親の学校!ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や母子登校などの解決を目指して! ここは「親が変われば子も変わる」をスローガンに掲げる親の学校です。 カウンセラーが綴るカウンセリング理論や最新の子育て論など情報満載。 2008年にブログを開設をし、発信し続けた情報は子育てで悩む多くの親御さんたちに元気をおすそわけし、支援を受けた多くの子どもたちが学校へと戻っていきました。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの家庭教育カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

2013年03月

2013年03月27日

新学期まで待ちましょうと言われたけれど・・・登校できない。

今年の桜前線は大阪よりもさきに東京の桜を咲かせてくれました。私は先週からカウンセリングで全国を回っていますが、桜の咲き方は地方ぞれぞれですし、いろいろな桜を見れてなんか得した気分になります
皆さんこんにちは。ぶにんです。

春は出会いと別れの季節。子どもたちも良い出会い、良い別れがあったのではないかと思います。春は新たな門出の季節でもありますので子どもたちの未来がキラキラと輝けるよう、微力ながら私たちペアレンツキャンプ一同もサポートできればと思います。

ペアレンツキャンプの中でもこの季節は出会いと別れがあります。
支援をご卒業される方、新規に支援を受けられる方、退職されるスタッフ、新たに加わるスタッフ・・・このような出会いと別れを繰り返していきながら季節を積み重ねて人は磨かれていくのではないかと思います。



今年度はどんな子どもたちや親御さんと出会え、どんな成長を見せてくれるでしょうか


継続登校支援の最中の親御さんにとっては、春休み明けは緊張の朝になります。春休み中の生活リズムから、学校生活のリズムにきちんと子ども自身が戻せるか?以前のように「頭が痛い」「おなかが痛い」と言って玄関にうずくまって動けなくならないか?など不安要素が頭をよぎると思います。

継続登校期間が半年以上のケースであれば、案外、親が子を心配そうに見ないようにして「ど〜ん」と構えているだけでいつの間にか登校していることもあります。 学年末に復学されたケースでは、まだまだ不安定ですので、事前に訪問カウンセラーの対応を入れて精神的なケアと具体的な準備のフォローをさせて頂きました。一度不登校を経験した子どもたちにとって次の山場が環境的適応の疲労が出るGW明けが想定されます。状況を見ながら教育コーチングの支援も組み立てていきますね。



4月。新たな門出の季節です。虫たちも暖かな光を感じ、花々は風にそよぎます。


もし、今現在、不登校でお悩みの親御さんが以下の4つの項目に当てはまる状態なら、一度、私たちにご相談ください。



お子さんが不登校状態で、「4月になったら行くから」「クラスが変われば僕は行く」と言っている。でも始業式の朝は起きてこない。または体調不良を訴えてくる。


相談機関の先生やSC(スクールカウンセラー)さんにも「4月は変化の時期。それまでは子どもを受け入れて待ちましょう。認めてあげましょう」というアドバイスをされている。いつまで待てばいいのか親としては不安で仕方がない。具体的な対応のアドバイスが頂けていない。または、その対応面に疑問を感じている。(甘えさせる対応など)


不登校期間が短い。または五月雨登校状態の小中学生。(初期対応がとても大切。不登校傾向や行き渋りが見受けられた時点で早期にご相談いただければ早期解決を目指しやすい)


クラス替えや担任の交代などによる環境の変化により行き渋りや朝の体調不良が見え始め、このまま不登校になるのではないかととても心配している。



上記の状態で4月から子どもの意志で復学できれば、これほど喜ばしいことはありません。
親として継続登校のサポートをしてあげてほしいと思います。
しかし、4月になってもやはり行けない・・・という状態であれば、「待つ」だけでは状況がさらに複雑化することも懸念されます。

親が登校刺激をするのは難しく、多くのケースで子どもの心を傷つけてしまう例が報告されています。根本的な解決に向けては「原因」を分析し、本人の性格傾向にもアプローチすることも大切ですし、復学の環境を整えてやることも大切です。
その上で子どもの意志をいかに明確にするかということが何よりも大切だと私は考えています。


