ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や五月雨登校、母子登校などのカウンセラーが綴るマジメなカウンセリング理論+子育て論プラス時々まったり話満載のブログ。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの代表カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

2010年05月06日

ゴールデンウィーク明けからの不登校

今年のGWは何十年振りかの「すべての日が晴れ」という天候に恵まれた連休となりましたね。高速道路の料金も¥1000でしたのでこの機会にご家族で行楽に向かわれた方も多いのではないかと思われますが、皆さん楽しい連休をお過ごしになられたでしょうか。


皆さんはゴールデンウィーク明けからの不登校が多いのをご存知でしょうか。私はこれまでに多くの不登校の親御さんと子どもたちを支援をしてきましたが、休み始めた時期として多いのは1年の中でも夏休み明けとゴールデンウィーク明けなのです。


不登校の原因はケースによって様々です。
単純に「これが原因でウチの子は学校へ行けない」というのは稀で、多くは複合的な問題が絡み合ったものが目立ちます。詳しくは
コチラを参照してください。


では、なぜゴールデンウィーク明けからの不登校が多いのか。一緒に考えてみましょう。


理由として一番に挙げられるのが時期的な問題です。

4月。子どもたちを取り巻く環境は大きく変わります。クラスが変われば友人関係も変わります。進学すれば通う場所が変わります。学年が変わればこれまでにはなかった委員会やクラブ活動などがあります。担任が変われば、クラスの雰囲気が変わります。4月は子どもたちにとって負荷のかかる時期でもあるのです。

その中で、子どもたちは環境に慣れようと一生懸命頑張ります。これは大人である我々も経験してきた道なのでよくわかると思います。
ゴールデンウィークは4月を戦い抜いたあとにやってくるオアシスなのです。4月中は気持ちも張っているし多少緊張しながらでも嫌なことがあっても学校へ行くことを選択します。

しかし、1週間近い連休に入ると張り詰めていた心が急激に弛緩します。
わたしたちの時代では、学校へ行くのは当たり前でしたが、現代ではクラスにも不登校の子はいるでしょうし、昔に比べて「学校を休むことに対するハードル」は下がっているように感じられます。
そのハードルの低さと、急激な弛緩が、(時に5月病と呼ばれたりもしますが)連休明けの不登校に結びついてしまうのです。

4月には頑張れていたものが、連休で緩んでしまうことで5月には頑張れなくなります。
学校には少なからずストレスがあります。家にいることで4月の苦労を思い出して学校へ行くのが嫌になります。朝になると、

「頭が痛い」 「吐き気がする」 「お腹が痛い」

と身体症状となって出てくる子も多いです。

そして、GWの連休明けから休んでしまう子がでてきます。中学生のケースでは中1ギャップという不適応が顕著に表れてくるのもこの時期ではあります。


子どもたちにとっても最初は

「今日だけ休んで明日からは行こう」

という軽い気持ちだったのかもしれません。実際、1日2日休んだあとで自力で復帰する子、友達に引き上げられて行く子はいます。

しかし、中には1日だけ・・・のつもりがずるずると1週間休んでしまい、休み出した当初にはなかった問題も出てきてしまって、さらに行きにくくなります。

休みだした当初にはなかった問題とは、つまり、勉強の遅れであったり、休んでいたことを友達にどう思われているかが気になったり、ちょっとした嫌なことが休んでいる間に自分の中でとても大きくなってしまったり(大きくしてしまったり)という問題が出てきます。


この状態になると、長期間の不登校に発展してしまう可能性が高いです。



もしも、早期に専門機関や相談機関に相談されていれば・・・というケースも多々ありました。不登校の問題は、休み始めてから新たに出てきた問題の方が根深く、親も子も深く傷ついてしまいます。

初期の段階だと外部のカウンセラーのフォローなくとも、親の対応次第で復学することも考えられますし、学校側との連携も取りやすいのではないかと思われます。



楽しい連休の後でやってくる不登校。
親としては容易にそのような状況を受け入れられないと思われます。


私たちペアレンツキャンプは、そのような状況を予防するための「家庭教育支援」と、実際に不登校状態になってしまったケースを支援する「問題解決支援」の2つの支援で親御さんを支援しています。


