皆さん3度目まして
今回はまいどん先生こと山下が記事を書かせて頂きます
先日は関西で親の会が開催されましたので、そこで多くの親御さんとお話をする機会を頂きました。皆さんの家庭教育に対する情熱、お子さんに対する愛情、そしてエネルギーに満ち溢れた会でした。多くの方に励ましのお言葉を頂き、私も皆さんからパワーを頂いたように感じます。
ブログ投稿3回目の記事でそろそろお手柔らかにと言えなくなってきておりますが…お手柔らかにお願い致します
不登校復学支援の訪問カウンセラーとして様々なご家庭に訪問させていただいておりますが、最近も実際に訪問カウンセリングをさせて頂いていた、小学生のお子さんが無事復学をされました
まだまだ継続登校初期ですので体力的には疲れがたまってくるころではありますが、復学日から1日も休まずに朝から夕方までみんなと一緒に教室で頑張っています。勉強面の遅れなども徐々に取り戻してくれるのではないかと思います。その背景には子どもの努力もさることながら、親御さんの学ぶ姿勢、そして復学を支えてくれた学校側の対応やお友達の存在なども大きかったと思います。
復学前は登校に対し不安な様子を見せていましたが、今では学校へ行くのが当たり前といったようにとても清々しい表情で「いってきます!」と毎日前を向いて頑張っています
自分が関わったお子さんが勇気を出して壁を乗り越え、自分を奮い立たせて復学したというのは訪問をさせて頂いてる身としても、とても嬉しく励みになります
復学をするにあたって私たちは様々な問題が起こることを想定して細かい準備をしているのですが、その中に家庭訪問という行事を組み込んでおります。
今回は、その家庭訪問に関しての記事を書かせて頂きますね
まず家庭訪問とは、復学前に学校の担任の先生に不登校の子どもたちのお宅に訪問して頂く行事です。
この家庭訪問をするにあたって、事前にカウンセラーと親御さんが学校の先生方と会って支援の概要をご説明する学校説明なども行いますが、この行事に関しての詳しい説明はまたの機会に
なぜ、そのような事をするのか?という所ですが、これには3つのねらいがあります。
まず、1つめは学校の先生に「〇月〇日から学校に戻ります」と子の口から担任の先生に宣言し、担任の先生に復学するにあたって協力をして貰えるようにお願いすることと、実際言葉にして“学校に戻るんだ!”という復学する事に対して現実的に、よりリアルに捉えられるよう意識づけをして貰う為です。
次に、2つめは復学するにあたって現在はどのような授業をしているのか、教室の席の場所や班はどうなっているのか、何か特別な行事があるのか、という復学前に必要な情報を担任の先生に資料を作って貰います。直接担任の先生からご説明をして頂く事で、事前に情報を得て復学する事への不安を軽減する為です。
最後に、3つめは子から担任の先生に「宜しくお願いします」と復学に向けて資料を作って訪問をして頂いている担任の先生に感謝の気持ちを伝え、今後も協力して頂けるようにお願いをする為です。また作成頂いた資料の内容を理解する事で、子どもとカウンセラーが具体的に学業などの遅れを取り戻すための準備ができます。
この家庭訪問というのは、私たちが行っている復学に向けての手法上、復学に向けて準備をしていく中でもとても重要な行事です。
実際に、不登校になってしまったお子さんを見ていると、
“学校には戻りたい。行きたいと思っているけれど、不安がいっぱいでどうしても動けない…”
と思っているお子さんが多いように感じます。
それもそうだと思います。
私も、仮に3か月も会社を休めば
“長い間休んでいてどう思われているのだろう?”