不登校の対応に関しては、専門機関によってその手法や考え方もバラバラではありますが、私たちの支援活動が不登校を家族で乗り越えたいとお考えの親御さんの選択肢のひとつになれれば幸いです。
もし相談だけでもということであれば、ご相談前に、当ブログの記事やペアレンツキャンプのホームページ、書籍などもしっかりと熟読されたうえでお問い合わせいただいた方がより具体的なアドバイスを初回から差し上げることができるかもしれません。

私たちペアレンツキャンプの問題解決支援(復学支援)には受け入れ人数に限りがあります。 特に4月中旬からは多くのご相談が寄せられます。
もしご依頼していただくことをお考えであれば支援枠が埋まる前にお早めにご相談いただければと思います。
私たちの支援法は「こうすれば不登校は解決できる」というテンプレート的な手法ではなく、個々のケースによってその復学プログラムと支援内容を組み立てますので、誠に申し訳ございませんが、同時期に多くの方の支援をすることが不可能なのです。

それだけ一度不登校になってしまった子たちが、不登校を乗り越え、さらにその先にある継続登校、子どもたちの自立を目指すことは容易ではないことご理解いただければと思います。

まずはひとりで悩まずお気軽にご相談くださいね
以下がペアレンツキャンプのテキストでもある水野の著書です。家庭内対応でお役立て頂ければと思います。

小学生の親御さん  ⇒ころばぬ先の家庭教育 小学生編
中学生の親御さん  ⇒ころばぬ先の家庭教育 中学生編


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※初回のメール相談と電話カウンセリングは無料です。お気軽にご相談ください。

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2013年03月20日

ルル先生より皆さんに感謝をこめて・・・

みなさん、こんにちは
ルル先生こと、森田祐未です

本日は春分の日ですね、『自然を称え、生物を慈しむ日』だそうですよ。街に出れば服屋さんにはパステルカラーの服が並び、気持ちもワクワクしてきます先日、薄手のシャツを買い、暖かい日には着まわしたいなぁと考えています


さて、今日は私から大切なお知らせがあります



私、森田祐未は3月末をもちまして家庭教育支援センターペアレンツキャンプを退社することになりました。




入社したての頃は、まだ家庭教育についてはほとんど知らず「家庭教育って何だろう?」と思いながら水野先生や佐藤先生からの教えに日々勉強を重ねていました。私は、ペアレンツキャンプに入社するまで、子育てについては本屋で書籍を見かけるくらいで深くは知らなかったのですが、水野先生の書籍を読み、


「友達親子って仲が良くて良いイメージだったけど、たしかに距離が近すぎると何か問題が起こったときに親では止められなくなるかもしれない…


「子どもが知らないことを親が教えてあげるのは当然だと思っていたけど、教えすぎず苦い経験をさせて学ばせることも必要なんだなぁ…


など、目からウロコな情報が沢山書かれてありました。私に子どもができたときに家庭教育の大切さを知っている場合とそうでない場合では、全く子育てが変わっていたと思います1人の人間として親になる前に家庭教育の大切さと対応方法を学べたことに、とても感謝しております


家庭教育支援コースの担当をさせていただく前にも、家庭ノートの添削方法や電話カウンセリングの心得を研修でじっくり教えてもらいました2回の社員研修旅行は厳しくも楽しいものでした。ここで学んだことは私としては人生の財産です
研修を終え、初めて担当させてもらったクライエントさんのノートを見てチェックしたときは緊張しましたし、初めての電話カウンセリングのときは「アドバイス内容がきちんと伝わるように落ち着いて話そう」とドキドキしてのぞんだことを覚えています。
これまでに、行き渋りや母子依存などで沢山の悩みを抱えた親御さんと出会いました。ノートや電話カウンセリングで対応をお伝えしながら、まず親御さんが変わり、次に子どもたちに変化が現れたときは本当に嬉しかったです


一番嬉しかったのは、
「ルル先生のおかげで子どもが変わりました行き渋りもなく、毎日1人で学校へ向かっていく子どもを見ると本当に嬉しいです。私自身、子どもと接するときにゆとりが持てるようになり、イライラすることも少なくなりました今、とても楽ですね


