こんにちは

今回はどんきーが書いております


さて、来たる5月30日(日)に家庭教育推進協会の関西セミナーと講演会が開かれます。私も参加させていただきますので、参加される予定の方で、私のことをご存じの方は声をかけてくださいね
おそらくは私は受付をさせていただきます。

ぶにん先生こと、水野達朗先生は、今も事務所で電話カウンセリングと家庭ノートチェックをされています。一体、いつ講演会やセミナーの準備や執筆活動をしているのか・・・私にもわかりません



今回は、中学生以上の子どもたちがちょうど今ぐらいの時期にがんばらないといけない、定期テストについてお話ししようとおもいます
(もう終わって「ふぃ〜」と一息ついてる子どもたちも多いと思いますが)

もちろん小学生の時もテストはありますが、それとは違い、ちゃんとテスト期間やテスト範囲が発表されてテストのためだけに学校へ行くという大きな行事になります。

少し大げさに聞こえるでしょうが、子どもたちにとってはこれぐらい大きな行事といえます。中学生は高校受験の内申に関わってきますし、高校生は大学の推薦に関わってきます。これを考えると大きな行事だと思いませんか?

でも、子どもたちの中ではそこまで考えて受けている子は少ないと思います。
特に不登校を経験した子にとっては、復学初期の段階での対応で

「学校へ行くことが何よりも大切。勉強面は二の次だよ」

と訪問カウンセラーの立場では伝えることが多いですので、その影響もあって復学後に勉強の意識が深まらないケースも見受けられます。

幾多の苦労を乗り越えてせっかく復学したにもかかわらず、その後の勉強の意識の低さに何のアプローチもしなければ、卒業後の進路(高校進学)が獲得できずに再び家に引きこもるという選択をせざるをえなくなるケースもあります。これだけは私は避けてあげたいと感じています。


それを踏まえても、中学生の定期テストの意識については(特に1、2年生)正直あまりないのが自然だと思います。(私もそうでした
それに、ある時期には学校で「もっと勉強しなくてはマズいことになるよ」と言われるでしょう。ですから、子どもたちに親からわざわざ「受験に響くから勉強しなさい」と言う必要はないと思います。おそらく言ったところで反発が大きく出るだけで親御さんが求める結果にはつながらないのではないかと思います。


そこで、私は訪問カウンセラーの立場では、まず、子どもたちがテストのことをどう考えてているのかを聞き出すことから始めます。「良い点をとらないといけないもの」と思っていたり、「別に悪い点とってもいいから勉強しないでいい」と思っていたり、いろいろな考えを子どもたちは持っています。

一番のポイントは子どもたちの考えを聞いた上で、一人一人対応を変えていくことです。


例えば「良い点を取らなくちゃいけない」と思い過ぎてしまって精神的に負荷をかけすぎて無茶をしている子には、「良い点を取るのは大事だけども、頑張りすぎて体調を壊すと意味がないし、少しくらいテストの点が悪くたって君の人格までは否定されることはない」という認識を与えていきます。

逆にテスト前日でも勉強をせずに教科書類すらも持って帰ってこない子がいます。そのようなケースでは勉強のスケジュールを立てて、まずはそれどおりにやらせてみます。
やるかどうかのラインはこれまで築き上げてきた私と子どもとのリレーション(信頼関係)次第にはなります。
テスト直前にもかかわらず教科書類の一切を学校へ置いていたケースでは、一緒に放課後に学校に教科書を取りに行ったこともあります。
「持って帰ってくるのを忘れたんだ。仕方ないね」では済まさずに「そこまでするの??」というくらいの姿勢を示さないと伝わらないこともあります。
その上で一緒にテスト勉強のスケジュールを立てていきます。

そうしていきますと、多くの子は成績が上がります。すでに80点が獲れる子をさらに10点伸ばすのは難しいですが、20点の子を30点にするには1日あれば成功します。(例外もありますが
このように実際に「前よりも点数が上がった実感」を与えてあげることが「勉強に対する意識」の変化を促します。

水野先生がよくおっしゃる小さな成功体験の積み重ねが大切という言葉もこれと同じ意味合いになるのではないかと思われます。



今日は、中学生の定期テストの訪問カウンセリング対応について書いてみました
訪問カウンセリングというよりかは、家庭教師対応に近いものがありますが、子どもの意識を変えていくための瞬間瞬間の判断にはカウンセリングの知識や経験が非常に役に立ちます。

先週と今週は、時期的に新学年になって最初の定期テストである中間考査の対応で全国のクライエント様のお宅を周らせていただきました
親は点数評価はしないというのがPCMの基本理論ではありますが、私との会話の中では結果(=点数)がひとつの判断材料となるので評価しながら次回テストの具体策を考えていきましょう。

結果が出始めるのが、今週あたりからです。

その結果が子どもたちに勇気と自信を与えてくれるものであること祈るばかりです




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