2月もあとわずか。3月は学校行事もたくさんありますので子どもたちには体調管理に気を付けながら日々精進して成長していって欲しいものですね


復学支援をする過程で私たちは学校の先生方と学校で綿密な打ち合わせをします。
お会いする先生は、担任の先生と学年主任、教頭と校長先生が主です。もちろん親御さんも同席頂いています。

ペアレンツキャンプのカウンセラーがお話しする内容は基本的には・・・

・家族療法の説明
・訪問カウンセリング法の説明
・不登校中の家庭内の子どもの様子
・復学スケジュールのご説明
・学校側にご配慮いただきたい内容の提示
・質疑応答


私が学校説明にお伺いする際には上記の内容を90分程度時間を取っていただいてお話をしています。当センターの問題解決支援コースを受講されて復学を果たされた親御さんであれば皆さん経験されている行事です。(五月雨登校のケースは学校説明をしないこともしばしばあります)

私たちの支援は全国からのご依頼に対応をしていますので、立場上、全国の都道府県市町村の小中学校に行く機会があります。

そこで感じるのは各地域や学校によって不登校の復学支援の受け入れに温度差があるということ。

私たちは子どもの学校へ行きたいという思いを最大限に尊重します。そして親御さんの「みんなと同じようなことができるように我が子には学校へ戻ってほしい」という願いを大切にします。
それゆえに、先生方にお願いはすることはあっても、学校側の対応を批判したり、自分たちのメンツにこだわったりすることはないです。あくまで「この子が復学できるために必要な配慮をお願いしに上がる」という立場です。学校説明の際には何度も何度も私は先生方に頭を下げます。それが子どもたちの復学への障壁を少なくするために必要であれば親御さんと一緒に何度も説明をし理解を求めます。

私たちは家庭の中で、不登校になりどんどん様子が変わっていく子どもの姿を見ています。超プライベートな空間である家庭の状況を見て組み立てができるのが家庭教育の支援の優位性ともいえます。そして変わっていく愛する我が子の姿を見て不安を毎日強く感じてしまう親御さんの思いも知っています。

学校を休ませながら「待ちましょう」というアドバイスに従ってただ時間だけが流れて子どもの状態がどんどん悪い方向に流れていく姿を見るのは本当に親としてはつらいことです。また子どもたちも「本当は行きたい。でも行けない」という深層的な悩みを抱えながら学校へ行かずに家でゲームばかりをしたり、引きこもったり、暴れたり、昼夜逆転したり、親を奴隷の様に使ったりするのは本当につらいことです。

不登校は「ただ学校に来なくなる(行けなくなる)」だけの問題ではありません。

それゆえに家庭内の対応を変えたり、訪問のカウンセラーが共感的に寄り添ったり、教育コーチングで子どもの行きたい気持ちを引き出したり、問題行動を制限できるような枠組みを作り、可能な限り短期的な復学を目指すわけです。私たちも子どもに寄り添ったカウンセリング、親御さんが背負いきれないプレッシャーを抱えてする教育コーチングを導入するにはそれ相応の覚悟がどうしても必要になります。

学校説明の際には当センターのカウンセラーが間に入って、そのような流れを説明したうえで、家庭と学校の協力体制を頼みます。学校へ行ってしまえば、学校の中では先生方の学校教育のプロの判断にお任せをして私たちは先生方に指示を出すことはありません。担任の先生に相談をされればどのように対応をするべきかはもちろん一緒に考えます。
または復学直後の時期のみ、特別な配慮を頼んだりはします(宿題の免除や体育の見学等)が、あくまで時限的な対応で、基本的には「普通の子と同じように」扱っていただくようにお話をします。

このような説明をしに行くわけですが、その際に多くの学校は・・・


「私たちとしても〇〇さんに1日でも早く戻ってほしい。そのためにできることがあるなら協力は惜しみません」

「不登校の専門の立場の先生のアドバイスを聞いて、私たちも勉強したい」



とおっしゃっていただけます。ありがたいお話です。

そのような受け入れ態勢の良い学校の先生方とお話をしていると、子どもの分析に対しても間違いはありませんし、親御さんの精神的なケアまでも考えてくださっている先生が多いです。一度学校を休んでしまった子がもう一度教室に入っていく難しさも痛感されていて、家庭訪問の回数や、私たちが組み立てる支援の枠組みに対しての子どものストレス度合いなども配慮いただけたりもします。
そしてその後の復学スケジュールの流れや継続登校の過程でも連携がとれて、家庭と学校がしっかりと情報共有して間接的に子どもたちの復学を支えることができやすくなります。私たちはそこを目指してお忙しい中、先生方にお時間を取ってもらってまでもお話をさせていただくのです。