「支援を受ける前まで、口うるさく言っていたことがお互いにとって良くなかったことに気づきましたある程度、子どもに任せて見守るほうが良いんですね今まで過干渉していたときには見えなかったのですが、子どもたちなりに考えて行動していることに気づき、成長していたんだなぁいつまでも幼い子どものように扱っていたのは間違っていたんだなぁと思いました。今は家庭も明るくなり、毎日とても楽しいです


というお言葉をいただいたときでした。
私たちの家庭教育支援コースは御家庭の状況を見ながらその都度対応を組み、お伝えしていきますが、実際に頑張っていただくのは親御さんですみなさん、子どもたちの反発や対応してもなかなか響いてくれないジレンマに悩みながらも根気よく対応を続けられていました私もお力になれたことが本当に嬉しく思います


不登校の復学支援の訪問カウンセリングでは、訪問カウンセリング前に先輩の先生から子どもたちとの接し方や気を付けておくべきことを習い、対応に入らせていただきました。初めての訪問カウンセリングでは、「この子が不登校で悩んでいるのかぁ、明るいし仲良く遊べているのに何でだろう?」と疑問を抱いたのが正直な感想でした。


不登校=病気なのか(?)


という認識でこの仕事に就く前はいたので、びっくりしたことを覚えています。

しかし、訪問カウンセリングを重ね、多くの不登校で悩んでいる小中学生の男の子や女の子たちと出会うことで「この子は休むことに対して意識が低いから、私も訪問で入ったときは休むことに対して何かしら伝えていかないといけないな」や「何か嫌なことがあった場合にすぐ逃げるのではなく、乗り越える努力をしていくように言わないとな」や「傷ついて立ち上がるパワーが無くなってるな。そっと横に居つつ共感的にサポートしてあげたいな」など、子どもたちそれぞれの課題が見られるようになりました。
基本的には子どもたちにとって一緒に遊べる楽しい存在という位置づけですが、耳の痛い話もしながら支えていきますので、やりがいを感じていました

不登校の訪問カウンセリングでは、すぐに懐いてくれる子から、受け入れてくれるまでに時間がかかった子まで様々でしたが、学校の話や趣味の話を楽しいことから辛かったことまで沢山話してくれた日々は、忘れることができません
また、訪問カウンセリングでは全国各地をまわらせて頂きました。仕事をし始めた時は自分にできるかなぁと不安に思っていましたが、やりはじめると「今日は東京、明日は横浜、一度大阪の事務所に帰ってきて、翌日は飛行機で愛媛にいって広島寄って帰ってくる」なんていうスケジュールもあり、考えるよりも行動悩むより慣れろという気持ちで仕事と向かい合っていました飛行機や新幹線に沢山乗ったことも、この仕事をしていたこその経験だったと思います

定期的に受験勉強の対応や朝起こしの対応などをしていた御家庭の子どもに「また、いつでも遊びに来てくださいね」と最後のカウンセリングの時に言われたときは目頭が熱くなり、この仕事をしていて本当に良かったなぁと心の底から思いました


今回は水野先生に相談したうえで、自分自身、さらにステップアップをするために次の職場へ移ることになりました。2年間を振り返ると、楽しいことが多かったですね笑いの絶えない事務所の雰囲気も好きですし、仕事もやりがいがありました

これから家庭教育を学ばれる方から現在支援中の方まで、家庭を変えていく過程では嬉しいことや辛いことを経験されるかと思います。担当の先生と共に嬉しいことは喜び、辛いことがあっても一緒に乗り越えられてくださいね


最後になりましたが、ペアレンツキャンプで仕事をした2年間で家庭教育支援コースのクライエントさんや訪問カウンセリング先の御家族の皆さん、他機関のカウンセラーの皆さん、親の会(関東・関西)に参加された皆さん、ブログでコメントを下さる皆さん…多くの方々と出会いました
子どもたちの明るい未来のために、ペアレンツキャンプの一員として関わらせていただいたことに、今、とても感謝しています

