ふと空を見上げると、ずいぶんと雲が高い所にあることに気がつきます。夏が遠ざかり、秋がやってまいりました
各地の学校で、運動会や遠足などの行事も始まりました。今週のお天気は台風の影響で雨模様になるとのことですが、なんとか運動会は晴天で迎えられることを期待したいところですね
私の方はというと、先週は北陸の方へ復学支援のために行っていました。滞在2日目は朝から夕方までなかなかお目にかかれないくらいの大雨でしたが、私がコンビニで傘を買ったら30分ほどでやみました(笑)
くやしかったので、大阪まで傘は道連れにしましたけどね。
滞在期間2日の中で、お子さんの復学のための支援を詰め込み、子どもが今抱えている問題を乗り越えるためのシステムを作りました。
今後、親御さんも含め、復学予定日まで勇気をもって進めるよう祈っています
さて、話は変わりますが、不登校と聞くと、都会の子どもたちが抱える闇の部分という印象を持たれる方がいます。
実際に都市部の方がデータとしては多いのでしょうが、近年ではいわゆる農村部であるとか、田舎と表現されるような土地でも不登校の支援のご依頼を頂いている現状です。
都市部に比べて農村部の小中学校は、クラス編成が1クラスや2クラスで構成されています。
担任の先生の目も届きやすいし、子どもの様子も都市部のお子さんと比べるとおおらかな気がします。(とはいえ、陰険なイジメが必ずないというわけではない)
遊びに関しては農村部でもテレビゲームやカードゲームが流行していて都市部と同じような印象ですが、子どもの行動範囲の中に多角的な遊戯施設や大型デパートはないので、どうしても暗くなるまでの間に近所の友達を集めて遊ぶしかありません。
クラス編成も少ないので、地域の子どもたちの繋がりは強くなっていきます。都市部に比べて、兄弟の友達もひっくるめて遊んでいるところも多いように見受けられます。
その中から下の子は上の子たちと一緒に遊ぶことで遊ぶ知恵を学び、経験します。上の子たちもまた下の子たちと遊ぶ中で統率力や、管理力、責任感が培われていきます。
おじいちゃんおばあちゃんと同居されている世帯が多く、両親だけではフォローしきれない子育てのことにもアプローチすることが可能です。
ざっと、書いた中でも都市部に比べて農村(田舎?)部のほうが、人との繋がりは強く、やはり不登校になりにくい環境だと感じられるかもしれません。
しかし、ここでペアレンツキャンプでも講演会などで常々おつたえしていることなのですが、不登校は外的要因だけで起こるケースは少ないということです。
近年では特に、不登校=都市部の闇という考え方では捉えきれな問題になってきています。
そのようなことからもわかるように、やはり都市部でもそうでないところでも「自立」を育む家庭教育をされているかということがキーポイントになるのではないかと思います。
都市部の不登校を解決するために、安易に田舎へと転校を考えられる方もいらっしゃいます。
もちろん環境が変わり、それがきっかけで子どもは元気を取り戻し復学へと歩んでいくこともあります。朝になると頭痛がしたり、下痢をしたりしていた子が、田舎で何年か過ごすことで学校へと帰って行った例もあります。ぜんそくが原因での不登校(行きたくても行けない)の子がきれいな空気を吸い込むことで回復することもあるでしょう。
しかし、「年相応の自立」ができていなく、何でもかんでも親を頼り、自分に甘く、家庭の中だけ(親に対してだけ)は強いタイプの子は転校しても、内的な部分の変化がない限り、転校に意義を見出せないかもしれません。
長々と書きましたが、結論としましては・・・
不登校は都市部だけが抱える問題ではなくなった。
外的要因を取り去るために転校をしても必ず不登校が解決するわけではない。
内的要因にアプローチするためにはまずはいちばん身近な親が変わること。転校を最初の一手として考えるのは難しいのではないか。
が挙げられます。
統計上の見方では不登校の実際数は現状維持なのか減っているのか増えているのかはわかりません。
ただひとつ言えることは、都市部だけの問題ではなくなってきたということです。
オンラインゲームや、ネットショッピングなど、子どもたちを取り巻く環境もグローバルなものになってきました。都市と田舎という区別だけでは不登校の問題もこれからはおそらく語れなくなってくるでしょう
※便宜上、都市部の対比で農村部や田舎という表現をしましたが、決して蔑称ではない旨はご理解ください。