しかし、中には上記のような受け入れ態勢がない学校もあり、親御さんと悲しい気持ちになって学校説明のあと校門をくぐって帰路につくことになるケースも残念ながらあります。

そのような学校説明では、私が名刺を渡しても受け取り方が常識的に考えて失礼な先生が居たり、約束の時間に何十分も遅れていながら一言も謝罪がなかったり、人の話を聞く姿勢として社会人としてありえないような姿勢だったりという先生の姿を残念ながら見ることもあります。
また、私たちの話を聞いて子どものために建設的な議論をするのではなく、学校主導ではないことのみに固執して反発したり、子どもの現状や気持ち、親御さんの思いを一切考慮せずに復学を勝手に推し進めようとしたり、逆に「もっと待ちましょう。そんな復学支援なんて受けずに焦らずに1年ほど家庭の中で愛情深く接して、外の世界を見せてあげてください」と学校説明の場で言って親御さんの思いや「〇日から登校する!」と言っている子どもの思いを踏みにじる先生も中にはいます。
待っているだけで、抽象的なアドバイスだけで、時間が経てば解決するようなケースであれば、もちろん私たちもそのような選択を考えますし、親御さんにも提示しています。それは必ずインテークカウンセリングの際に復学と復学以外の選択肢と中長期的に家庭内で見守ることなどを同じ土俵に上げて支援前に親御さんとご相談をしています。

私たちは家庭教育の専門家として、家庭内の子どもの状態と、親御さんと何十時間にもおよぶ電話カウンセリングの中での相談や、家庭ノートチェック法によって、親御さんの思いと子どもの思いを最大限に尊重をしています。それらの思いが学校側に無慈悲につぶされてしまう時、その時の親御さんのショックは計り知れないものがあります。
その学校側のおっしゃる「待ちましょう」や「保健室にだけでも通えるようにしましょう」という対応を散々してきたうえで、このままではダメだと判断して、私たちの支援を受けることを決断され、納得されたうえで復学に向けて動き出しているのに、学校側が親御さんの気持ちをこうも踏みにじる権利があるのだろうかと私は思ってしまいます。その対応法では解決するどころか状況がどんどん悪化してしまっているからこその選択なのに。

私たちは学校側と敵対しようというわけではありません。
学校側の協力がなければ復学することを実現する可能性が低くなるからです。そして多くの先生方が不登校の問題を解決していきたいと思ってくださってるのも知っています。逆に子どもの学校内での様子に関しては私たちや親以上に先生方はご存知ですので、その背景から導き出された読みや分析が大変貴重な情報になったり、支援の考え方の面で私自身勉強をさせていただいたりするようなこともあるのも事実です。

私たちの説明のスキルの問題であれば私たちも子どもたちや信頼して支援を受講されている親御さんのために精進をしていくつもりです。ただ、そのような問題(レベル)ではないところで受け入れていただけないこともあるのは残念です。
10年位前の不登校カウンセリングの教科書対応のような理屈を持ち出して、「私の知っている対応と違うから」というだけで受け入れてくれないような学校も驚くことにまだあります。この子がもし違う学校だったなら・・・なんて考えて復学支援をするのも私も辛いし、何よりも子どもがかわいそうです。


不登校の問題は「このように対応をすればいい」という答えはありません。

個々のケースによって対応を組み立てていきながら、子どもたちがより良い成長をできるためにどのような一手を打っていくべきかを親御さんと共に脳みそに汗をかいたり、時にはつらくて一緒に泣いてあげたりしながら考えることしか私たちにはできません。

まだまだ中には上記のような温度差が学校によってはありますが、学校側が柔軟に専門の立場の意見として耳を傾けてくださる姿勢を持ち、何よりも子どもの一番の責任者である親御さんの意志(選択)を尊重してくださるような学校教育のシステムができればなと感じる次第です。




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