この記事が私のブログ更新としては最後の記事になると思います
カテゴリの欄の「ルル先生の記事」は残しておいてくださるとのことですので、引き続き、私が書いた過去の記事が家庭教育に興味がある親御さんやお子さんの不登校のことでお悩みの親御さんに参考になれば嬉しいです


それでは、今まで本当にありがとうございました
皆さんのお子さんたちの未来が光り輝くものであるよう私もお祈りしています



ルル先生(森田祐未)




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2013年03月15日

冬の風、春の風に桜咲く。新たな旅立ちに。

代表理事のぶにん先生こと水野達朗です。


野球のWBC。開催前はメジャー組もいないし、監督は日本代表監督としては地味だし、選手選考も個人的には納得がいかないし私の中では盛り上がりに欠けていました。
しかし、いざ始まるとなんやかんやで見れるときは試合を見てしまいますし、興奮もしちゃってます。台湾戦なんかは歴史に残るいい試合だったのではないでしょうか。9回2アウトからの逆転劇でしたからね。
義母と嫁とテレビを見ていたのですが、9回2アウトの場面では・・・

「井端いいバッティング

と吠えてしまい、なんとも恥ずかしい気分になりました
狙ってないダジャレって結構恥ずかしいものです・・・




さて、今年度も残りわずか

今週は当センターの不登校復学支援では最後の復学予定者のサポートでした

今週の火曜日には兵庫県の中学生が復学を果たし、先日の木曜日には新潟県の小学生が復学を果たしました!

ともに訪問カウンセラーの支えと、親御さんのサポート、そして学校と家庭との連携を強化していくことで復学を果たしました。子どもたちも清々しい気持ちで春休みを迎えてくれるのではないでしょうか。
継続登校は山あり谷あり。親の対応法が最も大切なところです。長い間学校を休んでいた子どもたちにとって、学校へ行くこと自体が精神的にも肉体的にもつかれることですし、諸々の不安要素も登校する中で新たに出てくることでしょう。この時期の復学は4月からが実質、本番の継続登校。訪問カウンセラーもそのあたりのことを視野に入れて対応を組み立てていきます。

おふたりの親御さん、復学おめでとうございました



さて、ツイッターのほうでも書きましたが、この時期は受験生にとっては結果が出て、進路が確定する時期となります。今年度は支援中の中学3年生が6名いました

不登校になった背景や要因、不登校を乗り越えた時期は6名とも様々ですが、1名以外は中学1年生や2年生の時に乗り越えていますので、今年度の支援としては継続登校のサポートや勉強面の対応、そしてさらに家庭内で子どもを伸ばす家庭教育に主眼を置いて対応を組み立てていました。
受験は努力をしたからといって必ず結果が伴うものでもありませんし、打たれ弱さがある子にとっては1発目の私学の入試結果の時点で心が折れてしまう子も少なくありません。

受験生の対応は、不登校を乗り越えて継続登校の安定を目指すだけではなく、自身の進路について深く考察させる対応や、場合によっては勉強対応、塾の導入など時には子どもたちに負荷をかけながらスケジュールを立てていく必要があります。不登校をしてしまったこと自体が大きなハンデキャップとなる場合も少なくないため、専門的な見地から受験をサポートする必要があるのです。

私もこの1か月は6名の受験日や合格発表日などハラハラとしていました。親御さんには「ど〜んと構えましょう!」と言いながら、私がど〜んと構えられていない時は恥ずかしながらありました気になって気になって・・・

そんなこんなで語りつくせばきりがないほど、不登校を経験し、乗り越えた子と親にとって受験の時期は精神的につかれる時期ともいえます。


その結果・・・


今年度は6名全員が見事に第一志望の高校に合格できました!



学力的にも平均以上のところですし、何よりも子どもたちが「行きたい」と願った高校です。

親御さんは・・・

「一度は学校という場所自体をあきらめた親子です。この子が高校生になれるのなら高望みもしないし、受験の結果よりもそのプロセスで逃げずに立ち向かって努力することを経験して欲しい」

とおっしゃる方も多く、合格発表の日の電話カウンセリングでは親御さんと喜びを共有し、苦労をねぎらいました。

春は旅立ちの時。6名全員が桜の花びらが春の風に吹かれる頃、真新しい制服に身を包み、自分で獲得した高校へと入学していきます。
彼、彼女たちが歩む道が光あふれることをお祈りしています



6名の親御さん、子どもたち、高校合格おめでとうございます!