特に連休明けの不登校のケースは早期にご相談頂いた方が、その後への影響が少ないため、すぐに行動に移して頂いた方が安心かと思われます。特に中学生では定期テストや宿泊学習の季節にもあたり、専門的な対応を早期に取り入れることで今後の継続登校を目指していくという積極的な手法を選択肢として考えてみてください。


私たちとしてもこの時期は一年の中でも一番相談件数が集中する時期でもあります。問題解決支援コース受講枠には限りがありますのでその点はご了承いただければと思います。
(2010年度の連休明けからの復学支援は最優先して支援をさせていただいています)



お一人で悩まず、お気軽にご相談くださいね。    ご相談フォーム






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この記事へのコメント

1. Posted by マロン   2010年05月07日 10:21
ぶにん先生、こんにちは
連休明けの昨日、おかげさまで息子はいつも通り学校へと出掛けて行きました。

G.W.は本当に良いお天気に恵まれましたね。先生も家庭サービスされたのでしょうか?我が家は、特に何をする、どこに行くという事もなく、ひたすらのんびりお疲れ休みとなりました。少々緩め過ぎた感があり反省しています。

連休最後の夜、息子はゲーム三昧していたツケが・・・
「宿題手伝って〜〜まだ○○も○○も○○もある、お母さんどれがいい?」???お母さんはやらない!出来ない!で通しましたが、内心はちょっとドキドキ・・・中学に入学したばかりで、五月病という言葉もあり、不安になったり、いざという時のために身構えてしまう自分がいました。親も日々の経験を重ねて、まだまだ勉強です。


今日は、遠足で山登り。部活も卓球に入部届けを出し、本格的な練習が始まるようです。そして今月末には初めての定期テストとこれからも息子にとって気持ちの張りつめた日々が続きます。
ひとつひとつ経験し乗り越えて、中学校生活に順応していってほしいと思います
2. Posted by かのん   2010年05月07日 20:12
先生、こんにちは
我が家の三人も通常通りの登校でした一人の部屋でしみじみと、「ああ〜幸せ」でした。

連休中は、親子でごたごたもあり、いつもなら家族で近所の焼鳥屋さんへGOのところが、私が「お持ち帰りで〜」と買い出しに行くことに。成長期に入った長男と、父親との確執。次男はそれほどではないような気もしますが、数年後にやってくる、娘の反抗期…私もそれなりに()ありましたから…「その時」に慌てないように、「今」をしっかり学びながら過ごして行きたいと思います。ご指導よろしくお願いします
3. Posted by ciquciqu   2010年05月07日 21:16
ぶにん先生♪

やっと終わりましたGW

我が家の長男も無事登校していきました
わたしもやはり気になっていた連休明けの登校。
やはりこの時期に不登校になる子どもが多いのですね。

ひとまず、クリアといったところでしょうか

事後報告なのですが、先生の記事をわたしのブログで紹介してしまいました。それと、ホームページも・・・
お許しくださいませ。

4. Posted by kyun   2010年05月08日 09:08
ご指導のおかげで問題なく子どもたちはGW明けも登校できています。ありがとうございます!
朝、元気に学校に向かう姿を見ると「思い切って一歩踏み出し、支援をお願いして本当によかった」と心から思っています。確かに、上の子はGW明けに行き渋りがあり、下の子は夏休み明けに不登校になりました。上の子はお友達のおかげで2週間休んだ後、学校に行く事が出来きましたが、下の子は「待ちましょう」「家でゆっくり休ませて下さい。充電したら自ら行くようになりますよ」「適応障害です」「自閉症では?」などの病院や検査機関・市の相談機関の様々な言葉を信じ、1年ほど時間をかけたのに解決につながらなかった事、今でも子どもに申し訳ない事をしたと思っています。早急にお願いしていれば、移動教室や学芸会などの楽しい学校での行事やお友達との時間を奪う事なく体験する事が出来たのに・・と思います。
継続登校中の今も家庭教育支援で学ばせて頂き、ご指導のおかげで子どもとの会話も楽しくなっている今、望んでいた以上の事で感謝しきりです先日は、子どもがアイメッセージを使うという快挙!?「そんな狭いところでお母さんが座って探し物していると、取りたい物が取れなくて困るんだけど・・もっと広いところでやってくれると助かるんだけど〜」と以前ならイライラしながら「どいて」と言っていただけなのでビックリでしたが、とてもうれしく、子どもの友達関係もよくするであろう家庭教育の深さを改めて感じました。今後は継続登校とともに家庭教育の勉強をもっとしていきたいと思っています
5. Posted by ハイジ   2010年05月10日 12:52
先生こんにちは
今回は、私がコメントしないで誰がするって感じですね
そんな恐怖のGW明けを経験してから早一年。おかげさまで息子は今日も学校に行っています
思い起こせば、息子が中学生になってのGW明け。突然「学校にいきたくない」と言うようになり、五月雨登校になっていきました。
小学生のときに19カ月もの不登校をしていた息子ですから、中学生になって、環境の変化に対応できるのだろうかと私自身不安もありました。が、部活にも入り、GW中もとても楽しそうにしていたのです。ですから、まさに青天のへきれき
はじめは、息子の力で立ち直れるのではないかと期待しましたが、日に日に状況は悪化。そして私は、そんな息子にどう対応したらよいのかわからなくなっていたのです。
そのような時に先生のことを知り、家庭教育を教えていただこうと決心しました。
そして先生の早い対応のおかげで、息子は長期休むことなく復学できたのです

