皆さんこんにちは
今回はまいどん先生こと山下がブログ記事を書かせて頂きます。宜しくお願い致します

前回のブログ記事にて“くせっ毛が…”という事を書かせて頂きましたが、その際に『トリートメントをかえたら状態が変わるかもしれない』とコメントを頂き、“次回美容室行ったら美容師さんに聞いてみよう”と思うものの、しばらく行く予定がないので市販のトリートメントでちょっとよさそうな物をチョイスして使ってみています。

すると、なんとなく髪の毛の状態が良くなったような気がしています
くせっ毛も心なしかちょっとマシになったような気が…これは美容院にて相談してきちんとしたものを使えばもっと状態が良くなるのでは…とウキウキしております

(もしそれで状態が良くなれば、きりこまち先生もくせっ毛と仰っていたのでおすすめしてみようと思っています




さて、今回は以前書かせていただいたブログ記事の子どもの話に耳を傾けよう!の続きとして、ご覧頂けたらと思います



当センターでの支援を通じて家庭教育を学ばれた親御さんが良く仰る言葉があります。

それは…

「子どもが最近学校の愚痴を言うようになった」

「最近子どもが友達の愚痴を言うようになった」

「最近よく相談される」

というものです。

親御さんとしては、「もしかして、親に依存しているって事?」「なにかのサイン?」と今まで子どもが見せなかった行動にびっくりされるのではないかと思います。

私が家庭教育アドバイザーとして支援を差し上げている親御さんも、このように仰る方は少なくありません。

そのご家庭での状況を分析していくと、「良い関係が築けている証拠です」とお伝えする場合があります。

何故親に愚痴を言うようになったのか、相談してくるようになったのかを見ていくと、子どもに変化があったというよりかは親御さんに変化があったという事が見られるケースが多いように感じます

例えば、今まで親御さんがこのような対応をされていたとします。

(例 1)

子 「ママ〜!今日○○君に上靴当てられた〜!
母 「えっ?!なにそれ!どういう事?!
子 「なんかね、廊下歩いてたら背中に上靴が当たったの。飛んできたの」
母 「え…ぶつけられたって事?
子 「…うん…」
母 「あんたは何もしてないのに?
子 「…うん、私は何もしてない」
母 「なのに○○君はそんな意地悪するんだね。これからは気をつけた方がいいんじゃない。何かされたら先生に言うんだよ
子 「…うん…わかった」
母 「次何かされたらママからも先生にも言っておくからね!
子 「…」


この会話を見ると、途中から親が感情的になってしまい子どもの話から事実を見ることが出来なくなってしまっていることがわかります。


本当の所は、○○君が廊下で上靴を半分脱いでブラブラさせて遊んでいた所、誤って飛ばしてしまい、それが子どもに当たっただけなのかもしれません。

そこへ、親が感情的になってしまい上記のような対応をされた場合、

子ども自身 “○○君=嫌な子” として苦手意識が芽生えてしまったり、“学校=いつなにされるか分からない。怖い”

と感じてしまい学校生活に対して不安を覚えてしまうかも知れません


また、もし “そんな大げさにしなくても…話がしたかっただけなのに… と子どもが感じると、毎回話を大げさに聞いてしまう親に話をしなくなるかも知れません

そうなると、 親には愚痴を言わない・親には相談しなくなるのではないかと思います。

そこへ親御さんが家庭教育を学びアクティブリスニングが出来るようになると、以下のような会話が出来るようになります

(例 2)

子 「ママ〜!今日○○君に上靴当てられた〜!」
母 「あらら…今日○○君に上靴当てられたんだ」
子 「なんかね、廊下歩いてたら背中に上靴が当たったの。飛んできたの」
母 「そっか。廊下歩いてたら上靴が飛んできて、それが背中に当たったんだ」
子 「うん。○○君が「ごめん!」ってすっごい謝ってきてさ〜
母 「あ、○○君謝ってきてくれたんだね
子 「そう。なんか遊んでたら間違って飛ばしちゃったんだって
母 「ふ〜ん。間違って飛ばしちゃったのがあんたに当たっちゃったんだね」
子 「そうみたい」
母 「それは○○君もあんたもびっくりしたよねぇ
子 「すっごいびっくりしたよ!だっていきなりドン!って当たったんだもん」
母 「ママでも同じ事があったらびっくりするだろうな〜
子 「だよね〜」

上記の例と比べると、(例 1)では親御さんが子どもよりも感情的になって関わろうとしているのに対し、(例 2)では親御さんが客観的に、ニュートラルな状態で話を聴いている事がわかります

感情的になってしまうと、つい親のものさしで話をしてしまう場合がありますし、子どもとしてもちょっと話をしただけなのに “意外と大事なんだ…” と感じてパニックになる事があります。
そうなると様々な出来事に対して敏感になりすぎて疲れてしまうかも知れません

また、実は○○君がわざと投げてきたのに親御さんが「なんだ、そんな事」と子どもの話を聞かなければ問題の早期発見が出来ずに状況が日に日に悪くなってしまう事もあるかも知れません

ですので、話の聴き方1つで事実を大きくしたりも小さくしたりも出来てしまうという事に気をつけていただければと私は思っています

子どもの話に対してはしっかりアクティブリスニングをして共感的な姿勢で居る事・一緒になって悪口を言うなど同感してしまわずに、親として時に中立的な立場で話を聴く事を意識していく事で結果としてお子さんが親御さんの事を“よき相談相手”として捉え良く話をしてきてくれるようになる事があります。

それが、はじめに書かせて頂いた“良い関係が築けている証拠”という状態です

勿論、私たちは個々のケースを分析し各ご家庭に合った家庭教育をアドバイス差し上げているので、似たような状況でも母子依存が強くなっているケースもありますし、SOSのサインだったという場合もありますので、一概に「良く愚痴るようになった」「良く相談してくるようになった」=良い傾向とはいえない事もあります。



過去の家庭教育を振り返り、似たような対応をされていた場合は今回のブログ記事を参考にしていただければ幸いです


まいどん先生(山下 真理子)




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