ぶにん先生(水野達朗)


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2013年03月11日

不登校を乗り越え、さらなる高みへ  2

こんにちは
どんきー先生(佐藤博)です 

前回の続きですので、1個前の記事からご覧くださいね





この日からは、継続登校のステージに入っていきます

また、彼の場合は受験という新たなハードルに挑まねばなりませんでした。

継続登校だけでも本来は難しいところです。
中学校に入ってから長い間、お休みしておりましたので、最初の方は学校に慣れるだけでも精一杯なところでしたが、彼自身も早く受験勉強を始めねばと思っていた所もあり、学校に戻って3週間後には塾の導入をしていきました。


塾の導入後、彼は学校でも塾でも家でも必死に受験勉強をこなしていきました。(学校では先生に学校の勉強以外に受験勉強をすることができるように学校説明時に配慮いただいていました。)

そうすることで、彼の成績はしっかり伸びていきました。

英語が苦手で伸び悩んだこともありましたが、数学と国語でその分しっかりとカバーしていくことができました。

受験前には、塾の先生に「キミはこの塾のホープだ」と言われるまでになりました。 
本人は照れくさそうに「そんな大げさな」とハニかんでいましたが



こうみると順風満帆に受験まで来たように見えますがやはりそう簡単にはいかない部分がありました

学校に行きながらの受験勉強だったので、学校の中で受験勉強をしていると、周りの子は内部進学に向けた勉強を重ねているため、そのことで友達と微妙に合わなくなってきました。また、どうしても家でも学校でも受験勉強をしその上で学校に通うというハードな生活を送っていたため授業中に寝てしまう事もしばしばあったようでした。学校の先生方は学校に来ている間は周りの友達と同じように対応して下さっていたので、そういったところを注意されることもあったようでした。

こういったことから、学校をお休みする日が何日かあったり、朝起きれずに模試をすっぽかしてしまったりすることがありました。その時にはカウンセラーがその都度入り、話をききつつ息抜きも適度にいれながら精神的なサポートを入れていき、彼もそれに答えてくれなんとか踏ん張ることができました。
公的機関などでは昼夜問わず、その日の状況次第ですぐに対応をするということは難しいです。私たちの復学支援の強みはここにあるのかもしれません。



こうした紆余曲折を経て彼は受験当日を迎えました。

受験当日の朝、私は彼に電話を入れました。

私 「どう?緊張してる?」

彼 「若干、緊張してます。でも、やることやってきたので大丈夫です」

私 「そうやね。頑張ってきてたのは俺も見てきた。あとは受けるだけだね。終わって後悔だけはしないように今までがんばった成果をぶつけておいで」

彼 「わかりました。いってきます」

と、このような会話をして彼は受験に向かいました。すごくはきはきとした良い返事でした。本当に後悔なく勉強してきたのだろうと感じることができました

受験終了後、彼は、親御さんに「全部出し切った。これで落ちてたらしょーがない」と言っていたそうです。ここまで本当によく頑張ったからこそのセリフだったと思います。



そして、合格発表当日を迎えました。

塾の先生からは「過去問の結果では落ちることはまずないだろう」と言われていましたが、この日ばかりは私もドキドキしながら結果を待っていました。

発表は通っている中学校に郵送するという事でした。
ですので、結果を知るには彼が帰ってこないことには分かりませんでした。
私は事務所でケータイを握りしめ、親御さんはおうちで固唾をのんで彼の帰りを待ちました。