ですから、今不登校で悩んでいる方に、早く先生のことを知ってもらいたい。ましてや、不登校になる前に<予防的な家庭教育>を学べたら、超ラッキーそんな思いです。

遅くなりましたが、家庭教育推進協会のセミナーでは、とても楽しい講演をありがとうございました。また、グループで話し合うなんてことも何十年ぶり?だったり、久しぶりにちょっとした緊張感も味わったり、充実した時間でした。これからの先生方の活動を、かげながら応援させたいただきます。



6. Posted by ティカ   2010年05月11日 09:28
ぶにん先生、こんにちは

最初は1日だけのつもりがずるずると・・・うちの息子もそうでした。前の日に準備をして朝には着替え・・・でも、出て行こうとすると体調が悪くなり、そうして行けない日を重ねていくと、クラスの中でどう思われているんだろう、など新たな不安が出てきてそのうち「行きたい」という気持ちを封印してしまいました。
家にいることにより、いろんな問題が少しずつ増えていき、ますます学校に戻りにくい状況を生んでしまったと思います。

そこからの修正は簡単ではありませんでした。やはり、少しでも早く問題の解決を。そして、子どもを戻るべき場所に戻してあげ、子ども本来の笑顔を取り戻してあげること。それにより、家族全員に笑顔が戻ってくれればなと思います
7. Posted by ぶにん   2010年05月12日 21:50
>>マロン さん

マロンさんこんにちは
連休明けの登校おめでとうございます。昨年の彼とは違う結果を出してくれているので素直にお子さんの成長を感じることができているのではないでしょうか。私も安心しました。
まだまだ息子さんは年齢的にも甘い読みをして苦労をすることが絶えないとは思いますが、それも経験です。暖かく見守ってあげてくださいね
8. Posted by ぶにん   2010年05月12日 21:54
>>かのん さん

かのんさんこんにちは
まずは連休明けの登校おめでとうございます。もちろん登校するだけではなくて、お子さんそれぞれの課題というものに対して着目し、手を考え行動に移していく必要はあるのですが、かのんさんも場合は、焦り過ぎずに大らかな視点が必要かもしれません
今学んだことは未来の手助けになります。引き続き、柔軟性のある家庭教育と、大人と子供の感覚の違いを学んでいきましょう。
9. Posted by ぶにん   2010年05月12日 21:58
>>ciquciqu さん

ciquciquさん前回に引き続き、コメントを頂きましてありがとうございます
お子さん連休明けに行き渋ることなく登校できているとのことで、嬉しく思います。
1年の中でも5月の連休明けは不登校になってしまう可能性が高い時期でもあり、同時に私たちのような支援機関にとってはご相談が集中する時期でもあります。
ciquciquさんのブログで当グループのHPとブログをご紹介頂けたとのことで嬉しく思います。ありがとうございます
このような選択肢もあるんだということを不登校でお悩みの親御さんに知っていただくことが最初の一歩になるので、このようにご紹介いただけるのは私としても嬉しいです。問題ないですよ
10. Posted by ぶにん   2010年05月12日 22:04
>>kyun さん

