皆さん、おはようございます

2代目「ぶにん先生のカウンセリングルーム」を開設してから20日が経過しました。思いのほか、立ち寄ってくださる方が多くて驚きとともに、喜びを感じています。不定期更新を売りに(笑)今後も情報発信していきたいと思います。


 今日のテーマは「訪問カウンセラー」についてです。


過去の記事で家族療法(システムズアプローチ)についてはご説明しましたね。覚えているでしょうか?
忘れたのなら過去記事確認よろしゅうです。(※10月10日分記事)


家庭教育支援法の中でも不登校の復学対応については、家族内のシステムを変えるだけではなく、外部の人間が家庭に介入して直接的に子どもを支援することが効果的な時があります。


たとえば、2年間不登校状態の家庭があるとしましょう。 もちろん家庭の対応を変えることによって子どもの行動や思考は変化してきます。これは大切なことです。
しかし、いざ子ども自身が現状の自分の問題点を認識し、 「このままではマズい」「行けるものなら学校へ行きたい、戻りたい」 と考えたとしても、復学には大小様々な問題が出てくることと思います。


その代表的なものとして

・休んでいた間の勉強の遅れが気になる
・休んでいたことを友達にどう思われているかが気になる
・毎日学校へ行くとなると体力面が心配




などが挙げられます。
これらを解決した上で、復学できると継続して学校へ通える見込みが出てくるかもしれません。


システムズアプローチでも、これらの問題は解決できますが、どうしても子どもの行動に変化を与えたり、親の立場を作っていくには時間がかかるため、より即効性の高い「ダイレクトアプローチ」と組み合わせる手法があります。


つまり、 「家族療法」+「訪問カウンセラー」という支援法です。


近年、不登校の復学支援機関ではこのスタイルが多くなってきたのではないかと感じられます。
訪問カウンセラーが子どもとのリレーション(人間関係)を形成し、なんでも悩みを打ち明けられるアニキ分、アネゴ分の存在となり、復学の際に生じる様々な問題に対応していきます。
訪問カウンセラーは時には勉強も教えるでしょうし、必要であれば一緒に夕飯なども食べに行きます。学用品の準備などの具体的な復学のサポートをしながら、メンタル面のケアにも活躍できる存在です。 しかし、訪問カウンセラーのスキルや、考え方については家族療法と同じく、その相談機関によってマチマチです。

なかなか、そのマチマチな手法の中から適切な復学支援機関を選ぶことは容易なことではないと思われます。


では、不登校支援において、どのような訪問カウンセラーが適切なのか?

その職務とは? 私なりの意見を書いてみたいと思います




 次回に続く!