彼は帰ってきて、

彼 「箸にも棒にもかからんかった」

母 「えっ?」

彼 「うそだって!合格やった!」

母 「もう心臓に悪いわ!おめでとう!」

という会話があったそうです。
彼の茶目っ気たっぷりですが確かにこれは心臓に悪いですね

その後は親子で喜びを分かち合い、彼はこれまでのことを振り返りながら「良かった。本当によかった。頑張ってきたかいがあった」と泣きながら言っていたそうです。



本当に彼はこの日までよく頑張りました。彼がここまで頑張ることができたことは、

・彼自身が受験に対して「絶対受かってやるんだ!」という強い気持ちを持っていた事。

・カウンセラーが定期的に入り、受験勉強のストレス、学校生活でのストレスを適度に抜いてやることができたこと。

・何より親御さんが子どもの為に変わらなくてはいけないと思い、時には厳しく親御さんを叱ることもありましたが、それでもめげずに私のアドバイスに耳を傾けついてきてくださったこと。

これらのことがあったからこそ彼が自分の力で高校という進路を獲得できたのだと私は思います。

この合格を受けて親御さんからこのようなメールをいただきました。
以下抜粋です、


子どもが不登校の間、子どもも私たち両親も真っ暗な闇にいて、もうどこにも出口がないように思っていました。

何が原因なのか、何をすればいいのか全くわからず、ただ一日一日が過ぎていきました。

そこでペアレンツキャンプに出会い、家庭教育を学び、時に厳しく指導され、時に励まされ、それでも進む方向が見えたことは本当に一筋の光を見たようでした。そうして指導を受けながら、あれよあれよという間に復学の日を迎えました。当日、先生と二人、朝ごはんを食べる様子が思い出され、涙が出ます。

その後は継続登校の支援を受けながら受験勉強の日々。

合格通知を見て、静かに涙を流す息子を見て、私も胸が一杯になりました。

辛い日々があったからこそ、喜びも大きかったです。

息子は本当に頑張ったと思います。

ここまで私たち親子を支えて下さり、一緒に喜んでくださった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。

もう二度とあんな思いは息子も私たち両親もしないように先生に指導されたことを忘れず、しっかり歩んでいきます。
本当にありがとうございました。


というメールをいただきました。



ここまで本当に親御さんも苦労をされました。それでも、息子のためにとお父さんは会社と掛け合って単身赴任をされていた先からお家に戻っていただき、お母さんもお仕事をしながら私の叱咤激励に全力で答えてくれました。

中学の卒業式がまだですが、これから彼は自分で勝ち取った進路である高校に通い、新しい生活が始まります。高校生活では不登校を乗り越えた経験、受験の時に得た経験を糧に、後悔のないように日々生活していってほしいと思います。



合格おめでとうございます





※あくまでひとつの事例です。個々のケースによって違います。またここでは書ききれない細かい対応の組み立てがたくさんあることもご理解の上でお読みいただき、参考にして頂ければ幸いです。






どんきー先生(佐藤博)


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parentscamp at 10:00|PermalinkTrackBack(0)mixiチェック 実際の復学事例 | どんきー先生の記事

2013年03月08日

不登校を乗り越え、さらなる高みへ 1

こんにちは


皆さん、ご無沙汰しております。どんきー先生(佐藤博)です


3月に入りやっと春らしい気候になってきましたねぇ。
私は季節の中でもこの過ごしやすい春が一番好きです。花粉症を持っていらっしゃる方には大変おつらい季節かと思いますが、、、
私は花粉症とは無縁ですのでこの安定した気候が過ごしやすいです

また、この季節は子どもたちにとっても新たな出発と旅立ちの時期になります。

小学6年生の子どもたちは小学校を卒業し中学生に、中学3年生の子どもたちは中学校を卒業し高校生に、他の子どもたちはクラス替えがあったり、担任の先生が変わったりと大きな環境変化がありますね。


特に中学三年生の子どもたちは受験という試練もあります。

私たちが支援をしている中学3年生の子どもたちはみんな第一志望の高校に受かったという連絡が寄せられています!

