家庭教育支援の形態で近年、問題解決の手法として用いられることが多いのが家族療法です。

家族療法とは簡単に言うと、「親の対応を変えることによって子どもに影響を与えて行動や考え方に変化を促す手法」です。


その特徴としては、問題を個人に起因するのではなく、家庭内のシステムのゆがみに求めることです。

ゆえに家族療法は「システムズアプローチ」とも呼ばれます。

不登校や非行などの問題行動を取り上げるとき、実際その行動をしているのは子どもなので、ついつい子ども自身に非難の目を向けたり、親が被害者意識を持ってしまったりするケースがありますが、家族療法では、あくまで子どもを責めるのではなく、家庭というシステムがうまく機能していないことによって一番影響の出やすい子どもに問題行動の症状が出てしまったと捉えます。 私たちのような家庭教育カウンセラーは、個々の家庭の現状を分析して、どのようにシステムを作り変えたり、付け加えたりすれば子どもの問題を解決できるのか、予防できるのかなどを考えアドバイスしていきます。


そのアドバイス対象は個人はもとより、個人を取り巻く家族関係や家族全員を対象として行う方法であり、家族と共に問題解決を支援したり、家族自身の力で問題解決をしていくことを援助していきます。


個々のケースによって

「親御さんがお子さんを年齢以上に幼く扱っているなぁ」 → 自立心が低い
「親が先回りして子どもにいろいろ注意してるなぁ」   → 親に対する依存が



強い などなど、数多くのチェック点を見ていってどのように親が変わればいいのかをアドバイスしていきます。
そのためには、家庭の様子やお子さんの性格傾向などを把握する必要がありますので、家族療法の第一段階としては親御さんとカウンセラーがしっかりと話し合い、カウンセラーが現状を把握するところから始まります。

家族療法を勉強していくと 「コミュニケーションって大切だなぁ」 と感じられることと思います。特に年齢が低いお子さんに対しては家族療法が有効で、今まで何をするにでも「おかぁさ〜ん、ちょっときて〜」などといっていた子が自分で考えて行動するようになるなど、自立心や社会性を育てる面で効果が期待できます。


では具体的に、家族療法の考え方(ルール)とはどのようなものか。また機会を見てルールの柱をお伝えしたいと思います