家庭教育相談の中で感じられるのは、多くの親御さんはネガティブに事を捉えがちだということです。

相談の内容の例としては

「今日も子どもは学校へ行けませんでした」

「子どもが最近暴力的です」

「お風呂に入りません。毎日言うのも疲れました」

「祖父母と折り合いがうまくいきません。出て行きたいです」


などなど、どうしてもネガティブな要素が先行してしまいがちになります。時にはふかく悩みぬいて考える必要もあるのですが、深みにはまりすぎて動けなくなるのは考え物ですよね。
心の負荷を軽くするためには具体的な行動によって問題を解決に導いていくことが必要となります。家庭教育カウンセラーはそのアドバイスをしたり、答えを一緒に考えたりするわけです。


しかし!


親御さんの性格傾向がネガティブシンキングだと、ひとつの問題を解決しても現状に対する不足不満が新たに出てきたり、先のことを考えて不安になったりして際限がないのです。その結果として親の「うつ」、育児ノイローゼと発展しているのかもしれません。

そこで大切なのはポジティブシンキングです。

ポジティブシンキングとは何ぞや?ということをうまく表現している本があったのでご紹介したいと思います。


・ 水野敬也   『雨の日も、晴れ男』   文春文庫  2008



とにかく読むと元気が出ます。私は移動中の電車内で読んでいたのですが4度ほど噴出してしまいました。ユーモアあふれる作品です。
水野敬也さんと言えば、このたびドラマにもなった『夢をかなえるゾウ』の作者でもあります。そちらもオススメです

雨の日も、晴れ男の主人公アレックスは、とにかく超ポジティブシンキング。不幸な出来事がおこっても持ち前のポジティブシンキングで乗り越えていきます。

たとえば、目覚まし時計が故障して寝坊してしまいました。このままでは会社に遅刻して上司に大目玉を食らいかねない状況です。そんな時に目覚まし時計の故障を憂いたり、誰かに八つ当たりするのではなく、




「最近疲れがたまっている私を気遣ってわざと起こさずにいてくれたのだな」

と時計に話しかけます。

読み進めていくと

「コイツはバカか!?」

ときっと思われるでしょう。しかしその真意やいかに!?的な楽しさがあります。

実際に小説を読んでいくとそのバカッぽさが周囲の人々を幸せにし、自分自身をも結果的に幸せにするというお話です。


2時間もあれば読み終えるようなお手軽さもあるので、ぜひ読んでみてください。

読み終えたあなたには「ポジティブシンキング」とはなんぞやということが理解できていることでしょう
私もポジティブシンキングに努めていますがまだまだアレックスの域には達しません