みなさんおめでとうございます!(本日現在で水野先生のクライエント様で一件合格発表待ちのクライエント様がいらっしゃるようです。合格しているようにスタッフ一同祈っております)

不登校を経験した子どもたちの受験は大変難しいものです。

というのも、まず、欠席日数が増えてしまっていることにより内申点で不利になる事があります。(もちろん学校によっては関係しないところもあります)

また、勉強面でも休んでいる間の遅れが出てきてしまう為、その分を取り返すために周りの子たちよりも受験勉強の負担が増えてしまうことが考えられます。

私たちの支援では、こういった不登校をしたことによる子どもたちの負担や問題を少しでも軽くしてやるために、訪問カウンセラーのサポートを入れ、勉強を教えるプロである塾や家庭教師の導入や志望校をどうするのかという進路ガイダンス、勉強が苦手でなかなか手を付けられない子に対してはお尻を叩いてやり、それでもなかなか受験に対して踏ん切りのつかない子に対しては教育コーチングを導入したりと、なんとか子どもたちが進路を獲得できるようにサポートしていきます。せっかく苦労をして笑顔で学校に戻ったのに、進路が獲得できないとかわいそうですからね。



さて、今回は私が問題解決支援コースの顧問カウンセラーとして担当し、そんな受験を乗り越え高校という進路を勝ち取ったお子さんの復学事例と受験までの奮闘、合格までの実例をご紹介したいと思います。


先週、私は彼と高校に合格してから初めて会いました。「合格しました」ととびっきりの笑顔で報告してくれました。

また、合格発表当日にはお母さんの前で涙ながらに「合格して本当によかった。がんばってよかった」と泣いていたそうです。本当によかった!




中学3年生    男子   (不登校からの復学)

※私たちの問題解決支援コースでは、基本的に中学3年生の復学支援はお受けしておりません。というのも進路獲得を保証することができないためです。今回のケースでは、親御さんに進路獲得を保証するものではないことをしっかりご理解いただき、お子さん自身が進路獲得のための基礎学力を身に付けているという判断があって支援をお受けいたしました。


【インテークカウンセリングによる親からの話】

(中3のGW頃)

中2の終わりごろに子ども自身が肺炎にかかり、二週間ほど休まざるを得ない状況に。

療養後、学校に行くも身内の不幸により、また休まざるを得ない状況に。

そこから「つかれた」といい、不登校に。しかし、一ヶ月後に一週間登校するもお休みが続く状態に。


親御さんの気持ちとしては・・・

「このまま休み続けてしまう事でその先の進路獲得ができないのではないか。

今であればまだ間に合うのではないかと思う。

スクールカウンセリングや小児科などで見てもらったが、なにも処置がなく「起立性調節障害」の診断を貰うだけでなにも解決しない。

何度か強引に学校に行かせようとするが、かえって反発を招き暴力に発展してしまい、このままどうなってしまうのか…と不安を感じていた。


そんな折に知り合いの親御さんからペアレンツキャンプの紹介を受け、私たちの家族療法の考え方を知り、今までの過干渉過保護な子育てがお子さんに合ってないことに気づきまた衝撃を受けた。
これから親も学び変わらなければならないと決意した。」



と、おっしゃられていました。



【本人の性格傾向】

自己肯定感が低い。(中学校に入ってから一気に成績が落ちてしまい自信を失くす)

我慢力が低い。(何事もすぐできないといってやらない)

他人にどう思われているか気になる。

プライドが高い。

中学生にしては考えが大人すぎる。


彼は学校に行ってた間に成績が急激に下がってしまい、学校の先生からも親からも「勉強しろ!」と言われ続けてきていたようです。
ただ、先生も親御さんも彼を心配しているからこそ声をかけ続けていってくださっていたはずです。

しかし、子どもにとってはその声掛けが自分は責められていると感じてしまい、肺炎で休んだことをきっかけに張りつめていたものがはじけてしまったようでした。

これは、親の思いと子どもの思いがすれ違ってしまったことが大きく関わっているように思われました。

となれば、私たちの支援では、家族療法によりまずは親と子の関わり方を変えていっていただく事から始めていきます。


というのも、復学してからの継続登校のステージに入ってからのことを考えると家族療法が浸透していなければ、また同じように子どもが不安定になってしまう事がやはり多いためです。