kyunさんこんにちは
GW明けからの登校も問題がないとのことで嬉しく思います。息子さんもkyunさんも頑張りましたね。

不登校の問題は相談機関によって(親がどこを選択するかによって)場合によっては子どもの未来が大きく変わります。kyunさんのケースでも家族療法的な解決法を選ばなかったら、彼は自閉症と本来とは違う診断をされ、学校をあきらめる選択をしていたかもしれません。でも今、彼は学校に毎日朝から夕方まで当たり前のようにいきながら成長しています。本当によかったと思います。

kyunさんの方もお仕事等でストレスもたまり、精神的にヘコむこともあるかと思いますが、嵐のお茶会でしっかり発散してきてくださいね
11. Posted by ぶにん   2010年05月12日 22:08
>>ハイジ さん

ハイジさんこんにちは
コメントありがとうございます。そうですね。ハイジさんは丁度一年前に私たちの機関にご相談を頂いて解決まで一緒に頑張りましたね。そんなハイジさんのコメントはGW明けから不登校なり行き渋りが見え始めた親御さんにとっては、貴重な経験談だとい思います。

家庭教育推進協会でのセミナー、ハイジさんに最初にマイクを向けて発表を頼んじゃいましたね
あれは緊張すると思います。ついつい、私も最初にご指名する方は知ってる方で・・・という考えでハイジさんに甘えてしまいました(笑)
12. Posted by ぶにん   2010年05月12日 22:12
>>ティカ さん

ティカさんこんにちは
そうなんです。最初はどのお子さんも「長いこと学校を休んでやろう」とは考えないのです。口ではそういうかもしれませんが、発端の動機としては「明日だけ・・・」という気持ちの子が多いように感じられます。
しかし、明日だけ・・・が徐々に根を下ろし始めて動けなくなってしまいます。そして休み始めたことによって起こる問題(勉強面、友人面、体力面など)がでてきます。

一度不登校のなった子たちを短期間で復学に導くのは大変な努力と専門性が必要です。できれば予防的な段階で対応できればいいのですけどね〜。
13. Posted by 家庭教師   2010年05月15日 22:55
非常に参考になりました。

とある担当生徒さんがまさにこの状況に当てはまります。本人は長期で休んでしまって行きづらくなった、と言っていました。

また、御訪問させて頂きます。

14. Posted by ゆうま   2010年05月17日 12:38
こんにちは。
先日は、関東でセミナーありましたが、お会いできず残念でした。
ぶにん先生というか、わあー若いんですね!
推進協会の写真見ました!びっくりです。。
嵐のような、学年末を終了し、支援の先生の喝もあり、なんとか軌道に乗ったように見えますが、不安材料満タンに息子です!今のところは頑張ってクラスで頑張ってますまた機会がありましたら、お会いしたいですね。多少?はお酒です?
多少です。。
ゴールデンウイーク明けは本当に不安不安!でした。

ぶにん先生も忙しいとはおもいますが、体には気をつけてくださいね。
カウンセリングルームいつもよんでます。
またコメントします
15. Posted by ぶにん   2010年05月18日 11:21
>>家庭教師 さん

家庭教師さんこんにちは
不登校にはいろいろなケースがあります。一概に不登校は認めて休ませるべきというケースだけではなく、紐解いてあげて元の学校へ復学させてあげるほうが幸せなケースもあります。もちろんそれがすべてでもありませんが。

また遊びに来てくださいね。
16. Posted by ぶにん   2010年05月18日 11:29
>>ゆうま さん

ゆうまさんこんにちは
ペアレンツキャンプで支援を受けているかた以外は私のイメージというのを持っていらっしゃるようで。。。年齢的な乖離に驚かれるようですね

お子さん継続登校がんばっているのですね。不安なことは学校へ行けている限り尽きないかと思います。でもその不安はどの子、どの家庭にも起こりうることに対する不安も含まれているかと思います。
どの家庭にも起こりうる不安に対しては、案外、どーんと構えていたほうが精神的に楽ですよ。
問題が起こればまた家庭が成長できるチャンスと捉えていきましょう。

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