皆さんこんにちは今回はまいどん先生こと山下がブログ記事を書かせて頂きます

今年は例年よりも早く梅雨入りしたとのことですね
私のくせっ毛も湿気に反応してうねりまくっています
4月頃にかけてみた縮毛矯正も、意味がないとまではいきませんが…



…あまり意味がないですね(笑)


さて、今回は子上位対応についてブログ記事を書かせて頂こうかと思います
以前書かせて頂いた、ラクダから学ぶ家庭教育の続きとしてご覧ください。


私が家庭教育アドバイザーとして様々なクライエントさんにアドバイスを差し上げる中で、“母子依存”に次いで“子上位”が多くみられるように感じています。

“子上位”とは一体どのような状態を表すのかと言いますと、子どもの認識として親と子の上下関係が逆になっている事を指します。
では、“親と子の上下関係が逆になる”とどうなるのでしょうか?


例えば、親子間で以下のような会話があったとします

子 「ねぇ、ママ。私〇〇のドーナツが食べたい。」

母 「そう、あなたは〇〇のドーナツが食べたいの。でも、今日は他のおやつを用意しているからまた今度ね。」

子 「え〜…。今日食べたかったのに…。わかったよ

母 用意していたおやつを出す


これが通常の会話例として、子上位状態だと以下のようになります


子 「ねぇ、ママ。私〇〇のドーナツが食べたい。買ってきて!」

母 「そう、あなたは〇〇のドーナツが食べたいの。でも、今日は他のおやつを用意しているからまた今度ね」

子 「はぁ?私は今食べたいの!買ってきてよ!

母 「今日はもう出かけないから無理だよ」

子 「うるさい!買ってこい!」(物に当たりだす)

母 「わかったよ…買ってきたらいいんでしょ?その代わりもう物に当たるのやめてね」

子 「はいはい早く買ってきて!

母 買う事で状況が落ち着くならと子どもの言うとおり〇〇のドーナツを買ってくる

母 「はい、買ってきたよ」

子 「遅い〜!もう!お母さんどんくさいな〜

これが“子上位”状態に多く見られる会話例です

子どもの認識として、“親は私・僕の言う事を聞いてくれて当たり前”となっているケースに多くあります。
親御さんとしましては、“私が言う事を聞くことで子どものかんしゃくが治まるなら…”だったり、“いちいち言い合うのも辛いしもう聞いてあげよう…”というお気持ちになるのではないでしょうか。

このような対応は、その時はなんとか乗り切れるのですが日に日に子どもの要求や暴言等がエスカレートしてしまう事があります

昨日は、「はぁ?私は今食べたいの!買ってきてよ!」と言っていただけのお子さんが、「うるさい」とぬいぐるみを投げつけてくるようになったり、その翌日は、叩いたりつねってくるようになったりする事もあるかも知れません

子どもとしても、そうすることによって自分の意見が通るので楽な方を選んでいきがちです。

まさに前回書かせて頂いたブログ記事の、ラクダが上なのか商人が上なのかが分からないという状態と同じですね

子どもの認識が本来ある姿とは違っていると、このように子どもがご家庭での王様・王女様になってしまいます。
子ども自身が“自分は我が家の王様・王女様”というような認識で居ると、親御さんはそれよりも低い立場の“部下”や“召使い”という位置づけになってしまいます。
こうなると親の立場が低いので、ちょっと自分の要求が通らなかった時は暴れたり暴言を吐いたり、交換条件(「〇〇してくれないと学校行かない!」等)を出してくる事があります。

こういった事が日常的に繰り返されていると、お子さんがもっと大きくなっていった時に親御さんが大けがをしてしまう事もあるかも知れません
そうなると、親御さんとしてもお子さん自身としても辛い思いをしてしまうと思います


また、お子さんとしてもこういったやり取りが“普通なんだ”と思っていると、学校生活を送る上で不適応を起こす場合もあります。
周りの子とは上手くコミュニケーションを取れずに毎日我慢をし続けるという事になりますので、ついには「学校つまんない…」と言いだすという事も考えられます。

このように、上記のような影響がある事もあるので、もし“あ、ウチも似たような事がある…”と思われた場合は、対応を見直していただく事も必要なのかも知れません。

そこで必要なのは、親御さんがある程度は子どもの要求を飲まずに“無理なものは無理なんだ”という姿勢でいることだと私は思います。

上記の例で言うと、

子 「ねぇ、ママ。私〇〇のドーナツが食べたい。買ってきて!」

母 「そう、あなたは〇〇のドーナツが食べたいの。でも、今日は他のおやつを用意しているからまた今度ね」

子 「はぁ?私は今食べたいの!買ってきてよ!

母 「今日はもう出かけないから無理だよ

子 「うるさい!買ってこい!」(物に当たりだす)

母 「はぁ…(悲しい顔)」(その場を立ち去る)もしくは、「買ってきて欲しいんだね(共感)でも、お母さんは買わないよ(非受容)」といった対応が必要です。

はじめはいつもと違う対応をする親御さんに腹を立てて子どもは怒ってくるかも知れません。
ですが、根気よく対応を積み重ねることが大切で、ある時“お母さんがあの反応をしてると、どうせ何言っても聞いてくれないな。”と諦めるようになるかも知れません。

家庭教育は学んですぐにお子さんに変化が現れる訳ではなく、対応の積み重ねによって認識を変えていくというものですので、あきらめずに根気よく・焦らず対応を積み重ねていく事が大切なのではないかと私は思います

ただ、この対応というのは個々のケースによっては反発が大きくでてしまう事もありますので、既に暴力が出ているケースでは危険な対応な場合もあります。
ですので、ご自分のご家庭を見直して必要だと感じた、またはアドバイザーのアドバイスがあった時には是非参考にしていただけたらと思います


まいどん先生(山下 真理子)




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