各地の学校で、運動会や遠足などの行事も始まりました。今週のお天気は台風の影響で雨模様になるとのことですが、なんとか運動会は晴天で迎えられることを期待したいところですね

私の方はというと、先週は北陸の方へ復学支援のために行っていました。滞在2日目は朝から夕方までなかなかお目にかかれないくらいの大雨でしたが、私がコンビニで傘を買ったら30分ほどでやみました(笑)
くやしかったので、大阪まで傘は道連れにしましたけどね。
滞在期間2日の中で、お子さんの復学のための支援を詰め込み、子どもが今抱えている問題を乗り越えるためのシステムを作りました。
今後、親御さんも含め、復学予定日まで勇気をもって進めるよう祈っています

さて、話は変わりますが、不登校と聞くと、都会の子どもたちが抱える闇の部分という印象を持たれる方がいます。
実際に都市部の方がデータとしては多いのでしょうが、近年ではいわゆる農村部であるとか、田舎と表現されるような土地でも不登校の支援のご依頼を頂いている現状です。
都市部に比べて農村部の小中学校は、クラス編成が1クラスや2クラスで構成されています。
担任の先生の目も届きやすいし、子どもの様子も都市部のお子さんと比べるとおおらかな気がします。(とはいえ、陰険なイジメが必ずないというわけではない)
遊びに関しては農村部でもテレビゲームやカードゲームが流行していて都市部と同じような印象ですが、子どもの行動範囲の中に多角的な遊戯施設や大型デパートはないので、どうしても暗くなるまでの間に近所の友達を集めて遊ぶしかありません。
クラス編成も少ないので、地域の子どもたちの繋がりは強くなっていきます。都市部に比べて、兄弟の友達もひっくるめて遊んでいるところも多いように見受けられます。
その中から下の子は上の子たちと一緒に遊ぶことで遊ぶ知恵を学び、経験します。上の子たちもまた下の子たちと遊ぶ中で統率力や、管理力、責任感が培われていきます。
おじいちゃんおばあちゃんと同居されている世帯が多く、両親だけではフォローしきれない子育てのことにもアプローチすることが可能です。
ざっと、書いた中でも都市部に比べて農村(田舎?)部のほうが、人との繋がりは強く、やはり不登校になりにくい環境だと感じられるかもしれません。
しかし、ここでペアレンツキャンプでも講演会などで常々おつたえしていることなのですが、不登校は外的要因だけで起こるケースは少ないということです。
近年では特に、不登校=都市部の闇という考え方では捉えきれな問題になってきています。
そのようなことからもわかるように、やはり都市部でもそうでないところでも「自立」を育む家庭教育をされているかということがキーポイントになるのではないかと思います。
都市部の不登校を解決するために、安易に田舎へと転校を考えられる方もいらっしゃいます。
もちろん環境が変わり、それがきっかけで子どもは元気を取り戻し復学へと歩んでいくこともあります。朝になると頭痛がしたり、下痢をしたりしていた子が、田舎で何年か過ごすことで学校へと帰って行った例もあります。ぜんそくが原因での不登校(行きたくても行けない)の子がきれいな空気を吸い込むことで回復することもあるでしょう。
しかし、「年相応の自立」ができていなく、何でもかんでも親を頼り、自分に甘く、家庭の中だけ(親に対してだけ)は強いタイプの子は転校しても、内的な部分の変化がない限り、転校に意義を見出せないかもしれません。
長々と書きましたが、結論としましては・・・



が挙げられます。
統計上の見方では不登校の実際数は現状維持なのか減っているのか増えているのかはわかりません。
ただひとつ言えることは、都市部だけの問題ではなくなってきたということです。
オンラインゲームや、ネットショッピングなど、子どもたちを取り巻く環境もグローバルなものになってきました。都市と田舎という区別だけでは不登校の問題もこれからはおそらく語れなくなってくるでしょう

※便宜上、都市部の対比で農村部や田舎という表現をしましたが、決して蔑称ではない旨はご理解ください。
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