前回の記事で卒業式の記事を書きました。
不登校を乗り越えての卒業式を迎えたお子さん、親御さん。涙の場面の連続でしたね。祝福のメッセージを残してくれた皆様もありがとうございました

昨日、今日と全国的に卒業式が行われるところが多いようです。街を歩いていても卒業証書を入れた黒い筒を持っている子どもたちが目につきました。私の電話にも現在のクライエントさんで卒業式を迎えられた方、そして過去のクライエントさんで卒業式を迎えられたというメールをたくさん頂きました。幸せな1日でした。

私が縁あって訪問カウンセラーとして関わった子どもたち、教育コーチの立場で関わった子どもたち・・・本当にみんなおめでとう





卒業式前には、子どもたちは学校で卒業文集や、親に向けての手紙、または作文などを書きます

不登校を経験し、苦しみ、そして乗り越えた子が迎える卒業式。子どもたちの気持ちが見えるお手紙を頂きました。一部ではありますがご紹介させていただきたいと思います。





〜〜 K君 (6年生の2学期に復学しました) 〜〜


小学校生活の中で一番思い出に残るのは、僕がしばらく学校を休んでいた時、いつでも家族が支えてくれた事。いろいろと心配してくれた友達のことです。

卒業する前に学校に来れて、とてもよかったと思います。今では休んでいたことをとても後悔しています。今では、学校がとても楽しいです。

そして、中学校生活がとても楽しみです。中学校で、部活や勉強などいろいろな心配なことはあるけれど、頑張りたいと思います。





〜〜 S君 (中学3年生の1学期に復学しました) 〜〜


中学三年生の頃、僕は無理やり自分の個性である暗いことと頭に血がのぼりやすいのを隠して、つとめて明るくしようとがんばりました。

しかし、自分自身を出すことのできないことから疲ればかりがたまってしまい、ふさぎこんで不登校になっていくという道を辿って行きました。

個性は自分自身だと僕は思います。

ですから本心を隠すのではなく、ちょっとくらいぶつかってもいいから本心をさらけだしていった方がいいと思います。自分自身を隠すことなくそのまんまでいられるからこそ楽しいのだし、そうしなければつまならいと思います。

確かに自分の個性が嫌な人もいることでしょう。

ですが、皆が違っていてぶつかるからこそいいんだと、今、僕はそう思っています。





K君は小学生、S君は中学生です。ふたりは年齢こそ違えど不登校でした。




K君は「学校になんか行くもんか」と言ってお母さんを奴隷のように使い、「あれを買ってこい」「これをしてくれたら学校へ行ってやる(でもやっても行かない)」などと言っていました。
学校へ行こうとすると、腹痛で動けなくなりました。
しかし支援を受けて、いろいろと話を聞いていくと実はみんなと同じように学校に行って遊びたいと泣きながら訴えていました。復学後は1日も休むことなく卒業式を今日迎えました。
あのまま学校へ行けない状態が続けば、心配している友達の思いや親の気持ちに小学生のうちに気がつくことができたでしょうか。そう考えると、彼に関しては本当に学校へ戻れて良かったと思います。



S君は学校で個性を押し殺し、家の中に引きこもることを選択しました。周りにどう思われているか気になって動けなくなり、生活も昼夜逆転になっていきました。
実際に支援を受けて分析していくと、彼の中の思い込みの部分が大いにあり、自尊感情が薄いことがわかってきました。訪問カウンセラーの先生と信頼関係を築きながら、復学し、受験という高いハードルを乗り越えてこのたびは卒業式を迎えました。家で閉じこもっていては、自分の個性を他人の前で出すことの素晴らしさに中学生のうちには気が付けず、進路の面でも後悔をしたかもしれません。
皆が違っていてぶつかるからこそいいんだ・・・そのように彼が思えたのは学校の影響です。そして3年後なり10年後なりに社会に出て働くうえで必要な考え方なり経験を学ぶことができました。





この子どもたちの復学後の手紙を読まれてどう感じるでしょうか。


今の時代、義務教育といえど学校以外の選択肢を選ぶことは以前に比べ珍しい選択ではなくなりました。
自立をしている子が、学校へは行けるけれども自分の人生のために学校以外の選択肢を選びたいというのであれば、それは親の同意があれば問題行動ではないと思います。



しかし、僕は学校へ本当は行きたい!でも行けないから違う選択肢を選ばざるを得ないというのであれば、こうやって学校へ戻って笑顔を取り戻している子たちのことも知って欲しいのです。

どうか学校を簡単にあきらめずに子どもたちの本当の願いをかなえてやって欲しいのです。


エネルギー不足?

いえ。朝になると起きてこない、または玄関でうずくまって泣くわが子を見ればそう見えてしまうのも無理はありません。
しかしエネルギーが切れている子があんなに家の中で楽しそうにゲームをしたり、兄弟とあんなに元気にじゃれあったりするでしょうか。

親の愛情不足?

いえ。愛情のない親がわが子が学校へ行けないことを心配してパソコンでいろいろと情報を集めたり、わらをもすがる思いで支援機関に相談するでしょうか。



今の時代、選択肢はたくさんあります。
実際に学校へ行かない選択肢をすべきケースもあります。
私はそれに対して異論はありません。



しかし、行きたいけど行けない子は、行ける子にしてあげたい。


私はそう感じています。





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