“仕事について行けるかな”
“自分の居場所はあるのかな…”
と、再び仕事に戻る事に対して不安な気持ちを持たずに居ることはなかなか難しいと思います。
これが大人よりも経験が少ない子どもとなると、不安はもっと大きくなるのだろうと想像出来ます。
この大きな不安をそのまま抱えた状態で「(学校に)行きなさい!」というのはかなり酷だと思います
ですので、私たちはその不安を少しでも除く為にこの家庭訪問は必ず行っております。
家庭訪問前にお子さんと遊んだり勉強したりお話したりしながら信頼関係を築き、家庭訪問時には信頼関係があるうえで必ず私たち訪問カウンセラーが同席します。
この家庭訪問を行う前には1つ1つ持ち物を確認し、足りない物がないかどうかを見て担任の先生が来られる前に一緒に全部出しておき、実際に見て貰います。
学校説明時にはお子さんが不安に思う事に対して復学してすぐの時は配慮を貰えないかお願いをしておりますが、その配慮いただけないかをお願いした部分が担任の先生にきちんと伝わっているのかを確認すると共に、担任の先生の口から「大丈夫だよ」と1つ1つ不安に思っていた事に対して言っていただく事で
“担任の先生、ぼくが不安に思ってる事をちゃんとカバーしてくれるんだ…”
と感じて、不登校の子どもは不安が少なくなっている事が多いように思います
担任の先生が帰られた後は、緊張をほぐしつつも心のケアを必ず行っております。
大抵のお子さんは、この家庭訪問で“いよいよ学校に戻るんだ…”と現実味を持ち始めるように見受けられます
こういった行事を1つ1つクリアし、少しでも不安を取り除き、今回晴れて1人のお子さんが復学をする事が出来ました
勿論私たちは個々のケースによって慎重な分析を重ね、微調整を行っておりますので、皆さん同じような手法を使えば必ず復学出来るとは限りません。その点だけは誤解のないように頂ければと思います。
今回は、家庭訪問というものはどういうものなのかを今回のケースに当てはめてカウンセラー目線で書かせて頂きました
だんだん寒くなって参りましたが、皆さん風邪をひかないようご自愛くださいね
まいどん先生(山下 真理子)
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今回はまいどん先生こと山下が記事を書かせて頂きます
先日は関西で親の会が開催されましたので、そこで多くの親御さんとお話をする機会を頂きました。皆さんの家庭教育に対する情熱、お子さんに対する愛情、そしてエネルギーに満ち溢れた会でした。多くの方に励ましのお言葉を頂き、私も皆さんからパワーを頂いたように感じます。
ブログ投稿3回目の記事でそろそろお手柔らかにと言えなくなってきておりますが…お手柔らかにお願い致します
不登校復学支援の訪問カウンセラーとして様々なご家庭に訪問させていただいておりますが、最近も実際に訪問カウンセリングをさせて頂いていた、小学生のお子さんが無事復学をされました
まだまだ継続登校初期ですので体力的には疲れがたまってくるころではありますが、復学日から1日も休まずに朝から夕方までみんなと一緒に教室で頑張っています。勉強面の遅れなども徐々に取り戻してくれるのではないかと思います。その背景には子どもの努力もさることながら、親御さんの学ぶ姿勢、そして復学を支えてくれた学校側の対応やお友達の存在なども大きかったと思います。
復学前は登校に対し不安な様子を見せていましたが、今では学校へ行くのが当たり前といったようにとても清々しい表情で「いってきます!」と毎日前を向いて頑張っています
自分が関わったお子さんが勇気を出して壁を乗り越え、自分を奮い立たせて復学したというのは訪問をさせて頂いてる身としても、とても嬉しく励みになります
復学をするにあたって私たちは様々な問題が起こることを想定して細かい準備をしているのですが、その中に家庭訪問という行事を組み込んでおります。
今回は、その家庭訪問に関しての記事を書かせて頂きますね
まず家庭訪問とは、復学前に学校の担任の先生に不登校の子どもたちのお宅に訪問して頂く行事です。
