2010年の秋は完全に失われた季節となりました。過ぎ去ったのか、そんなものは元々なかったのか。いずれにしても今日も寒い


家庭ノートをチェックしておりますと、過干渉傾向の強い子育てをされている親御さんの特徴が挙げられます

過干渉とは何かという議論は過去にも論じたとおりです。年齢だけの要素ではなく、本人の能力や性格傾向により分析してライン引きをしていくことが大切です。ペアレンツキャンプの家庭教育支援コースではまさにそこのラインを明確にすることが当初の支援目標としています。


その特徴とは、子どもに何かを伝えようとするときすべて言葉で伝えないと気が済まないという点です。


「なんであなたはそんなことをするの!」
「アー!リビングにお菓子のカスがまたそのまま!」
「ケンカはやめなさい!」
「いつまでも寝ていないで起きなさい」
「キィ〜!ゲームばっかりして。いいかげんにしなさい」

上記のようなメシテイ(命令・指示・提案)を起爆剤にしてそこから説教や脅迫、さらに親の価値観の押しつけに発展するケースが往々にしてあります。
そのような時の子どもの顔を冷静になって思い出して下さい。ふくれっ面で反発していませんか?悲しそうな顔であなたの方を見ていませんか?おびえて委縮した表情をしていませんか?


親は子どもの行動の変化を促すために「しつけ」と称して上記のようなコミュニケーションを図ります。
しかしながら日常的な過干渉のケースでは、親が求めたい結果に子どもは変化することはあまりありません。これは皆さん日々の子育ての中で骨身にしみて実感されていることだと思います。
でも結局翌日も同じ言葉を子どもに投げつけて親はイライラ、子もムカムカしてしまうのですよね

その背景を紐解いていくと、今回述べたい言葉でしか伝えられない親」・「説教癖のある親という姿が浮き彫りにされます。



先に結論を書きましょう。



言葉じゃなくても子どもには親の気持ちは伝わります。


逆に言葉じゃないほうが伝わることが往々にしてあります。

つまり、「表情」「態度」「行動」です。

喜怒哀楽は表情で十分に表わせます。言葉で伝えようとした場合、子どもは親の言葉に耳を傾けるため、表情を読み取ろうとする意識は高くはありません。しかし、親が言葉を発しない状態で表情で伝えるコミュニケーションは子どもは親の表情に全神経を集中できるので親の真意を汲み取ろうと表情を読むことをします。その上で、「あぁ。今お母さんは悲しいんだな。たぶん僕がゲームの時間をオーバーしてるからだな」などを感じることができます。

態度も家庭教育の場面では、子どもに伝わります。これは科学的な根拠は一切ないのですが、親の態度って不思議と空気感染するんですよね。親が朝の時間に「今日はこの子はちゃんと登校するかしら(ハラハラ)」と心の中で思っていると、不思議と子どもにもその不安は伝染します。同様に、親のイライラも空気感染することがありますので、親の問題のみでイライラしている場合などは子どもから見える場所にはいないほうがいい場面などもある位です。

行動というのは親の背中を見せる対応と同義です。子どもは親の背中を見ています。親は意外とその事実に気づいていません。子どもの行動が親に似るのは言葉で伝えてきたこと以上に親の行動をモデリングして自らのものにしていることがあるということなのです。親が行動で示す。これも言葉以上に効果的な場面があります。


過干渉傾向でついつい言葉でのコミュニケーションやしつけを最優先する親は決して悪い親ではないと思います。
むしろ子どものことを一番に考えて愛情深く、さらに頑張り屋さんの親御さんが多いです
しかし、その努力や愛情が報われていないケースが残念ながら家庭教育支援の現場では目立ちます。


親の頑張り方を変えること。

子育てに行き詰った際にぜひ考えてほしい点です。
どのように頑張り方を変えるかという点で今回お話しした非言語的なコミュニケーションを優先するという点を実践してみてください。


もしかしたら「あれ?」という嬉しい変化があるかもしれませんよ




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