しかし、このケースでは将来の進路獲得の事を考えた場合、家族療法をしっかり浸透させていく時間はありませんでした。

ですので、例外的にダイレクトアプローチの組み立てだけを中心に行い、支援をはじめて一ヶ月後には私たちカウンセラーが介入し彼と家の中で直接話をすることになりました。





いよいよ、登校刺激に向かいました。

今回は諸事情により私とルル先生が訪問カウンセラーとして伺い、水野先生に初回の登校刺激をお願いしました。

登校刺激前の状況では、復学する事はもちろん、彼は中高一貫校に通っていたのですが成績の方が一年生の頃から悪かったという事があり、内部進学を目指すのか、学校にお世話になりながら外部受験をして別の高校に進学する為に受験勉強をしていくのか、も考えないといけない状況でした。


どちらにしても彼にとっていばらの道になるだろうことは想定されました。




その上で、登校刺激をしたところ彼が話をしたことは

・学校に行かなくちゃいけないことはわかっている。

・学校に行けなくなったきっかけは自分でもわからない。

・友達がどう思われているかが気になる。

・外部受験をしたい。
            
というようなことを水野先生に訴えたようです。


これを受けて私たち訪問カウンセラーと彼で復学する為には何が必要かを相談し組み立てていきました。

その相談の中でも彼は素直に受け答えをし、私たちが提示していくものの中から自分にとって必要なもの不必要なものを今の自分の状況を冷静に分析して判断していました。
その判断は私たちも納得のいくものばかりで彼なりに不登校になってしまってどうすべきかを今まで考えていたんだろうという事がよく分かりました。
組み立ては滞りなく進めることができました。

外部受験をするということについては成績が内部進学するには足りていないことを自分で把握しており、ここから取り戻すことは難しいと彼自身が判断していました。(後日私たちの方で学校の先生に確認したところその通りでした)
私たちはその判断を尊重して組み立てをしました。


その後は、水野先生による家族関係の再構築をしていただきました。そこでは、

・親の思いと子の思いがすれ違ってしまっていたこと。

・親も子も休んでしまっていた間はつらかったこと。

・これからは一旦リセットしてお互いに前を向いてがんばっていくこと

を親子で共有することができました。


再構築のところでは親と子お互いに涙ながらに本音の部分を話すことができたことで彼の心の中でモヤモヤしていたものが晴れたようでした。
その後は笑顔も見られ、最後には水野先生に深々と頭を下げて「ありがとうございました」と言ってました。


彼は最近になってこの日のことを振り返ることがあったようです。その中で彼は親御さんに対して「助かったと思った」と話をしていたそうです。

どれだけ彼が不登校している自分に対して悩み苦しんでいたのかがわかる一言でした。そんな彼にこの日の登校刺激は「こうすればいいんだ」という道を指し示してやることが出来たと思います。



それ以降、子どもと一緒に決めた復学日まで私たちカウンセラーと二人三脚で復学に向けて準備をしていきました。

学校に行きながら外部受験をするためには学校の先生方のご協力は必要不可欠だったため、復学支援の概要のご説明とともに、学校に行きながら外部受験をするためのご配慮をお願いしました。

そして、彼は友達にどう思われているかを気にしていたので担任の先生に家庭訪問をしていただきクラスの雰囲気を彼本人に先生の口からご説明して頂きました。

こうした復学準備の行事をこなしていき、復学準備期間はあっという間に過ぎていきました。


そして、登校日当日。

彼は眠い目をこすりながらも時間通りに起きて、さっと着替えをすまし、時間通りに「いってきます!」と学校に向かいました。

登校の道中は誰かに会うかもとソワソワしていましたが、足取りは止まることなく、しっかりと学校までの道のりを一歩一歩確実に歩を進めていました。

学校に到着すると彼は黙って私たちの方を振り返り、お辞儀をして校舎に消えて行きました。
彼なりの感謝の意だったのだと思います。


親御さんと支援前の状況、支援開始後の状況を振り返り、「学校に戻ることが彼にとって一番の選択だったんだ」と再確認し、喜びを分かち合いました。

こうして彼は学校に戻っていきました。支援を受けてから2か月半後のことでした。

ここまでの彼のがんばり、親御さんのがんばり、カウンセラーの支え、水野先生の初回の最も繊細な対応によるふんぎり、すべてがこの日に報われたような気がしました


今回はここまでとさせて頂きます。また次回、続きをアップしますね




     どんきー先生(佐藤博)





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