皆さんこんにちは

今回はきりこまち先生こと辻がブログ記事を書かせて頂きます
一部の親御さんの間ではこのハンドルネームに賛否両論(主に否)の「きりこまち」です


梅雨入りの発表から2週間ほどが経ちましたが、水野先生の仰っていたように大阪はカラッと晴れる事こそ少ないものの、梅雨の時期の割には雨の降る日は少ないように感じています

私個人としても雨が降らないのは喜ばしいと思っています
それというのも、まいどん先生も書かれていましたが実は私もくせっ毛なので湿気の多い時期は髪が思うようにまとまらずに苦労しています

いまでこそ最低限身だしなみが整っていれば雨の日に外出することを気にしなくなりましたが、中学生の頃は少しでも湿気で髪が乱れることがあれば外出する気分さえなくしてしまっていました

今振り返って思うと「誰もお前の髪型とかそこまで気にしてないから!」と突っ込んでやりたいくらい自意識過剰なお年頃でした

しかし、当時の私からすればその「髪型が決まらない」というのは一大事だったのでしょう

私が訪問カウンセリングをさせていただいているご家庭の中には中学生男子が多くいらっしゃいます
そして、上記のような中学生なりの「身だしなみ」についての話はよく聞きます

訪問カウンセリングでお話をする男の子に「ヘアワックスの使い方を教えてほしい!!」と言われたこともありますし、「髪を切りに行ったらめちゃくちゃ短かく切られちゃったんですよ・・・」と悲しい顔で話すお子さんを励ましたこともありますよ

このブログをご覧になっている皆さんにも「どこのご家庭にもある普通の中学生の悩みだなぁ」とここまでであれば感じていただけるのではないでしょうか


しかし、本人の性格傾向として「神経質傾向」が強く、人にどう見られているのかを気にしすぎてしまう」という一面を持っているお子さんの中には「身だしなみが自分の思ったように整わない」という状況に強いストレスを感じてしまう場合があるように感じます

朝登校ぎりぎりの時間に起きたのにも関わらず、鏡の前で何分も必死に水を付けた手で髪を押さえつける子や”お気に入り”のシャツがなく、予備が準備してあるにも関わらず「シャツがない!」とイライラする子もいました
そしてそのようなことが理由となり、遅刻・欠席に繋がってしまうという事もまた多いようです


ではそうなってしまう原因はなんなのか?
それは先ほども触れましたが「神経質傾向」「人にどう見られているのかを気にしすぎてしまう」という本人の性格傾向に起因する問題があるからなのではと考えています



              「神経質傾向が強い」
                     ↓
髪型が決まらない→こんな髪型で学校に行ってみんなから笑われたらどうしよう・・・→笑われるくらいなら学校に行きたくない!

となってしまったり・・・

             「人にどう見られているのか気にしている」
                     ↓
お気に入りのシャツがない!→(本人が思う)完璧な服装じゃなきゃ嫌だ!→もう今日は学校に行きたくない!

と考えてしまうのですね

結局、「学校に行かなくてはいけない」という気持ちよりも本人が「嫌だから」という気持ちの方が勝ってしまうためにこのような状況になってしまうようです

これは「年相応の自立心が育まれていない」「登校に対する意志の低下」が要因に挙げられます。このような状態だと勝手性の部分が強く出てしまい、自分の思い通りにならないことから逃げようと考えてしまっているからなのではと思います


こういった状況の場合、私達訪問カウンセラーがなぜ遅刻・欠席をしてしまったのか、というところから子どもと話し合い、直接子どもの口から上記のような理由について話してもらった後

「そうか。朝(髪型が決まらなくて・お気に入りのシャツがなくて)遅刻してしまったんだ・・・確かに朝自分の思ったような準備ができないとイライラしたり不安になったりするよな。ん〜でもそれってどうだろう?もし自分の友達が同じ理由で学校を休んでしまったのを知った時、君はどういう風に思う?」

とそのお子さんにもよりますが想像で「人の振り見て我が振り直せ」を想像してもらいます

これはお子さんの性格にもよりますが、親御さんの立場から言っても中学生くらいのお子さんの場合「うるさい!」っと反発をされてしまうことが多いようで。しかし、リレーション(信頼関係)がある訪問カウンセラー(お兄さん・お姉さん)の口から伝えられると以外と素直に自分の行動が幼い行動だったと認めることがあるように感じます

とはいえ、翌朝からも鏡の前に立ち、手櫛で髪をまとめる行為やお気に入りのシャツがなくてイライラする行為はいきなりなくなったりはしません

しかし、だからといってそれが理由でまた休んでしまう。ということはそれまでよりも少なくなっていくように感じます


もちろん上記のような対応を取るためにはお子さんとカウンセラーのリレーションのほかに、教育コーチングによる「登校意識の強化」とある程度強い「押し出す」という対応、そして一番重要なのが「親御さんによる家庭内でのブレない対応」です

カウンセラーが良くないことだと話しているのに親御さんが「しょうがないよね」ではお子さんも混乱してしまいますよね


このようにダイレクトアプローチが行われている段階ではお子さんの抱えるある程度の問題や不安には直接私たち訪問カウンセラーが介入することにより、お子さん自身がその問題を乗り越えられるようにサポートしております

しかし、目標はそういった生活していく上で必ず抱える大なり小なり様々な問題を「お子さん自身の力だけで乗り越えて行けるよう、家庭内の力だけで自立を促していく」というところですので、支援を受けている方は家庭力をどんどん磨いていただければと思います


それでは今回はこれで失礼いたします





きりこまち先生(辻 貴紀)





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