせて頂きました。40人定員の会場にも関わらず40名以上の親御さんにお集まりいただきました。講演会だけではなく、その後の懇親会にも少し顔を出させて頂きましたがいろいろな考え方の親御さんとお話が出来て良かったです。ありがとうございました

さて、当センターの支援としては年内最後の復学を見届けることが出来ました。

中学1年生の男の子ですが、1か月の準備期間を経て、家庭訪問や友達訪問や学校見学という行事を訪問カウンセラーを二人三脚で進めていく中で、より「僕は学校へ戻るんだ」という意志を高めていったのではないかと思います。

復学日の朝、私も立ち会い、本人と直接話をしましたが、「緊張もするし楽しみでもある」ということを話していました。嫌なことから逃げるだけではなく、その瞳はまっすぐで私は「この子なら大丈夫だろう」と感じました。
晴天にも恵まれ自転車でさっそうと風を切りながら家を出て行ったのが印象的でした。
継続登校のステージに入ると山あり谷ありですが、親御さんのサポートをしっかりとしながら支えていければと思います。

不登校からの復学おめでとうございました



さて、今日は不登校の子の冬休みの過ごし方について

冬休みに入るとこの世の中から不登校はなくなります。
不登校の小中学生の多くは学校に行けない自分自身を責めたり、行けない責任を親に転嫁して暴力暴言が出たり、現実逃避から怠惰な生活を送ったりと様々な反応を見せます。それは学校へ行けなくなった原因やきっかけ、そして本人の性格傾向や親子関係によって変化します。

しかし、冬休みに入ると、その様子が変わってきます。

わかりやすい子だと終業式の夕方から「僕は3学期から学校へ行くから」と自ら言ってくる子もいるくらいです。
その登校意志の発信が純粋な子もいれば、単に、しばらく学校がないので口だけで終わってしまう子もいます。
またクリスマスやお年玉など子どもたちにとって楽しみな行事も多いため、「学校へ3学期から学校へ行く」と言えば親が喜んで楽しく過ごせると打算的に言う子もいます。登校意志の発信はこのような長期休みに入る頃に見受けられることがありますが、それを親御さんがどう捉えて対応を組み立てるかが大切だと思います

子どもを信じて学校に戻るための準備を進めるならば、親御さんは学校側としっかり連携を取って冬休みの宿題や3学期のスケジュールなどを確認しておくことが大切です。そこを親と一緒に進めていく過程で「本当に3学期から学校へ行く意志があるのか」を判断できると思います。
冬休みに入って子どもの変化が好転した場合、それと同じように1月の始業式が近づくと再び朝に起きられなくなったり暴言や暴力がでたり、その時期になると登校の意志が顕著に低下することも多いです。

冬休みに入ると不登校である自分を直視しなくてもよくなるので子どもたちの心は実に軽やかに変化します。その変化自体は喜ばしいものではありますが、それをどう新学期につなげるかが重要になってくるのです。
支援中の皆様に関しては、個々のケースを分析をしアドバイスを差し上げていますので担当の先生の指示や組み立てに従って進めてくださいね。

クリスマス、お正月と家族と接する時間がより濃密になる冬休み。
ぜひとも新学期の登校につなげて頂きたいと思います。

それではまた



ぶにん先生


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