親の学校!ぶにん先生のカウンセリングルーム

不登校(登校拒否)や五月雨登校、母子登校などの解決を目指して! ここは「親が変われば子も変わる」をスローガンに掲げる親の学校です。 カウンセラーが綴るカウンセリング理論や最新の子育て論など情報満載。 ブログ開設8年(2008年開設)で発信し続けた情報は子育てで悩む多くの親御さんたちに元気をおすそわけしてきました。   子どもの問題行動予防のための家族療法(家庭教育支援法)についても随時情報公開中!一般社団法人 家庭教育支援センター ペアレンツキャンプの家庭教育カウンセラーが行雲流水にお伝えします。

2012年06月

2012年06月20日

外ヅラと家ヅラ

台風4号があっという間に通り抜け、どこかに行ってしまいました。

今日も全国各地の親御さんと電話でお話をしましたが、勝手な印象ですが、大阪周辺の方は単にテンションが上がり、首都圏周辺の人は過剰に情報を摂取して慌てるというイメージです。大阪と首都圏以外の方は比較的的、事実を冷静に受け止めて対処されているように思えます
いろいろな地域性があるものです。


さて、今日は思春期の子どもの様子を分析する上で私が良くする話。


思春期になると、子どもは家庭内とそれ以外で「自分」を使い分けることを覚え始めます。もちろん小学生の低学年でも使い分けはしますが、思春期になるとよりその傾向が洗練されるということですね。

家庭教育支援の御相談の中でよくあるのが


「ウチの子は幼い気がします。しかもルーズです。こんなので大丈夫なのでしょうか?」


というものがあります。
確かに家庭内の様子だけを分析しているとちょっと幼いかなと思う面もあります。
でも、よく考えてほしいのです。幼いと感じる根拠を。


多くの方は幼いと感じる根拠として「ほかの同学年の子どもたち」との比較を挙げられます。

具体的には・・・

お隣のA君は毎日、顔を合わせれば元気に挨拶をしてくれるし、ゴミ拾いをしてたら手伝ってくれたりします。でもウチの子は起きてきても挨拶もしないし、家ではごみを散らかし放題。なんでウチの子は・・・と考えたり、ウチの子は中1にもなって足の爪を切ってくれなんて言うんです。幼すぎです!というご相談。

幼いという根拠が他の子どもとの比較であるとすれば、比較の仕方がフェアじゃないということが考えられるのです。つまり、我が子の「家ヅラ」とよその子の「外ヅラ」を比較してしまっているわけですね。

思春期になると、2つの顔を使い分けていきます。
その差に驚かれる親御さんも少なくないことでしょう。だからこそ、その比較が「家ヅラ」と「外ヅラ」であればその差異が大きく、多くの親御さんが「まったくウチの子は・・・」と不足不満に思いがちです。


案外、しっかりしたように見えるような他のウチの子も家の中ではルーズであったり、言葉遣いも荒いかもしれません。逆に我が子もウチではルーズな面や幼い面を見せていたとしても、外ではしっかりとしているのかもしれませんよ。
家では手も洗わないしうがいもしない、ご飯を作っても頂きますとも言わないのに、よその家にいったら手を洗ってうがいをしたうえで

「おばさんおいしいお菓子をありがとう!頂きます!」
「いやぁおいしいお菓子でした。おばさんの作るお菓子は職人並です!」

とか言ってるかもしれません。わかりませんけどね・・・


つまり、思春期になると家ヅラと外ヅラの使い分けが顕著になること、家で幼くルーズでも外では案外しっかりしているケースが多いことを親御さんは頭に入れておいた方が余裕のある家庭教育の対応ができるのではないかということです。

逆に本来、子どもにとっての安住の地である家庭内でも「外ヅラ」を使わないといけない状況の方が大きな問題が潜んでいるのではないかと私は分析することがあります


家で、親に見せる姿は、彼・彼女らの一番ルーズで幼い姿なんだということを念頭に入れてみてやりましょうね。


 ぶにん先生(水野達朗)





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2012年06月15日

叱ると怒る

暑くなってきました 

今、私は大阪の事務所で蒸し暑さと闘いながら電話カウンセリングと家庭ノートチェックをしています
冷房をつけたいけれど「節電のために7月までは我慢だ!」とスタッフに私が言っている以上、つけられないんです・・・
でも今日は、ほかのスタッフは訪問カウンセリングの現場に出ていたり、お休みだったりするので私一人だけです。ちょろっとだけつけようかな・・・



さて、今日は子どもを「叱る」ということについて。




家庭教育支援の中で私は「叱る」と「怒る」を明確に区別して親御さんにアドバイスをしています


簡単に言えば叱るというのは「子どものため」。怒るというのは「自分のため」と説明しています。


子どもへの対応を進める際に親が怒りの感情に支配されてしまう状態で対応すると、その内容が気まぐれなもので筋が通っていなかったり、冷静ではないため親が子どもの感情を読み取れなかったりすることがあります。親の性格次第では手を出さなくていい場面にもかかわらず手を出してしまうことも少なくありません。

叱る対応とは、あくまで親は冷静。

そして事前に対応の筋道を立てて対応をします。私は家庭教育の場においては「怒る」よりも「叱る」ことがメインであり、「怒る」のは状況判断次第で親の本気度を示さないといけないときのみそのような指示を出します。