この家庭訪問をするにあたって、事前にカウンセラーと親御さんが学校の先生方と会って支援の概要をご説明する学校説明なども行いますが、この行事に関しての詳しい説明はまたの機会に
なぜ、そのような事をするのか?という所ですが、これには3つのねらいがあります。
まず、1つめは学校の先生に「〇月〇日から学校に戻ります」と子の口から担任の先生に宣言し、担任の先生に復学するにあたって協力をして貰えるようにお願いすることと、実際言葉にして“学校に戻るんだ!”という復学する事に対して現実的に、よりリアルに捉えられるよう意識づけをして貰う為です。
次に、2つめは復学するにあたって現在はどのような授業をしているのか、教室の席の場所や班はどうなっているのか、何か特別な行事があるのか、という復学前に必要な情報を担任の先生に資料を作って貰います。直接担任の先生からご説明をして頂く事で、事前に情報を得て復学する事への不安を軽減する為です。
最後に、3つめは子から担任の先生に「宜しくお願いします」と復学に向けて資料を作って訪問をして頂いている担任の先生に感謝の気持ちを伝え、今後も協力して頂けるようにお願いをする為です。また作成頂いた資料の内容を理解する事で、子どもとカウンセラーが具体的に学業などの遅れを取り戻すための準備ができます。
この家庭訪問というのは、私たちが行っている復学に向けての手法上、復学に向けて準備をしていく中でもとても重要な行事です。
実際に、不登校になってしまったお子さんを見ていると、
“学校には戻りたい。行きたいと思っているけれど、不安がいっぱいでどうしても動けない…”
と思っているお子さんが多いように感じます。
それもそうだと思います。
私も、仮に3か月も会社を休めば
“長い間休んでいてどう思われているのだろう?”
“仕事について行けるかな”
“自分の居場所はあるのかな…”
と、再び仕事に戻る事に対して不安な気持ちを持たずに居ることはなかなか難しいと思います。
これが大人よりも経験が少ない子どもとなると、不安はもっと大きくなるのだろうと想像出来ます。
この大きな不安をそのまま抱えた状態で「(学校に)行きなさい!」というのはかなり酷だと思います
ですので、私たちはその不安を少しでも除く為にこの家庭訪問は必ず行っております。
家庭訪問前にお子さんと遊んだり勉強したりお話したりしながら信頼関係を築き、家庭訪問時には信頼関係があるうえで必ず私たち訪問カウンセラーが同席します。
この家庭訪問を行う前には1つ1つ持ち物を確認し、足りない物がないかどうかを見て担任の先生が来られる前に一緒に全部出しておき、実際に見て貰います。
学校説明時にはお子さんが不安に思う事に対して復学してすぐの時は配慮を貰えないかお願いをしておりますが、その配慮いただけないかをお願いした部分が担任の先生にきちんと伝わっているのかを確認すると共に、担任の先生の口から「大丈夫だよ」と1つ1つ不安に思っていた事に対して言っていただく事で
“担任の先生、ぼくが不安に思ってる事をちゃんとカバーしてくれるんだ…”
と感じて、不登校の子どもは不安が少なくなっている事が多いように思います
担任の先生が帰られた後は、緊張をほぐしつつも心のケアを必ず行っております。
大抵のお子さんは、この家庭訪問で“いよいよ学校に戻るんだ…”と現実味を持ち始めるように見受けられます
こういった行事を1つ1つクリアし、少しでも不安を取り除き、今回晴れて1人のお子さんが復学をする事が出来ました
勿論私たちは個々のケースによって慎重な分析を重ね、微調整を行っておりますので、皆さん同じような手法を使えば必ず復学出来るとは限りません。その点だけは誤解のないように頂ければと思います。
今回は、家庭訪問というものはどういうものなのかを今回のケースに当てはめてカウンセラー目線で書かせて頂きました
だんだん寒くなって参りましたが、皆さん風邪をひかないようご自愛くださいね
まいどん先生(山下 真理子)
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