9月に入っても暑いですね
運動会の練習などが始まっている学校も多く、この炎天下のもとでの体育は過酷な状況でしょう。熱中症にだけは気をつけて夏の残り火を楽しんでほしいものです。


不登校の支援に関してはいろいろな立場の方がいらっしゃいます。

私たちのように復学を一番に考える機関もあれば、違う選択肢を与える機関もあります。または家の中で刺激をせずに好きなだけ待たせる手法もあります。
手法ごとに考え方は大きく違いますが、実は根っこの部分では目指すところは同じなのです。

それは「不登校の子に居場所を」ということです。

居場所がどこにもないのは大人でもとても辛いことでですよね。


私たちペアレンツキャンプは学校こそが子どもたちの居場所だということを第一に考えて、学校に適応できる能力を伸ばしながら、環境を整えて、前向きな意志をサポートしてあげる手法です。

フリースペースや私塾では学校以外の居場所を作ることで子どもの笑顔を取り戻そうとされます。

家の中で刺激せずに待つ手法や、ホームエデュケーションでは、家の中こそが子どもが心の底から安心できる場所であり、そのような環境を整えてあげるという考えがあります。


どれが正解というわけではないと思います。
子どもが望むものが何なのか。親が望むものは何なのか。
そのニーズと、将来の道筋までを考えて、各々が納得する手法、信頼できる機関に支援を依頼することが何よりも大切なことではないかと思います。

不登校の子は、学校へ毎日登校している子に比べればマイノリティです。ですのでマイノリティゆえの苦しみもあります。

「なぜ僕だけが行けなくなったのだろうか」
「みんなは嫌な事があっても乗り越えるのになぜ僕だけ乗り越えられないのだろうか」
「学校を休むことで取り残されている気分になる」
「友達の目が辛い」
「みんなと同じように学校へ行きたい」

などが支援の場で子どもたちから聞こえる言葉です。


普通にご飯を食べて、普通に学校へ行って、普通に親と話して、普通に友達とケンカして仲直りして・・・

普通って何?となるとこれまた議論が複雑になりますが・・・

「個性を尊重して教育を」という流れがありましたが、それが曲解されて、「本人が嫌というものはすべて排除してもいい」という考え方になっているケースも見受けられます。さすがにそれには疑問を感じます。


そのような個性尊重の時代で、普通であるというのは、実は個性豊かに生きることと同じくらい難しいことなのだなと感じます。



個性も尊重しつつ、それと同じように「普通」であることも大切にしつつ、家庭教育の支援をしていきたいなぁと感じる秋でした。





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