子どもを叱るとき、子どもの気持ちを考えずに親の都合や価値観を押し付けているだけになることは避けたいところです。

子どもは親とは別の人格であり、子どもにはそれぞれの思いや考えがあります。

叱る対応をする際には、「本当にこれは叱ることなのか?」をまず考えてほしいです。
もちろんPCMに当てはめて考えるのもいいでしょう。叱らなくていい場面では「共感」なのか「意思確認」なのか「悲しい対応」などほかの選択肢もたくさんあります。

子どもの自立心や社会性を伸ばすことを目標にしているわけであり、叱ることが目標ではないはずです。ですので叱らなくていい場面では叱らずにできる対応を選択する。叱らないといけない場面では「怒る」のではなく「叱る」。そして最終手段として親の本気度を示さないといけない場面では「怒る」ことが大切なことかと思います



皆さんは親としてそれらの選択がうまくできているでしょうか?


  ぶにん先生(水野達朗)





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2012年06月06日

母子依存からの母子分離

本日はルル先生こと家庭教育アドバイザーの森田がブログを書いていきますので、よろしくお願いいたします


ここ最近日中の気温がグッと高くなってきました。日陰はまだ涼しいので如何に日に当たらず歩けるかなんて考えながら私は過ごしています。これからの暑さにバテないようにしていきたいですね


さて、今日は 『 母子依存からの母子分離 』 についてお話しさせていただきます。

母子依存というのは簡単に説明すると、子どもがお母さんに対する依存心・依頼心が強い状態を指します。
家の中では子どもがどこへ行くにもお母さんと一緒でなければ不安がる、ゲーム等の遊びをする時やごはん、おやつを食べる時、何かを決める時(服や友達と遊ぶ時間)にお母さんに指示を仰いだりすることが一部の例として挙げられます。

私のクライエントさんには母子依存で悩まれている方は多くいらっしゃいます。

母子依存で悩まれているご家庭の例を見ると「親の問題と子の問題を分けて考える・先回りして子の経験を奪わない」というPCMの基本の柱を支援初期の段階ではうまく実践できていな親御さんが少なくないです
たとえば、小学校低学年のお子さんがいるご家庭で、子どもが時間割をしないので親がやるよう促している・忘れ物をしないようにいつも注意しているという対応をされていることがあります。

このような対応を子育ての中で続けると一体子どもはどうなるか?

自分で考えて動いた経験、忘れ物をしたときに困ったり先生から怒られた経験をしなかった子は、親が傍にいて助言をしてくれないと動けない人になってしまう恐れがあると考えられています。実際に小学校低学年の母子依存で悩まれている私が担当している家庭教育支援コースのクライエントさんのお子さんは


「ママ、どうしたらいい?」

「ママ、今日何着たらいい?」

「ママ、トイレに行くからついてきて



という発言をしていることが多く、何でもお母さんを頼ってきます

このような状態でいると、学校ではお母さんのようにいつも手を差し伸べてくれる人はいませんから

「学校はママがいないから嫌だな…」

となり、行き渋りや母子登校に発展してしまっているご家庭もありました。
親は子どもより何年も先を生きているわけですから、子どもを困らせる要因や、諸々の障害を取り除いてあげようとしてしまいます。愛情深いお母さんほど、イライラしながら良かれと思ってそのような対応をされているように感じられます。もちろん、これが全て良くない事とは言いませんが度が過ぎる手助けは子の成長を邪魔することに繋がりかねませんし、今回のテーマであるお母さんに依存してしまう傾向を助長してしまう恐れもあるのではないかと考えられています。

もう小学生になったのだから少しずつ自分で出来ることは自分でさせてあげたほうが長い目で見れば子どものためだと思います沢山失敗をさせてほしいですし、失敗の中から学んだことは親御さん自身も多かったのではないでしょうか

先ほどの時間割について、私のクライエントさんにアドバイスをする中でこんなエピソードがありました。
小学校低学年の男の子は自分で時間割をしようとしません毎日お母さんを頼っていました。お母さんは毎晩、時間割を一緒に合わせていましたが、そうする中でさらにお母さんに甘えるようになってしまっている状況でした。

あるときから、「時間割をしなさい」と親が言わなくなったことで、子どもは朝になり慌てて時間割をした経験が嫌で前日の夜にするようになったり、全く時間割をせずに学校へ行って、困る経験をすることにより自分で時間割をするようになりました


時間割は誰のためにするものか

できずに困るのは誰なのか



最初は意識して親発信を控えていくことが思いのほか大変だったとお母さんはお電話で話されていました。

また、過干渉を控え、心配になっても子どもの問題には口を挟まずある程度見守ることで母子分離を目指し、母子登校から子どもだけで登校班登校をするまでに早期改善を果たしたケースがありました
もちろん、子どもの気持ちを汲んで共感したり母子登校は親としては辛いのだ、というアイメッセージを伝えたりと多くの対応をしていただきましたが親御さんの頑張りと子どもの成長が早期復学に繋がったケースだといえます。
今ではママ〜と呼ぶ頻度も激減して3ヶ月ほどで自立心が芽生えてきているとノートを見ていて私は感じます

まずは、親が子どもの失敗する経験を横取りせずに子にきっちりと体験させてあげること
これが母子分離には必要だと思います。


ルル





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